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勉強になる前に出会えてよかった

(小倉)百人一首ってすごくおもしろいと思うんです。

600年近くもの間の人々の歌をまとめてるんですよ。
だから、時代の移り変わりというか、その時代の流行りみたいなものを感じられます。

最初の方はシンプルな季節の情景の歌が多かったり、平安前期は恋焦がれる歌が多かったり、中期は恨みの歌が入ってきたり、後期から鎌倉になると世を憂う歌が増えたり。

天皇なのに好きな人のためにるんるんで若菜を摘んでたり、
歌合せの名勝負の2首が並んでたり、
帰りたくなくて夜が明けないでほしいという歌と、来るって言ってたのに来ない男を一晩中恨んでいる歌と、今が一番幸せだから今日死んでしまいたいって歌が隣り合っていたり(道綱母、かわいそう)、
死ぬ前に一度でいいから逢いたいという歌と、再会したのに一瞬で帰っちゃったという歌が並んでいたり。

赤染衛門めっちゃ恨んでるやん、とか、清少納言めっちゃ怒ってるやん、とか、いろいろおもしろいんですよね。

幸いなことに、家に百人一首のマンガがあって小学生の頃に読んでたり、小学校3年生の時の担任が百人一首が好きで時々クラスで百人一首大会が開かれたりして、古文の勉強よりも前に覚えていたので、私にとって百人一首は勉強ではありませんでした。
恐らく、最初に出会ったのが勉強としてだったら、こんなにおもしろいとは思えなかったのだろうと思います。

なので、他の人にとっても勉強でなければいいのになと思います。
文法がどうこうではなく、情景とか感情を感じ取って楽しむものだと思うのです。(文法は後からわかるはず、たぶん)
もちろん子どもの頃にはそこまで理解できていなくて、カルタとか坊主めくりとかで遊んでいただけなのですが。
それでも、マンガの相模の「でも本当は、幸せな恋がしたかった」とか、なぜか強烈に覚えています。

百人一首以外のものも、勉強しなければならないものとしてではなく、よく分からなくてもなんか面白いものとして先に出会っているかどうかで受け取り方が違ってくると思います。
願わくば、子どもたちには「強制」と感じる前にいろいろなものに出会っておもしろいと思って育ってほしいです。

余談ですが、Copilotにイラストを描いてもらったら、下の句がえらいことになりました 笑

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