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「競馬大好き女子大生❤️」さんが選んだ“昭和のうた10選”


普段は坂道系とハロプロ系。平成の曲にも好きな曲がたくさんある。 昭和?……正直、あんまり聴いてません。

そんな、競馬が大好きだという女子大生の彼女が、今回プレイリストを組んでくれました。

「昭和の曲、詳しくないですよ?」
はい、それでいいんです。むしろ、それがいいんです。

昭和を"知らない人"が、それでも知っている10曲。
これって、裏を返せば「40年、50年たっても消えなかった曲」ということ。 時代のふるいに何度もかけられて、それでも最後まで残った10曲。 そう考えると、このプレイリスト、めちゃくちゃじゃ貴重じゃないですか?

彼女のコメントに、昭和びと秘密基地 事務局から《ひとこと注釈》を添えてお届けします。 ではどうぞ。スタートのゲートが開きます。

1. 赤いスイートピー/松田聖子

「昭和の曲と言われて1番に思い浮かぶ。認知度が高くて、若い世代でもカラオケで歌えます」

いきなり本命の1番人気が飛び出しました。

《ひとこと》1982年(昭和57年)1月リリース。作詞は松本隆、作曲は呉田軽穂──これ、松任谷由実の別名なんです。ユーミンが聖子に書いた、というだけで当時は事件でした。ちなみに「赤いスイートピー」という品種は、この曲が出た当時、実在しませんでした。歌詞が先で、花が後。作詞家が世界をつくってしまった一曲です。

2. 学園天国/フィンガー5

「キャッチーな『Hey! Hey! Hey!』のフレーズは、今でもCMやドラマ、SNSで使われていて、Z世代にも親しまれています」

《ひとこと》1974年(昭和49年)。作詞・阿久悠、作曲・井上忠夫。オリジナルは沖縄出身の兄弟グループ、フィンガー5。1988年には小泉今日子がカバーし、さらに世代を越えました。「Hey! Hey!」だけ知っていて曲名は知らない——という人が世界一多い昭和ソング、かもしれません。

3. 真夜中のドア〜Stay With Me/松原みき

「サビがTikTokでバズって、若い世代だけじゃなく海外の人にも認知度が高い。シティポップといえばこれ。ドライブの定番曲です」

《ひとこと》事務局から補足させてください。

1979年(昭和54年)11月のデビュー曲。2020年10月末にインドネシアのYouTuber・Rainychがカバーしたことをきっかけに、同年12月、Spotifyのグローバルバイラルチャートで18日連続・世界1位を記録しました。Apple MusicのJ-POPランキングでは92か国でTOP10入り。2024年3月には、Spotifyの累計再生回数が3億回を突破しています。

リリースから41年後に世界一。 歌っていた松原みきさんは2004年に亡くなっていて、この快挙を知りません。

4. フライディ・チャイナタウン/泰葉

「こちらもシティポップとしてSNSで話題に。サビに合わせて踊る振付動画が流行って、若い世代や海外にも人気。ドライブ曲に必ず入ってます」

《ひとこと》1981年(昭和56年)9月21日発売の、泰葉のデビュー・シングル。タイトルの「フライディ」は金曜日のFridayではなく、"飛翔"のFLY-DAYという造語です。2021年、韓国のDJ・Night Tempoがロサンゼルスのクラブでこの曲のリミックスをかけたところ、現地の若者2000人が日本語で大合唱。その動画が世界中に拡散しました。

そして最新情報。2026年、テレビアニメ『ガンバレ!中村くん!!』第5話のエンディングテーマに起用されています。——45年目にして、まだまだ現役の一曲です。

5. ダンシング・ヒーロー (Eat You Up)/荻野目洋子

「バブリーダンスの愛称で親しまれてます。体育祭や文化祭で踊りたい曲として、少し前によく候補にあがってました」

《ひとこと》1985年(昭和60年)11月リリース。2017年、大阪府立登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」で爆発的に再ブレイクしました。

ここでひとつ豆知識を。 この曲、実は"バブル期の曲"ではありません。 発売された1985年秋は、プラザ合意直後の「円高不況」の入り口。バブル景気が始まるのは、実はその約1年後なんです。

