【伝統文化:藍染め】発酵と日本酒が必要 ⁈
こんばんは、食彩アドコムです。
現在放映中のNHK大河ドラマ「青天を衝け」を見ていると、藍染めの行程がでてきますが、その大変さに驚くとともに発酵と日本酒も関わってたんですね。
そもそも藍染めって日本の代表的な色として、サッカー日本代表の色「ジャパンブルー」「サムライブルー」で親しみがありますよね。
では、藍色について調べてみましたのでどうぞ。
ジャパンブルーという言葉
ジャパンブルーは、新幹線に見られるような「日本の国土を象徴する綺麗な海と澄んだ空の色」からついた言葉と思ってたのですが、下記のように古くは1875年には英国人が明治時代の日本では街が深く鮮やかな藍色で溢れていて既に名付けていたようですね。
この素敵な藍色も、植物を手間暇かけた日本独自の発酵技術で染めていくという業というから驚きです。
大河ドラマは、忠実に当時の様子を描いているようです。
明治八年(1875)、明治政府の招きで来日した英国人科学者ロバート・アトキンソンは、当時の日本の街々が「藍染の青」で溢れていることに触れて『藍の説』という一文の中で、この藍色を「ジャパン・ブルー」と呼び、
明治二十三年(1890)に、日本の土を踏んだラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もまた、「藍染の青」に心打たれ、多くの著書に藍色を興奮気味に記している。
藍の美しさ
「藍」とひとことで言っても、「藍四十八色」といわれるほど多様な「藍色」があります。
それは、発酵技術を使い様々な微妙なものが青の色に深みを与え、それを美しいと感じる。そう日本人が感じるのは、さまざまな微生物が醸し出す発酵食品と同様、一期一会からくる特有の感性からくるのでしょう。
藍染めの行程(インディゴの抽出)
タデ科の藍は、青い染料が採れる植物。
まずは、その藍の葉を刈り取って茎と葉を選別して葉だけ取り出します。
取り出した藍の葉を、天日で十分に乾燥させ保存します(藍粉成し)。
もともと「藍の葉」は緑いろ、水に溶かしても青色はでないためそのままでは染料にならないため、植物から青くなる色素の成分(インディゴ)抽出が必要。
その抽出には、藍の葉に寄生する菌(藍還元菌)を発酵させることにより、発生した酵素がインディゴを水溶性に変えるため、染色が可能となるというのです(藍建て)。
藍染めの行程(すくもづくり)
染色するための作業は、約100日かけて乾燥した藍の葉を堆積して潅水(かんすい)しながら、濡れムラなく藍の葉を混ぜるための「切り返し」作業を、5~7日毎に15~20回くり返して自然発酵、黒褐色の固形物にしていきます。
雑菌の少ない、寒の時期の水を使って仕上げを行うという藍染め師の伝統的な製法で、「すくも」という染料のもとが出来あがります。
大河ドラマでも出てきましたよね。
藍染めの行程(最終工程)
藍甕(あいがめ、藍汁をためておくかめ)に、すくも、木灰汁(アルカリ液)、石灰(もしくは貝灰)、日本酒などと共に発酵させ、その液の中で何度も染め重ねるという技法。
四季のある日本で、一年中藍染めができるように考え出された、日本独自の技術。
この技法で染めるには、気の遠くなるような手間と時間がかかり、藍の機嫌をうかがいながら常に調整していくという職人技も必要とされるといいます。
染め液の中に布を入れて引き上げると最初は茶色っぽく、そして鮮やかなグリーンを帯びた藍色に。水洗いすることにより美しい青色があらわれ、染め重ねると深い色になっていくそうです。
藍の効能
藍には、解毒、解熱、毒虫刺され、抗菌作用、防虫、防腐、防臭、防炎、保温、保湿、紫外線遮蔽など、さまざなまな効能があります。
藍の布は強く、燃えにくく、保温性にもすぐれていることから、昔から道中着や火消しの半纏(はんてん)などに広く用いられてきました。
蚊帳(かや)、手拭(てぬぐい)などの日用品にも多く用いられていたのも、そんな藍の力からだといいます。
また、化学薬品を一切使用していないことから、赤ちゃんの産着として、小さな子どものアトピー性皮膚炎の予防・緩和から使われてきたといいます。
(参考文献:徳島県、株式会社良品計画、麻布御箪笥町倶楽部、ISSO、のHPより一部引用)
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