見出し画像

【書評】エンド・オブ・ライフ 佐々涼子

どもーっ。しょぽさんです。

今回の書評は、これ。約4年ぶりの再読です。
(前回読了:2022年4月10日。ブクログ記録)

2020年2月10日第1刷発行
2020年11月10日第4刷発行

ノンフィクションライター佐々涼子さんによる在宅看護の現場への密着取材をもとにした終末期医療の記録です。

京都にある「渡辺西賀茂診療所」の医師・看護師・ヘルパーの皆さんが、癌など重篤な病気の患者さんと真摯に向き合う姿、そして数多くの看取りの場面が克明に描かれています。

「残りの時間」が少なくなった方たちが、最後の力を振り絞って家族と潮干狩りに出かけたり
ディズニーランドで思い出をつくる。

そしてまもなく旅立っていく。

医学的には自宅で療養に専念した方が、数日でも命が延びるという見方もあると思います。

でも彼ら・彼女たちは、それを選ばない。

残された時間を惜しむように、家族に思い出を残そうと、まさに命を削って大切な人との時間を過ごすことを選びます✨「プレゼント」を渡すのです。

印象的な看取りの場面がありました。

家族や親族へたくさんの「プレゼント」を贈った女性が旅立ったとき、その場にいた人たちから次々と拍手が湧き起こった

参考:エンド・オブ・ライフ

そんな場面も綴られていて、その女性の生き様
を見た気がしました。

また、本書の「主人公」ともいえる森山文則さんを始め渡辺西賀茂診療所のスタッフの皆さんには、仕事を超越して患者と向き合うその姿に、尊敬の気持ちでいっぱいになりました。


人はいつか必ず死にます。

いざ、愛する人と別れを告げるとき、
自分はどんな気持ちになるのか。

どう在りたいのか。

どう命を閉じるのか。

この本は、そのことを静かに、でも深く考えさせてくれます🌿


うまく言葉にできないのですが、
佐々さんが「あとがき」に書いていたように

行きたい場所に行き
会いたい人に会い
食べたいものを食べ
自分の体を大切にする

引用:エンド・オブ・ライフ

人生後半戦を迎えた今を生きる僕たちには、シンプルだけど、このことが何より大切なのかなぁと思いました。

1日1日、与えられた命を、丁寧に使っていきたいと思いました🌸​​​​​​​​​​​​​​​​

#終末期医療
#在宅看護
#在宅介護
#エンドオブライフ
#佐々涼子
#渡辺西賀茂診療所
#看取り
#命の閉じ方
#死と向き合う
#ノンフィクション
#エンジェルフライト
#本屋大賞2020年
#ノンフィクション本大賞

いいなと思ったら応援しよう!