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SUMMER SONIC2025(幕張8月16日)に行ってきた日の感想その肆(official髭男dism、レトロリロン、COMMON、chilli beans.編)

さぁて、遂に念願の「official髭男dism(以下 髭男)」を観る日が来た。

今や日本を代表するバンドと言っても過言ではない「official髭男dism」。


2年前だったかな「サマソニ」で出演決定したにも関わらず、ヴォーカリスト「藤原聡」のポリープ手術のため、出演キャンセルの憂き目にあった。

その時は(なんだよぉ~)なんて、ガッカリしたことを覚えている。
漸く、満を持して彼らのライヴを観られるのだ。

会場の「MARINE STAGE」は、ほぼ満員。
入場規制がかかるほどではなかったと思うが、かなりの入りだ。

さて時間になり「髭男」のメンバーがゆったりと落ち着いた雰囲気でステージに現れた。
ヴォーカルとピアノの「藤原聡」は2階席の方を見ながら、右手を振っていた。
(たくさん、人が入っているなぁ)
とでも思っていそうな表情だった。

各メンバーが所定の位置につくと、間髪入れず「Pretender」が始まった。
安定した演奏だ。
俺はこの「髭男」も、まったく下調べはしてこなかった。

そのくせ(あ、この曲聴いたことある)と、思わせるあたりは、如何に世間で「髭男」が有線などで楽曲がかかっているか、ということの証左であろう。

まずこの「Pretender」で、心を持っていかれた。
一曲目で(良いじゃん)と思わされたのだ。

あと「藤原聡」、歌が上手い・・・。
伸びやかな高音で、楽曲を的確に表現している。

実は「髭男」と同じ時刻で「ブランデー戦記」というバンドがやっていて、そのバンドも気になっていた俺は、
(仮に「髭男」がつまらなかったら、そっちの方へ行こう)
と、思っていた。

・・・しかし「髭男」が、良すぎた。
(こりゃ、今日は「髭男」に徹しよう)
と、即座に決めた。
「ブランデー戦記」は、どこかで機会を見つけて観に行きたい。

さてお次は「宿命」という曲だ。
この曲も、歌が入りだせば(これも聴いたことある)と思った。
フェス用に「知られた曲」を演奏してくれているのかもしれない。
その効果はあるようで、大勢の観客のハートを掴んでいるように見えた。

なにより俺自身が「髭男」に惹かれた。
(この人たちは、こんなに上手いのか…)
「MARINE STAGE」に立つだけの演奏力、楽曲クオリティが「髭男」にはあった。

お次は「Cry Baby」
この曲はあまり馴染みがなかった。
…が「髭男」のファンの方なら「定番の曲」のことだろう。
俺は曲名は知っていたが(というか、同名のワウ・エフェクターがあるんだけど・・・)、あまり聴いたことは無かった気がする。

「I LOVE…」「ホワイトノイズ」「ミックスナッツ」

と、珠玉の楽曲を演奏する「髭男」。
このライヴ、好印象を抱いたのが「藤原聡」自身、言っていたのだが
「出来るだけ曲を聴いてほしいので、話しは短めにします」
という彼らの姿勢。

その姿勢は、ステージを観ていても感じた。
とにかく曲、曲なのだッ。
曲こそがバンドの生命線。

それにしても、このバンド、本当に上手い。
シンプルだが、的確な「松浦匡希」のドラミング、落ち着いた表情でギターを弾く「小笹大輔」(ギターソロを弾くときは「Van Halen」モデルのギターでタッピングを披露していた)、太くグルーヴィなベースで楽曲の骨子を支える「楢崎誠」。
それらの上で、ピアノを弾きながら艶やかな高音を高らかに歌い上げる「藤原聡」。

