【英語学習】なんで「a noise」って言うの?──数えられるの?のモヤモヤから考える

英語の授業で教えていて、気になったことがある。

Don’t make a noise.

あれ……?
noise って「騒音」でしょ?
「数えられない名詞(不可算)」じゃないのか…?
なんで “a” がついてるの?

ということがあったので、
今回は、「a noise」という表現から見えてくる、英語の奥深さに迫ってみたい。

「a」がついてるってことは、数えられるの?

まず基本のルールをおさらい。

英語では、“a” がつく名詞は「数えられるもの(可算名詞)」。
でも “noise” はたいていこう使われる:
• I hate noise.(騒音が嫌い)
• There was too much noise.(うるさすぎた)

どちらも “a” はついていない。つまり、数えない使い方。

それなのに──
• Don’t make a noise.
• I heard a strange noise.

……なぜか “a” が登場する。

この違い、なんなんだろう?

実は「noise」は、どっちでもいける名詞

答えは意外とシンプル。

noise は「基本は不可算」だけど、「可算」として使える場面もある。

つまり、状況次第で “a noise” もアリ。
両方の顔をもつ名詞だったんです。

「a」がつくとき、つかないときの違い

• a noise:特定のひとつの音(単発)
• noise(無冠詞):騒音全体、うるささ(抽象)

たとえば:
• The baby made a noise.
 → 赤ちゃんが「ひとつの音」を立てた
• The kids made too much noise.
 → 子どもたちが「ずっとうるさい状態」にあった

“noise” の中身が「具体」「抽象」かで、冠詞が変わるイメージ。

「noises」になるとどうなる?

もちろん、複数形の noises もアリ。
• I heard strange noises from upstairs.
 (上の階から変な音がいくつも聞こえた)

このときの “noises” は、種類の違う音が複数あったということ。
つまり、音を「数える」感覚がちゃんとあるわけです。

ちなみに「音」だけじゃない

実は “noise” は「音」以外にも使われる。

• make noises about ~
 → 〜する意図をほのめかす

 例:The company is making noises about downsizing.
(同社は人員削減を検討しているとの噂が流れている。)

• make encouraging noises
 → (うわべだけ)励ますようなことを言う

 例:He made all the right noises in the meeting.
(彼は会議で適切な発言をした。)

ここまでくるともう「音」というより「うわべの発言」=“雑音的な言葉”。
英語の「noise」って、ほんとに幅が広い。

おわりに:違和感は学びのスタート

• noise って不可算じゃなかったっけ?
• なのに “a noise” があるのはなぜ?
• 複数形 “noises” も使われるの?

こういう“なんで?”の感覚は、学びの原点。
違和感を放っておかないことが、語感を磨く第一歩。

「“a noise” ってなんか変じゃね?」
そんな小さな疑問から、英語の面白さはどんどん見えてくる。


📚 参考:
• 『ウィズダム英和辞典』
• 『ジーニアス英和辞典』
• Oxford Learner’s Dictionary


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