年末湯治2024① 唐沢鉱泉 八ヶ岳秘湯の宿(日本秘湯を守る会 その2)
今年もお疲れ様でした、ということで年末二泊三日の湯治に出かけることにした。今回は美術館巡りとかもないし引きこもってじっくり温泉を極めよう。あちこち回るのも楽しいけど疲れるのよ。長野県八ヶ岳にある唐沢鉱泉で連泊。「日本秘湯を守る会」のひとつである。
「日本秘湯を守る会」については、温泉系のブログや note で名前はよく聞いていた。初めて泊まったのは新潟の自在館。
ここの利用では「秘湯の宿」であることを意識してなかった。でもそこで十個集めると一泊プレゼントというスタンプカードを授与されたことで意識が変わった。これはチャレンジしてみるか(相変わらずのセコさ)。
一休さんとかagodaとか予約サイトを見ると、「三割四割引きは当たり前〜!」のオンパレードなので10%は大した事ないようにも見えるが、あれはハイシーズンからの割引なところもあるので実際どれだけお得なのかはよくわからん。
自在館で2つすでにもらっている。今回行くところでスタンプ4つまで行く。全国各地にある施設を(別に同じ宿を繰り返しでもいいのだけど)十泊するのも大変だが、なんとかノルマクリアしよう(思うツボだ)。
*三連泊以上だとその分のスタンプを押さないところもあるようです
茅野駅近辺にて
今回の宿、最寄り駅はJR中央線茅野駅。先日通り過ぎたばかり。
送迎時間は13時。近くに茅野市美術館なんてのがあるので早めに行って見てこようと茅野駅には10時前に到着した。

駅ビルのトイレに行ったら

マルセル・デュシャンもびっくりである


晴れてたら富士山とか見える?




新橋みたい(わかるかな)
美術館は駅からすぐ。ってか、通路が繋がっていてほぼ駅ビル。


…ところが展示入れ替えで閉館中であったまたやっちまった。まあいいか。ここは図書館も入った公民館みたいなところなので、休憩スペースもありゆっくり座ってスマホであれこれできた。

その後駅構内のお店とかそこらをプラプラ。お土産屋さんで例のパリッとした青リンゴ「グラニースミス」を探したがりんご自体置いてなかった。長野滞在中どこかで買えるかな(けっきょくりんごはどこもお目にかかれなかった…)。
蕎麦もいいね。帰りに年越し用に買っていこう。
ということでお昼に鴨せいろ蕎麦。


量は少なめ。野沢菜漬けが出るのは信州ならでは。栗羊羹も付くのは珍しいな。

しかし茅野駅のまわりはどこも寒い。蕎麦屋も土産屋も寒かった。東北だと施設はどこもまず暖かいのに、節電自粛なのか信州は伝統的にそうなのか。これは最後まで悩まされた…。
送迎マイクロバスで魔の山へ
駅西口出口交番前に来るというバスを探してそのへんをうろつくと、運転手さんから「少佐さまですか?」と声を掛けられた。早速乗り込んだ。しかし車内はタバコくせえ最近珍しいよ。
バスはそこそこいっぱいになった。山ガールもチラホラ。
途中の道路はガタガタ。雪国はみんなこんな感じだね。チェーンのせい?
最後山道をグングン登っていく。雪の山道は急な坂道。よく上がって行けるよ。四輪駆動とスタッドレスタイヤのおかげだろうがすげー。



途中、登山道入口?で登山の格好した数名が途中下車していった。後で宿に来るのかな?


