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『修証義』を読む①

こんにちは。noteの更新遅くなってしまって、すみません。
7月のバーチャル坐禅会のテーマは「『修証義』を読む」
『修証義』というお経の解説をさせていただきました。

どんなお経

曹洞宗にはたくさんのお経があります。『修証義』は全国のお寺で法事などでもよく読まれるとても有名なお経です。明治時代にできたお経で現代の日本語に近い言葉で書かれているのでわかりやすく親しみやすいお経です。

禅宗では教えの根本的な部分を「教外別伝 不立文字」などといっている所もあり(真理は言葉で表せない)、日常的にお説教などをする伝統は無かったが、教団の近代化などにより檀信徒に何を説くべきかが書かれた聖典が必要になりました。

曹洞宗の開祖の道元禅師が著した『正法眼蔵』を再編集したもので、全部で「総序」「懴悔滅罪」「受戒入位」「発願利生」「行事報恩」の5章で構成されており、されに細かく31節に分けることができます。

今回のバーチャル坐禅会では31節の中の第1節を紹介させていきただきました。

総序

このお経の序文にあたる部分です。仏教の基本的な教えが書かれています。
自分の命や人生について、どう生きるかという心構えについて説かれています。

第一節

この節では仏教の目的について書かれています。

1.生を明らめ死を明らむるは、仏家一大事の因縁なり

「明らめる」は明らかにする、はっきりと見極めるという意味です。
ちなみに「諦める」の語源もこの仏教の「明らめる」です。諦めるにはネガティブな意味がありますが、仏教では断念するという意味ではなく、事実を明らかにして、現実を直視し、あるがままに受け入れるという意味になります。

仏家」とは仏教徒という意味で、「一大事」とは一番大事なという意味があります。

「因縁」とは、物事が生じさせる内的な直接の原因である「因」とそれに対して外からこれを助ける間接的な原因が「縁」になります。

例えば、お坊さんがいつも使っている「お坊さん」アバターを動かすには、
アバターのVRMデータ(因)が必要です。それがないと動かすことなんてできません。しかし、VRMデータがあるだけは「お坊さん」は動いてくれません。キーボードを使ってそれを操作(縁)してあげる必要があります。

詳しく説明するとこうなりますが、「因」と「縁」を合わせて仏教でよく聞く「縁」と表現することもできます。

今回は「因縁」を仏教徒としてのご縁、つまり修行のご縁。「根本的な問題」と解釈します。

生きるということ死ぬということを見極める明らかにすることが、仏教徒として向き合うべき一番大事な根本的な問題である。

2.生死の中に仏あれば、生死なし

この場合の「仏」とは仏の悟り、真理のことです。

生死の中に仏の真理があれば、生死の苦しみそのものが無くなる。

3. 但生死即ち涅槃と心得て

「涅槃」とは悟りの世界という意味です。修行の場所と解釈してもいいと思います。

生きると死ぬこと自体が静寂な悟りの場所、修行の場所であると心得て

4.生死として厭うべきもなく

「厭う」は「いとう」と読み、嫌うという意味になります。

生死の苦しみとして、嫌がり逃げ出そうとしてはいけません

5.涅槃として欣うべきもなし

逆に「欣う」は「ねごう」と読み、喜ぶという意味になります。

この生死がただ悟りの境地だと捉えて、喜んでしまってもいけません

6.是時、初めて生死を離るる分あり、唯一大事因縁と究尽すべし

「是時」は生死そのものを嫌がりもせず、喜びもしなくなった時のことです。生死を生死として受け入れ、こだわりがなくなったことになります。

「究尽」とは徹底的に行う、極めていくという意味です。

生死をありのままに受け入れた時に生死の苦しみがなくなる、これを自分が向き合うべき一番の根本的な問題としてとらえ徹底すべきである。

ご参加いただきありがとうございました。

7月でお盆の時期も近かったので、バーチャル坐禅会の施食会の法要も行いました。

このペースでやっていくと『修証義』が終わるまでどれだけかかるのか、、、



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