(スゲェ、バンドだな・・・)
と、思わされた。
ライヴなんだけど、まるでシーケンサーのような正確さ・・・。

どの辺りかは失念したが「藤原聡」が、少しMⅭをしてくれた。

「僕たち、本当は二年前の「サマソニ」に出演するはずでした。
だけど、僕の喉にポリープという厄介なものができてしまったので、それは叶いませんでした。
今日はそのリベンジ、あの時の弱っちい僕を乗り越えるために、やってきましたッ」

「次やる曲は、今までライヴで演ってきて、外したことがない曲です」
とピアノの前に座り、
「TATOO」を演奏した。

(う~ん・・・なんで、こんなに上手いんだ・・・)
どの曲を聴いても、音の分離がハッキリしているので、聴き取りやすい。
あと、何度も繰り返すが「藤原聡」歌、上手すぎ・・・。
羨ましいレベルの上手さだ。

この日はサプライズで
「新曲をやりますッ。今日、初めて皆さんの前で演奏します」

「らしさ」
という曲を演奏してくれた。
しかし、この曲で思わぬアクシデントが・・・。

演奏途中で、何故か、スピーカーから音が全て消えてしまったのだ。
・・・完全なる無音が、しばらく続く。

しかし、観客はそんなアクシデントも意に介さず、ステージ後ろに映る歌詞に合わせて歌っている。
この日、初披露の曲を、である。

正味、十数秒後にPAシステムが復活して、スピーカーから音が鳴りだし、何とか最後まで演奏をし終えた「髭男」。
意図せぬアクシデントにも、動揺するような表情は誰一人見せていなかった。

しかし、珍しい事故だった。
バンドの音すべてが消音してしまうなんて、そんなこと、俺のライヴ鑑賞の歴史でも初めてだった。
そんな中でも、ファンが歌唱してくれる姿勢に「髭男」のメンバーも、勇気づけれたのではないだろうか。

さて気を取り直して「50%」を演奏してくれた「髭男」。
最初から聴いていて思ったのが、
「どの曲もメロディが良い」
ということ。
そしてメッセージ性が強く、ポジティヴな曲が多いと感じた。
聴いていると、一緒に歌いたくなるような前向きさがある。

「いや「髭男」は、それだけじゃないよ」
というファンもいるかもしれないが、少なくともこの日のステージングを観ていて、俺はそう感じた。

最後は「Stand by you」で、締めくくってくれた。
ヴォーカルの「藤原聡」はピアノも弾きながら歌うのだが、この人ピアノも上手い(プロが聴いたらどう思うかは知らないが)。

(なんだ、このスーパーバンド・・・)
と、思った。
この日、もっとも印象に残ったのが「髭男」だった。
(分かったっつーの)
と、思われるだろうが、
「とにかく上手かった」
もちろん曲が素晴らしいのだが、それを的確に表現するメンバーの力量には感服した。

いや、凄すぎだろ「髭男」。

・・・さて、
「髭男」があまりにも凄すぎたので、次観るアーティストは分が悪い(?)だろうが「サマソニ」はまだ続くのだ。

お次は「レトロリロン」という日本のバンドだ。

若手バンドの「レトロリロン」。

わざわざ、俺は「MARINE STAGE」から「幕張メッセ」側まで行って「レトロリロン」が演奏する「spotify stage」まで行った。
文章で書くと(へぇ、そうなんだ)と思われるだけだろうが、実は「MARINE STAGE」から「幕張メッセ」への移動は徒歩だとけっこう距離があって大変なのだ・・・。

「レトロリロン」は、男性三人、女性一人の4人組バンドだった。
例にもれず、このバンドも知識ゼロだ。
まさしく、この日、この時間が「レトロリロン」初体験だ。

「spotify stage」は大手音楽配信サービス会社の名を冠しているが、その割には簡易的な雰囲気のステージだ。
演奏者と観客の距離も近い。

リラックスした気分でライヴを楽しめるのはいいが、他ステージと比べると幾分か格が落ちるような気もした。
だけど、それと音楽は関係ない。

「レトロリロン」は、良い演奏を観せてくれた。
あと「髭男」の時に書いたことが「レトロリロン」にも言えて、演奏が上手い。
最近の日本のバンドは、上手い人たちばかりじゃないか?
特にドラマーが上手いと感じた。
細かい技巧を凝らした演奏をしている訳ではないが、アンサンブルが上手いのだ。