到着。

この場所を標高がわかるサイトで確認すると

富士山の5合目ぐらいだね。ケータイの電波も入らねーww
秋に小布施のここに来た時は
耳がちょっとキーンとなったがここは大丈夫だ。うねうね徐々に上がっていったからだろうか。

お部屋拝見
チェックインの説明も特になくすぐに二階の部屋に案内される。



でも椅子も座椅子もないのか。本読む時は談話室に行くか。

その後も特に宿泊の説明は食堂の場所と時間くらい。台帳もお部屋にあって勝手に書いてくれという感じ、いつ渡せばいいんだろう?(けっきょくチェックアウトに渡した)
トイレも洗面所も共同。それはいいがお湯沸かしたり出来る自炊部屋はないようだ。でも部屋にはお湯の入ったポットがある。持ってきた手作りティーバッグが役に立つ。もっとお菓子もってくればよかった。


石油ファンヒーター久しぶり。空気汚れるからあまり好きではなかった。ちょっと前まで冬は灯油を運んで売る軽トラが音楽鳴らして街なかを走っていたがほとんど見なくなったね。



ちゃぶ台はこたつなんだけど上の板は取れないし、コードも切られてる? こたつ使いたいなあ。足元が寒い。
館内を探検












食堂の前には共用の冷蔵庫(冬は不要だね)

あたりを探索









お風呂

内湯のみで露天はない(あっても冬は凍えちゃうかも)。それほど広くはない。天窓がある。浴槽は並んで二つあり、いずれも年季の入った木(古代杉だとか)の浴槽で、ひとつは四畳ぐらいの大きさのぬる湯。もう片方に三畳弱くらいの熱湯。熱湯は43℃くらいかな。交互浴ができる。
運動部の部室にあるようなシャワーブースもあった。日帰り登山客が泥とか落としてもらう用かな。
ここは鉱泉なので加温している。湯船から熱いのが出てきて油断するとアチチ。
濁り湯ではない。お風呂の底まで見える。うっすら硫黄臭するかな。ヌルヌルする系ではない。また具体的には言えない体の箇所もキュキュッとなった♥️ 鉱泉はこういうのが多い気がする。
成分表によると炭酸ガスを含んでいるらしい。言われてみれば、風呂に浸かってじっとしていると肌にうっすら気泡が付いてる。シュワシュワ〜って感じではなく刺激は特にない。
隅にミニ白糸の滝がある。源泉だろうか。戯れに落ちてくる水を手ですくって匂いを嗅ぐとお風呂のお湯よりも強い温泉の(より鉄っぽい)香りがした。
ほらになっているのでシャワーの様に中に入って浴びることも出来そう。夏は爽快だろう。でもこの源泉を沸かしているんだったら体洗うのはまずいね。どうなんだろ。
浴槽のまわりは岩。その隙間に寄生するように木が生えていた。一つの株から幹が数本細く伸びて葉っぱがいっぱい茂る。なんと数輪花まで咲いてた!細身で百合みたいに雄しべと雌しべ がはっきりしてる。紅白色違い。酔芙蓉の様に最初白くて次第に赤くなるのかな。
こんなところでよく生えるなと思うが、考えてみれば温室みたいなもんか。なんの木だろう。桜でもないし、梅だったらトゲがあるはずだし。
もしかしてあの葉っぱは柿? しかしあんなに細い幹がニョキニョキ生えるかな。うーん、お茶にも見えるな。でもお茶は寒いところだと生息しない。いや、ここ温室だし…。
あんまり気になるので葉っぱ取ってきた。いや、ちょん切ったわけでなく落ち葉だからいいよね? ね?

で、Googleレンズの回答は?
柿でした! 葉っぱが一部黒いのは温泉成分を浴びたのかと思ったら病気みたいね。
だが待てよ、あの花はネットで出てくる柿の花とだいぶ違うな…。柿じゃないのかな?? 謎は深まった。
けっきょく後で宿の女将さんに聞いたら、なんたらいう木で(聞いた瞬間に忘れた)岩の隙間に入った種からあれだけ大きくなるらしい。花はやはり最初白くてその後赤くなると。自然の神秘だねえ〜。
夕食(一日目)

夕食前の風呂上がり、部屋で家から持ってきたSchmatzビールをグイッと。ほんとにバナナの香りするよね🍌。お気に入り。雪のあるベランダで冷やしておいた。うま。しかし冷えすぎかも。
17:30にアナウンスが流れる。



