思い出すだけで力になる。「やってよかった」と思えた瞬間の効能
はじめに|“やってよかったな”って、どんな瞬間ですか?
日曜日、LINEオープンチャットでこんな問いを投げかけました。
「最近、“やってよかったな”って思えたことはありますか?」
先週に投げた問いは、
「勇気を持ってとった行動ってありましたか?」というもの。
“勇気”という言葉には、人の背中を押す力があると思います。
今回は、それに少し続く形で、
「最近、“やってよかったな”って思えたことはありますか?」
この問いを選びました。
「じゃあ、実際にやってみて、どんな行動が“よかった”と感じた?」
「あなたの感情が、微かに動いた瞬間はどこにあった?」
振り返ることって、実はとても大事な行為です。
そしてこの問いには、ひとつのヒントが隠れています。
「“やってよかった”と感じた行動には、次の一歩が眠っている」
この記事では、僕自身が感じた“やってよかったこと”を振り返りながら、
そこにどんな意味や感情があったのかを整理してみようと思います。
読みながら、あなた自身の“よかったこと”を思い出すきっかけになれば嬉しいです。
思い出すだけで、思考が蘇る
「やってよかったこと」を思い出すとき、
人は自然と、少し前の自分の姿を見つめ直すことになります。
それは、何か大きな成功体験じゃなくてもいい。
些細な一言に救われた日でもいいし、
何気なく始めた習慣が、思いのほか成果が出た、どんなことでもいい。
まず、思い出すことに力があります。
ふだんはただ過ぎていく日々の中、
「なんとなく」こなしたことや、「まあこれでいいか」と流した瞬間も、
少し立ち止まって問いかけることで意味が浮かび上がってくる。
僕は今、自分の過去の行動を振り返りながら、まさにそれを実感しています。
「なんであのとき、あの投稿をしたんだっけ?」
「誰に届けたくて、どんな気持ちで発信したんだろう?」
そうやって思い返していくと、
“なんとなく”やっていたことの中に、実は明確な意図があったことに気づくんです。
そして、
その気づきこそが、次の行動の指針になっていく。
だからまずは、「思い出すこと」が大事なんだと思います。
記録じゃなくて、記憶を辿るように。
感情が少しでも動いた出来事を、そっと。
それだけで、グズついた思考がまた静かに動き始めます。
「やってよかった」は感情が基準でいい
「やってよかった」と思えるかどうか。
それを、数字や成果だけで決めようとすると、途端にわからなくなることがあります。
もちろん、数字はひとつの判断基準です。
僕もコワーキングを運営していて、売上という現実を無視できませんでした。
数字だけを見れば、決して満足いく結果ではなかった。
むしろ、「うまくいかなかった」と言われても仕方ないレベルだったと思う。
でも、振り返るとどうしても浮かんでくるのは、数字じゃなく“顔”でした。
発信を見て来てくれた人がいた。
何度もリピートして、僕の言葉に耳を傾けてくれた人がいた。
その人たちに「ありがとう」と自然に言葉が出てきた瞬間、
僕の中には、確かに「やってよかった」がありました。
焦燥感と達成感。
そのどちらにも振り切れないグレーな感情の中で、
心に何かが刺さる感覚。
それは数字では測れない、「感情の証拠」だったんだと思います。
だから僕は、行動の価値は感情を基準にしていいと思っています。
人からどう評価されるかより、自分の中に“どう残っているか”。
それが、次の判断をするときの、いちばん信頼できるものになるからです。
行動には、必ず何かが残る
「やってよかった」と思える行動がある一方で、
「やらなきゃよかったな」と思ったことは、僕にはあまり思い出せません。
「やらなきゃよかった」と後悔していることは、正直ないのかもしれない。
それよりも心に残っているのは、「やっておけばよかった」という後悔の方。
行動し失敗することはあっても、その中に必ず何かが残る。
気づき、つまずき、あるいは誰かとの出会い。
たとえ計画通りにいかなくても、「何もなかった」ことなんて、ほとんどありません。
でも、何もせずに通り過ぎた時間には、何も残らない。
誰かが気づいてくれることもないし、振り返る理由すら見つけられない。
だから僕は、「やってよかった」と思える行動を重ねていくほうを選びたい。
うまくいったかどうかよりも、
自分がそこにいたと胸を張れるように。
「ここにいます」と、小さくでも声を上げ続けられるように。
そうやって積み重ねた行動が、あとから自分を支えてくれる。
僕は、それを信じています。
おわりに|まずは思い出すことから始めよう
今の自分が、どこに立っているか。
どんなことを大事にしたいと思っているか。
それは、「やってよかった」と思えた過去の行動を思い出すことで、自然と見えてくることがあります。
うまくいったかどうか。
誰かに認められたかどうか。
そういう外側の判断軸から少し離れて、
“自分の感情が動いた瞬間”を、ただ丁寧に振り返ってみる。
それだけで、
次に踏み出すヒントが、少しずつ浮かび上がってくるかもしれません。
無理に決断しなくてもいい。
今すぐ動かなくてもいい。
まずは、「あのとき、やってよかったな」と思える行動を、そっと思い出してみてください。
それが、思考を整える最初の一歩になるはずです。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
もしこの記事が少しでも、自分の思考を見つめ直すきっかけになったなら、
僕がこれからつくっていく対話と整理の場所にも、ぜひ立ち寄ってみてください。
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