(上手い上手いって言っているだけじゃなくて、曲はどうなんだよ)と思われるかもしれない。
曲も、聴いていて(イイじゃん)と普通に思える水準の高いものだった。
「カテゴライズ」という曲が、印象に残ったかな。

(なんか、将来的にもっと売れそうなバンドだな)
とも思った。

だが、それは、今後の彼らの頑張り次第だ。
また、イベントで出演していたら、観に行くかもしれない。
「レトロリロン」良いバンドでした(*^-^*)

さて、お次は「common」だ。
なんと、俺はまた「幕張メッセ」から「MARINE」側にある「BEACH STAGE」へと移動した。
自分で言うのもあれだが、なかなかの健脚だ(;^ω^)

グラミー賞受賞アーティストの「common」。

この「common」は、ヒップホップ界のビッグアーティストと言っても差し支えないだろう。
実は俺、一年ほど海外のヒップホップのCDばかり買って聴いていた過去がある。
その中に「common」もいた。
「Like water for chocolate」
は未だに聴くアルバムだ。

要は縁があるアーティストなのだ。
しかし、この日、俺は少し嫌な予感がしていた。

・・・というのも、俺の中で
「ヒップホップ・アーティストはライヴがつまらない」
という偏見があるからだ。

以前「DE LA SOUL」のライヴを「サマソニ」で観た時
(うっわ、つっまんねぇ~・・・)
と思って、途中で帰ってしまったことがあり、その時の印象が強かったのだ・・・。
この日の「スチャダラパー」は、珍しい例外だ。

果たして俺のジンクスを覆すライヴを「common」は観せてくれるのか・・・。

「common」が歌っている「BEACH STAGE」で観たそれは・・・。

(うっ、ゴメン・・・。やっぱり、あんまり面白くない・・・)
という残酷な感想だった。

実は俺、沢山の音楽フェスを観ていく中で、
「バックで演奏を流して、それに歌を乗せる」
という形式の音楽スタイルに疑問を感じるのだ。

勿論、中には良いものもあるのだ。
皆大好き(?)「ゴールデンボンバー」などは、その好例だろう。
彼らのライヴは観ていて、様々な工夫が施されていて楽しい。

だけど、流している(同期もの)という表現形式は、どうも「ライヴ感」は薄く感じてしまう。
「サマソニ」にはアイドルもよく出るので、そういう人たちのステージもよく観た。
そういうステージ、楽しい。
だけど「音楽」として見ると、やはり演奏してくれた方が「生」の感じがある。
まぁ、当然の話しですよね・・・。
「BABY METAL」は、後ろでバンドが演奏している。
ああいうのでも良いから、なにかしら「生」のものがあったほうが、なんつーか「ライヴ観ている」感が味わえて好きなのだ。

・・・んで、話を戻すけど、この日の「common」は、「髭男」の演奏の素晴らしさもあってか、どうしても入り込めなかった。

俺は、普段は信じられないくらいのお人よしだが、フェスに来たときは(うん、もういいや)と思ったら、すぐに出るようにしている。
(イマイチだな)
と、思いながらステージ観ていても仕方ない。こうしている間にも他ステージで色んなアーティストが演奏しているのだ。