もしやと思ったが、頭から尻尾までよく揚がっていてバリバリ食べられる!うま!こういうのスキ!🩷


漬物がたくさん。どれもこれもうまいわ。それほど食事に期待はしていなかったがレベル高い。牛肉も刺し身もないから豪華さは(申し訳ないけど)なくも、どれもめちゃくちゃおいしい! 大満足。
途中、宿の方が明日の行動予定を聞いて回ってきた。お隣の方とかは何時に登山して下山がどうこうとか話している。入山カードとかもあるし、戻ってこない人とかいたらまずいからちゃんとしてるのかな。
私も聞かれたが、「遭難するからやめときます」と引きこもり宣言をしておいた。装備もないし「ちょっくら登ってきます」とか言ったら「山をなめるな」とぶっ飛ばされそう。
デザートはヨーグルトかと思ったら杏仁豆腐だった。のってる赤いのは売店で売ってたキイチゴジャムかな。甘さ控えめ。
寒い
それにしても寒いこと。事前に天気予報で気温をチェックして覚悟はしてきたがさすがに応える。秋田青森よりずっと寒い。私がこんなに寒いと感じるなんて…。

翌朝、ファンヒーターの室温表示を見ると3℃! まあこれくらいはうちでもなる(どんな家だよ)。外気は−6℃くらいみたい。昔はうちの周りもこれくらいなったわ(東京なのに)。ほんとよ、朝自転車で駅に行くと、寝癖直しで濡らした髪の毛が駅に着く頃はシャリシャリ霜が降りてたもん。
少し外に出てみた。





朝食(二日目)
朝風呂で寝癖直してヒゲ剃っていざ朝食。7時から食べられる。のんびりして8時頃行ったら私が最後だったみたい。皆さん早いのね。山登りするんだろうか?

鮭は柔らかく塩加減も絶妙。昨日のニジマスもうまかったしこの辺は川魚がいいんだろうか(鮭って川魚扱い?)
茄子は味噌田楽っぽかった。すげー冷たかったけど。
納豆はタカノフーズおかめ納豆。

TKG食べないので生卵を目玉焼きにしてもらえまふか?とリクエストしたら快諾。ふつう大丈夫だよね。オムレツやエッグベネディクトにしてくれとかいったら断られるだろうが🥚
カリカリタイプでなくしっとり柔らか。たぶん途中で水差すのかな。私はどうも目玉焼きってうまく作れない。
飯食い終わって、少し本でも読むかと談話室へ。しかしここも寒い。足元がつらい。ちょこっとネットして部屋に戻る。

ポットのお湯のおかわりは、食堂に持っていけばもらえるのかなと思っていたら、談話室から帰ってきたら、いつのまにかお菓子とお湯の補充が来ていた。部屋中とっ散らかしててごめんよお〜。
あたりを探索(源泉)

午後はまたあたりを探索。

少し上がると源泉が見れますよというので行ってみたらこれかな?


すくって匂いでも嗅いでみたかったが滑り落ちそうなのでやめといた。



後は部屋で引きこもってiPadで「ONE PIECE」読んでた。ワンピースはかなり遅れて出るカラー版単行本でのみ読んでいる。コロナで更にリリースが遅れていたため、あちこちですでに見かけていた、ルフィが風の神様みたいになっている(ネタバレやめてよ)のがなぜだかわからなかったのがようやく追いついたw。
夕食(二日目)






朝食(三日目)
今日は食堂のカーテンが開けられて窓の外は銀世界☃️


鮭は同じだった。いやマス?(区別付かん)
窓から外を見ていると、昨日もそうだがこんな天候でもけっこうな数の登山者が上がっていった。高尾山ほどではないにしろ、初心者にも比較的容易に登れるところなのかな。わたしゃごめん被るが😰
チェックアウト
二泊三日。あっという間だね。事前リサーチした時、支払いは現金のみっぽかったんだけど、各種電子マネーやカードも使えた。スタンプもしっかり押してもらえた。次はどこに行こうかな♨️
また女将の熱烈お見送りを受けて茅野駅へ。こんどは夏に避暑に来るかな。

ひえぇ〜、滑り落ちそう⛷️
つづく
