夏の神戸・鳴門・大阪・京都ツアー③大塚国際美術館

ここは知る人ぞ知る大変ユニークな美術館。世界の名画を陶板に転写して展示している。本物なんて1枚もない。なんだそりゃと思う向きもいるだろう。私も実際に行く前はそうだった。
でも中野京子先生のお勧めもあり興味惹かれ行ってみたのが8年前。豈図らんや原寸サイズの世界の名画を間近に見るのは圧巻だったど迫力。以来今回で3回目の訪問である。
前泊したホテルから15分弱で歩けるようなので朝から頑張ってみた。



登り降りがあるのでちとキツかった。東京などに比べ鳴門はまだマシとはいえやっぱり暑い。
途中このあたりからショートカットがあったはずと思ったが現地にそんな案内看板もないし美術館のHPにもない。素直にGoogle先生の指示に任せた(やっぱりかつては存在していたことを後に知るが)。

なんとか到着。けっこう混んでるな。シャトルバスがあとからあとからやってくる。どっからどこへ行くの?と思ったらちょっと離れた駐車場までの送り迎えなんだそうな。とにかくここにこんなに人がいるのを見るのは初めてかも。

前回ここに来たのが2015.8.22
ほぼ同じ時期だったか。2015年8月22日も土曜日だった。今日はあの時よりずっと混んでる気がする。いいこっちゃ。
システィーナ礼拝堂

やっぱりまずはここだよね。入ってすぐ目の前に現れるんだもん。吸い寄せられるよ。
圧巻のミケランジェロ。あちこち剥げてきてるのは本物も現在そういう状態なんだろう。写真転写で陶器に加工してるそうだから。


ダ・ヴィンチに比べればちょっと大味かな。でも各キャラの存在感に圧倒される。尾田っちにもそのうちワンピース総キャラクターを一同に介した超巨大絵画を描いてもらいたい。
新企画?
展示替えもちょこちょこあるみたいで

続いてアルルのゴッホの部屋

かなりうまく復元しているとはいえ細かく見ると元の絵とけっこう違うじゃんねえ。

そのまま古代作品のフロアみたいなとこから攻めていった(後で後悔することになる)
鳥占いの墓

このレリーフは転写じゃなくて実際凸凹してるから彫ったのか?
アレクサンダー・モザイク

モザイクといえば現代では別の意味が頭に浮かぶがそもそも何だったっけ? 荒い点描画?
教科書でお馴染みのアレクサンダー大王の絵。でも絵全体を見れば別のおっさんの方が扱いがでかい。これは
このモザイクは、前300年頃のヘレニズム絵画を手本としたといわ れている。大胆な短縮法やハイライトを用いた明暗法、当時の絵画の伝統であった四色主義がそのことを物語っている。 ひときわ高い位置 に描かれているのは、敗れたダレイオスの方である。 勝者よりも敗者 に、あるいは完全なものよりも不完全なものに焦点をあてて描くという逆説的手法は、価値観が多様化したヘレニズム時代の美術が新たに開拓した表現領域の一つであった
とのこと。

変なの〜とも思うがそういえば三国志も真田十勇士も負けた側が主人公のお話だな。
7つのヒマワリ

いちいち写真載せないが、ゴッホは生前花瓶のひまわりを7枚制作したらしい。それがここで揃い踏みしている。こういう芸当ができるのがこの「美術館」のよいところ。

新宿のSOMPOにあるその中の1枚は、美術館内では薄暗いしガラスケースでかなり距離があるので、ここにあるやつの方がよくわかる。触れるしW

下のヒマワリは、へ? これもゴッホ? と思ったらこれが焼失されたのを復活したやつか。残っていたオリジナルの写真を元に復活させたらしい。

関係者の努力には敬意を表するが、やっぱりなんか違うね。色がトゲトゲしてる。ほんとのゴッホは「炎の人」の世間でのイメージとは違い優しい薄い着色なのだ。
そういや燃えちゃった北斎作品を復元したのもあったっけ。
怖い絵

これも新企画なのか、あちこちこんなポップが設置されている。スマホで二次元コードを読み込めばYou Tubeの解説動画に繋がる(もちろんこのnote記事のこのコードを読み込めばアクセスできます)。中野京子先生監修なんだろうな。

お昼
のんびりカツカレーなんか食ってたらやっぱり時間がなくなってきた。大慌てであちこち走り回る。

黒い絵!


最後の晩餐(Before After)!

いやはや、けっきょく今回も時間切れで近現代アートの方まで回れなかった。古代遺跡なんか見なきゃよかった。次回は上から降りていくようにしよう。
再入館口
最後に、私が探していた別ルートの出入り口、たしかに存在はしていたのだ。


コロナで閉めちゃったのか、別の理由なのか、「調整中」っていうんだからまた復活するんだろうな。

