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写真をやめる人は、みんな同じ理由でやめていく。

正直、昔の私は「上手くなること」しか
見てなかったんですよね。

誰よりもいい写真撮りたいし、
誰よりも評価されたいし、
できればちょっとでもすごいって思われたい。

今振り返ると、まあまあ欲張りでした。笑

でも当時はそれが普通で、
むしろそれぐらいじゃないとダメだと思ってた。

だから毎回の撮影も、
「今日いいの撮れたか」
「前より上手くなってるか」

ここばっかり見てたんですよね。

で、うまく撮れなかった日は、普通に落ち込む。
「あー今日ダメだったな」って。
ちょっと反応悪いだけで、
「あ、自分センスないのかな」ってなる。
今思うと、なかなかしんどい撮り方してたなって思います。

でも、あるとき気づいたんですよ。
全然うまく撮れてるわけじゃないのに、
ずっと楽しそうに撮ってる人がいるなって。


しかもそういう人に限って、
長く続けてる。

別にバズってるわけでもないし、
誰かと比べてる感じもない。

でも、ずっと撮ってる。

あれ、なんなんだろうなって思ったんですよね。
で、ちょっと観察してたら、シンプルでした。

その人たち、
「続ける理由」を持ってたんですよ。

上手くなるためじゃなくて、
好きだから撮ってる。
この場所が好きだから来てる。
この時間が好きだからカメラ持ってる。

理由がめちゃくちゃシンプルで、
でも強い。

で、そのときに思ったんですよね。
「あ、これ勝てないな」って。

技術とかじゃなくて、
根っこの部分で負けてる感じ。


そこからちょっとずつ、考え方が変わりました。
もちろん、上手くなりたい気持ちは消えてないです。

今でもあります。
でもそれが全部じゃなくなった。

今日はいいの撮れなかったなって日でも、
「あの光ちょっと良かったな」とか
「あの空気感、好きだったな」とか

そういう小さいことをちゃんと拾えるようになった。

これができるようになってから、
写真、めちゃくちゃ楽になりました。
というか、やっと楽しくなったって感じです。


あとこれ、結構リアルな話なんですけど、
「もうやめようかな」って思ったこと、
普通にあります。


やる気出ないし、
撮っても楽しくないし、
なんか全部中途半端に感じる時期。

あれ、だいたい来ます。
でも不思議なことに、
少し時間空けると、
またカメラ持ってるんですよね。

別に誰に言われたわけでもないのに。
「あ、やっぱり撮りたいな」ってなる。
これ、今思うと答えだったなって思ってます。

上手くなりたいからじゃなくて、
自分にとって必要だったんですよね。
この時間が。


だから続いてた。
もし「上手くなること」だけが理由だったら、
多分どこかで折れてたと思います。

だって、ずっと上手くいくわけじゃないので。
むしろうまくいかない日の方が多いです。笑

でも、続ける理由があると、
その日すら意味が出てくる。
ここが大きい。


で、もう一つ思うのが、
続けてる人って、やっぱり強いです。
技術じゃなくて、耐久力の話。
うまいかどうかより、
どれだけその時間を積み重ねてきたか。


ここで結構差がつく。
その積み重ねって、
別にすごいことじゃなくて、
ただ「やめなかった」ってだけなんですよね。

でも、それが一番難しい。
だから価値がある。

最近は、
誰かに見せるためというより、
自分がちょっとでも満足できたらOKって
思うようにしてます。

それだけで、シャッター切る理由としては十分だなって。
なんかうまく撮れたとかじゃなくて、
「あ、この瞬間ちょっと良かったな」って思えたら、
それでいい。


その積み重ねが、
あとからちゃんと形になっていく気がしてます。

ここまで来て思うのは、
写真って、上手くなるためのものでもあるけど、
それ以上に、自分とちゃんと向き合うための
ものなんだなってことです。


調子いい日もあれば、
全然ダメな日もあるし、
でもそれ全部含めて、
ちゃんと自分の状態が写真に出る。

だから続けてると、
写真が変わるというより、
自分の見え方が変わっていく。

これが一番面白いところかもしれないです。

だからもし今、
ちょっとしんどくなってる人がいたら、
無理に上手くなろうとしなくていいと思います。

一回立ち止まってもいいし、
撮らない日があってもいい。

でも、
「また撮りたいな」って思えたら、
それだけで十分です。

それがある限りちゃんと続いていくので。
そしてその先に、上手くなるとかじゃなくて、
もっと深いところで、
写真が好きになる瞬間が来ると思います。


これ、ちゃんと来ます。
時間かかるだけで。笑
だから焦らなくて大丈夫です。

上手くなることも大事だけど、
それ以上に、なんで続けてるのか。
ここを見失わなければ、
写真はずっと楽しいまま続いていきます。

多分、写真をやめていく人って、
同じところでつまずいてるんだと思います。

上手くなることだけを理由にしてしまったとき。
そこを越えられるかどうかで、
続くかどうかが決まる。


でも逆に言えば、
続ける理由を持てた人は、
ちゃんと戻ってこれる。


だからもし今ちょっとしんどくなってたら、
一回だけでいいので考えてみてほしいです。

「なんで自分、カメラ持ってるんだっけって。」

その答えがある限り、
写真はちゃんと続いていきます。

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