【書評】国宝(下)
どもー!しょぽさんです。
おそらく今年、最後になるであろう小説の投稿です。📚
読んだのは、吉田修一さんの『国宝』。

2025年8月10日第16刷発行
上下巻あわせて、読み終えるまでに約2ヶ月、
時間はかかりましたが無事に読了しました✨
語り口調の文体がとても印象的で、さらに歌舞伎という、普段あまり馴染みのない世界や言葉独特の言い回しも多く、正直「ちょっと頑張って読んだな」という感覚もあります。
やや、小説上級者向けかな?
でも、その分、読み進めるほどに深く引き込まれていきました。
主人公は、人間国宝となった喜久雄。
「彼の地位は、家族や親友、そしてさまざまな
大切なものを犠牲にした上に成り立っている」
そんな描かれ方もされていました。
もちろん僕は何者でもないのですが、
それでも、読みながら僕自身の人生をふと振り返ってしまう場面がありました🍃
何を選び、何を手放してきたのか——そんな問いを、静かに投げかけられるような小説です。
僕は、映画『国宝』は、まだ観ていません🎬
映像としての美しさは、きっと圧倒的なのだと思います。
ただ、小説には「言葉でしか表現できない世界」、そして「言葉だからこそ想像できる余白」があるのではないかな、とも感じました。
上下二冊を通して、歌舞伎という世界や立女形の美しさ、妖艶さを、自分なりのイメージで思い描けたことは、読書ならではの楽しみだったように思います🌸
静かに余韻が残る一冊でした📖✨
ですからどうぞ、読んでやってくださいまし。
