僕がホームランを狙う理由
僕のバッティングにおいての座右の銘は”ホームラン命”である。このワード”ホームラン命”は僕が作ったものだ。
“ホームラン命”とはその名の通りホームランを狙ってバッティングをするというもの。”命”と名乗るほどなのでホームラン”のみ”を狙うのだ。
僕がホームランにこだわるのには理由がある。
1つは、シンプルに僕のなりたい打者像がホームランバッターだからだ。僕は愛知県出身で幼い頃から中日ドラゴンズを見て育ってきた。小学生の頃、中日ドラゴンズにはとてつもない飛距離を誇る怪物がいた。その名も "トニ・ブランコ” である。僕よりも上の世代の人はみんなこの男の存在を知っているだろう。(僕は今22歳です) あのドデカイナゴヤドームの天井に唯一打球をぶつけた魅力たっぷりの強打者だ。僕は彼のバッティングのとりこになっていた。家ではブランコのスイングの真似ばかりしていた。構えたときに指をトランペット奏者の様に動かす独特な動きを特に完コピしていた。

2つ目は、MLBはホームランを打てる打者を求めるからだ。MLBでは長打力と出塁率が求められる。専門用語で言うと”OPS"(On Base Plus Slugging)である。OPSが重視される理由はOPSが高いことが得点に直結するからである。日本ではまだまだ打率に重きを置くことが多いと思う。僕が小さい頃は毎朝新聞でプロ野球の成績を確認していた。そこにはその日の結果と打率、ホームラン数のみが書かれていた。(僕の家はスポーツ新聞をとっていなかったので他のお宅の新聞にはOPSが載っていたかもしれません)もちろん、小学生の僕はOPSの存在すら知らなかった。高校3年生の途中でやっと知ったくらいだったと思う。今でも野球をやっていてもOPSを知らない人は多いんじゃないかな。目指している選手像、求められてる選手像が違えば、日本とアメリカで野球が全然違うのも納得である。
3つ目は、ホームランを狙った方がヒットも増えるからだ。(あくまで僕の場合です)僕はホームランのミスショットがヒットという考えだ。ボールを思い切りカチ上げるように振る。ボールの真ん中から下にバットが当たればボールに角度が付く。たとえボールの上を叩いてしまってもボールはドライブ回転になる。これもあくまで僕の感覚だが、内野手である僕からするとドライブのかかった打球はなかなか打球が死なないのと、とにかく捕りにくい。
多くの人はホームランを狙うと率が下がる、三振が多くなると言うがその中のほとんどが真剣にホームランを狙ってスイングを考えたことのない人であろう。ホームランを狙っていて周りから「率が下がるから小さく、コンパクトにセンター返しだ」みたいなことを言われたら無視をするべきだ。あなたの野球人生だ。コンパクトにセンター返しを狙って、中途半端な打球速度の内野ゴロ併殺打を打ち続けるのか?真剣にホームランを求めてスイングを考えればただの適当な大振りからだんだんと中身のあるスイングになってくる。
僕の人生で1番好きで熱中しているものは野球である。そして野球の中で1番好きなことがバッティングである。そしてそのバッティングで何がしたいかというと”ホームランを打ちたい”のだ。これだけは僕の人生で譲れない。誰かの一言で簡単に変わるものではない。これは僕の夢であり、目標、そして欲である。好きなことでトップになる、MLBで活躍したい。夢や目標に細かい理由や論理性はいらない。身長が170cmしかないとか、才能がないとか、そんなのは知らない。諦めた人間どものための言葉だ。
そう、”ホームラン命”である。