つまり——バブルが来る前に、バブルの予兆を聴いていた。 時代より先に、音楽が未来を教えてくれていたわけです。かっこよくないですか。

6. ラムのラブソング/松谷祐子

「もともと認知度は高かったけど、アニメ『うる星やつら』が2022年にリメイクされて、さらに認知度が上がりました。カラオケでも歌われます」

《ひとこと》1981年(昭和56年)、TVアニメ『うる星やつら』初代オープニング。作詞・伊藤アキラ、作曲・小林泉美。

「あんまり・そわそわしないで」の、あの独特のグルーヴ。 40年前のアニソンが、リメイクをきっかけにまた新しい世代に届く。 アニメは、昭和の名曲のタイムマシンです。

7. 男の勲章/嶋大輔

「ドラマ『今日から俺は!!』の主題歌として話題になって認知度が高い。歌詞が意味わからない。

……出ました、今回の名言。

《ひとこと》歌っているのは嶋大輔さん。1982年、横浜銀蝿の"弟分"としてデビューした2枚目のシングル。作詞・作曲・編曲は、元横浜銀蝿のJohnny。演奏もT.C.R. 横浜銀蝿R.S.が担当しています。

2018年のドラマ『今日から俺は!!』で"今日俺バンド"がカバーし、オリジナル版もカラオケランキングTOP5入りを果たしました。

で、「歌詞が意味わからない」問題。 〈つっぱることが男の たった一つの勲章だって〉 ——正直に言います。当時それを本気で信じていた少年が、この国に何十万人といました。 意味がわからないくらいでちょうどいいかも。あれは意味じゃなくて、なんです。

8. September/Earth, Wind & Fire

「TikTokでダンス動画が話題に。昭和の曲といっていいのかわからないけど、ディスコソングとして昭和にも人気だったらしいので入れました」

《ひとこと》大正解!! 1978年リリース——昭和53年の曲。ばっちり昭和です。

歌い出しは〈Do you remember the 21st night of September〉。 おかげで毎年9月21日になると、世界中のSNSがこの曲一色になります。 48年前の曲が、毎年カレンダーに1日だけ帰ってくる。そんな曲、他にありますか?

9. Get Wild/TM NETWORK

「『シティーハンター』の曲として認知度が高い。最近ではCMソングにも使われていて、若い世代からも人気」

《ひとこと》1987年(昭和62年)4月8日リリース。作詞・小室みつ子、作曲・小室哲哉。アニメ『シティーハンター』のエンディングテーマとして制作されました。

そして最新データ。 2025年1月、日本レコード協会から「1980年代の作品として初めて」ストリーミングのプラチナ認定(1億回再生)を受けています。

2024年のNetflix実写映画『シティーハンター』では、25年ぶりに新録音された「Get Wild Continual」がEDテーマに。2025年8月には中古車情報誌「カーセンサー」のCMソングにも起用されました。

10. ギザギザハートの子守唄/チェッカーズ

「SNSでダンス動画と、印象的な歌詞が人気。カラオケでもよく歌われます」

《ひとこと》1983年(昭和58年)、チェッカーズのデビューシングル。作詞・康珍化、作曲・芹澤廣明。

〈ちっちゃな頃から悪ガキで〉——この歌い出しだけで、聴いた人の背筋が伸びる魔力を持つ一曲。 7曲目の「男の勲章」と並べて聴くと、昭和のツッパリ2大アンセムが完成します。「競馬大好き女子大生❤️」さん、選曲センスが素晴らしい。

「昭和びと秘密基地」事務局から

10曲、並べてみて気づいたことがあります。

TikTokでバズった曲、アニメの曲、ドラマの曲、ダンス動画の曲。 つまり「競馬大好き女子大生❤️」さんは「昭和の名曲」を選んだのではなく、 "いまの時代に生きている昭和" を選んでいました。

昭和は、懐かしむものじゃない。 2026年のタイムラインの上を、いまも普通に流れていたんです。

🎵 あなたの「昭和のうた」を、教えてください。

昭和びと秘密基地では、今まさに「昭和のうた ザ・ベスト100」を選んでいます。あなたが忘れられない1曲。友達に教えたい1曲。ドライブで流したい1曲。 どんな理由でも構いません。ぜひ、あなたの「昭和の名曲」をリクエストしてください。

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