以上の理由で、俺は「BEACH STAGE」をさっさと退出した。

もう体力は限界に近かったが、力を振り絞ってまたまた「幕張メッセ」側に行き、
「spotyfy stage」まで来た俺は、
「chilli beans.」を観た。

キュートな3人組ガールズ・バンド「chilli beans.」。

彼女たちのステージは既に始まっていた。
お客さんの入りは、ポツポツ程度。
でも、それで、良い。
疲れていたから、人が密集しすぎていないほうが良い。

昨年は「chilli beans.」を二回観る機会があった。
その頃から、ちょうど一年が経ったが、改めて観た「chilli beans.」はメンバーのルックスが大分変わっていた・・・笑

ヴォーカルの「Moto」は髪を赤く染めて、左腕にガッツリ、タトゥーが入っていたし(去年は入っていたっけ?)、ベースの「Maiko」は黒髪ロングから金髪ロングに変わっていた。
ギターの「Lily」も青色のボブになっていた。
一瞬(あれ、こんな人たちだったっけ・・・)と、思わされた。

まぁ、アピアランスの話しはいいが、ライヴはいつもの「chilli beans.」の世界観だった。
リラックスして、音に身を委ねられる。
それが「chilli beans.」の良さだと思う。

観客にマイク向けて一緒に歌ったりもしないし、あくまでも「観ているだけ」で成立する、お洒落でゆる~い音楽。
だけど、演奏は秀逸。

なんだかんだで「プロ」としての演奏を聴かせてくれる、実力派バンド、それが「chilli beans.」だ(個人的偏見)。

朝の5時起きで「海浜幕張駅」に向かって「幕張メッセ」と「MARINE STUDIUM」を一日中ウロウロして疲れた俺には、「chilli beans.」のこの世界観はちょうど良かった。

それにしても・・・

メンバー可愛いなァ~(●´ω`●)

ヴォーカルの「Mato」は
袖の短いTシャツに下はスウェット生地のパンツだった。
丈の短いTシャツから、少しおへそが見えているのだが、それがなんともセクシャルで、可愛かった。

去年は「ロッキン」も「サマソニ」でも、ずっとサングラスをしていたが、この日はサングラスはしていなかったので、顔がよく見えた。

曲の間奏で「Lily」の近くでダンスをする「Mato」、この時、なぜか
「ウフッ」
と笑ったのだが、なにがおかしかったのだろう?('ω')

ゆる~い空気のライヴは、あっという間に終わってしまった。

(やっぱり、「chilli beans.」良いわ・・・)
と、俺は改めて思った。

余談だが、家に帰ってから、彼女たちの新曲「ひまわり」を「YouTube」で聴いたのだが、
これが、個人的に、どストライクだった。

アニメ「地獄先生ぬ~べ~」のエンディングテーマとして起用されている。素晴らしい曲なので、お勧めです。

この日「chilli beans.」を観られて良かった。
このライヴ後に「chilli beans.」のファーストアルバムを買ったし、改めて彼女たちのことを応援したくなった。

この後は「prodigy」を少しだけ観た。

しかし、終電の関係もあって1~2曲だけ観て、俺は引き上げた。

住んでいる場所の関係で、終電が少し早いのだ。
まぁ、こればっかりは仕方ない。

「prodigy」は中心メンバー「Keith Flint」を自死という形で喪ってしまったが(ほんの少ししか観ていないが)パワフルなステージをしているように見えた。

事実、あとで「X」を見ると「かなり良かった」という声が見受けられた。
遠目でも盛り上がりは感じられたし、「prodigy」には今後も精力的に活動して欲しい。

・・・さて、早足で駆け抜けたが、これが俺の「サマソニ初日」の模様だ。

色々好き勝手に書いたから、不快に思われる方もいるかもしれない。
でも、ウソは書きたくないから、正直に書きました。

この日の「サマソニ」、昨年よりは楽しめました。
もう十年以上通い続けているから、多少飽きもありますが、それでも出来る範囲で楽しむように努めました。

今後も「サマソニ」だけは、行きたいと思います。

それだけ俺にとって重要な音楽フェスなんです「サマーソニック」は。

長いから読んでいて疲れたでしょう?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました(*´ω`*)

          了



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