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cocoro_no_koe
感情は、本人のもの
凪良ゆうさんにすっかりはまって、
気づけば『わたしの美しい庭』で5冊め。
続きを追いかけるというより、
ページをめくるたびに、少しずつ眠くなっていく感じ。
それでも最後の
「わたしの美しい庭 II」 で描かれる
百音ちゃんと統理のやりとりが、静かに胸に残りました。
両親がいないことを、
勝手に「かわいそう」と決めつけられることへの違和感。
でも、「かわいそうじゃない」と言えば言うほど、
その枠の中に閉じ込められてしまう気がして、
言葉にできなかった百音ちゃん。
「優しくされたのに、嫌な気持ちになるなんて間違ってるのかな?」
そう問いかける百音ちゃんに、
統理が返した一言。
「間違ってない。百音の感情は百音だけのものだ。」
こういう大人が、そばに一人でもいてくれたら、
人はずいぶん息がしやすくなるのかもしれません。
「同じだから仲良くしよう」よりも、
「違うけれど、認め合おう」。
事実はひとつでも、
受け取り方――解釈は、いくつもある。
誰かの解釈に飲み込まれなくていいし、
自分の解釈を、そっと持っていてもいい。
「それはあなたの見え方なんだね。
でも、私の見え方はこうなんだ。」
そう思えるだけで、
人との距離も、心の重さも、少し変わる気がします。
体調が万全じゃなかったせいか、
読みながら何度も眠くなってしまったけれど、
それも含めて、
また時間を置いて読み返したい一冊でした。
静かに出会えて、
ちょっとラッキーだったな、と思える本。
──
断ち切りたい「解釈」、あなたにはありますか。
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