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【器の筋トレ】「成功体験をお膳立てする」は、半分間違いです。| Vol.14

先日の朝、何故かとても眠たくて……。

いつもよりも2回多く
スヌーズを繰り返して、

ようやく携帯を手に取り、
キッチンに向かい、

まだ「しっかりと眠気」を感じながら
コーヒーを淹れ  ーー

夜の内に携帯に溜まった通知に
目を通していると、

読者の方から
心温まるメッセージが目に入りました。


その朝に飲むコーヒーは、
格別に感じられるので不思議ですね。


振り返れば、
この頃、不思議といろんな巡り合わせが重なる時期でした。

予想していなかった
問い合わせをいただいたり、

過去にご一緒した方々から
嬉しい報告がいくつも届いたり。

その一方で、

自分自身が立ち止まらざるを得ない

そんな、出来事も重なり、

「どこまで行っても、学びは終わらないな」

そんな本質的な面白さに、
改めて深く立ち戻るような時間でした。


さて、

今回からいよいよ、

最初の「器の筋トレ」メニュー
を提示していきます。

前回の記事(Vol.13)から
今日まで ーー

記事を読んだタイミングによっては、

数日、
あるいは数週間の時間が
経っているでしょうか。

この間、

「部下を育てるには、上司が成功体験を積ませるべきだ」

という定番の教えに、

ふと疑問を持ったり、

改めて職場を眺め、
何かに気づいたりした方はいるでしょうか。

それとも、

日々の忙しさに追われて

「次の記事が出たら答えがわかるな」

と、なんとなく過ごされたでしょうか。

この期間にご自身が
どう過ごされたかをメモしておくと、

今後、面白い発見があるかもしれません。


さて、

では核心へ入っていきましょう。

「部下を育てるには、上司が成功体験を積ませるべきだ」

誠実なリーダーほど、

この言葉を信じて
必死にお膳立てを頑張っている。

管理職研修などでも、

「お膳立てをすることこそが管理職の役割です」

なんて言われることもあるでしょう。

確かに、

「人は新しいチャレンジを経て、成功体験を積み、一皮むけていく」

という成長のサイクル自体は、
シンプルに正しいです。

ただ、

知らず知らずのうちに

半分「不正解」

に変えてしまう、

1つの歪んだ視点についてーーー



それでは、

最初のメニューです。

あまりにも当たり前であるのに、
ほとんどの人が限定的な視野に陥って
見落としていること。









「成功体験とは、
一体『誰のもの』ですか?」










この時点で、
ハッとした人もいるかもしれません。



成功体験は、

100%「部下本人」のもの


です。


その出来事の何が嬉しかったのか、
次への糧になったのか。


はたまた、

何をもって「成功」と捉えたのか。


その意味づけの決定権は、

すべて部下自身の「主観(内面)」

にあります。



しかし、

「上司が成功体験を ”積ませる” 」

という言葉を
信じ込んでいるとき


職場では全く違うことが起きています。


上司が

「この通りにやってごらん」
「この数字を達成してみよう」

とお膳立てするとき。


そこにあるのは、

「上司が作った正解に、部下をはめ込む」

という構造です。


つまり、

上司の側が

「これが君の成功体験だよ」

という中身を、
最初から勝手に決めちゃっている状態なんです。


そして、

当の部下は

「成功体験になったな!」

ではなく、

「自分自身の立場を守れた」

という安心感を得る。


「成功体験を得て欲しい」と願う上司

       と

「成功体験」と感じられていない部下

その間に、

悲しいすれ違い(構造のズレ)
が生まれている。


良かれと思ったお膳立てが、

結果的に、

部下が自分で「成功」を感じ取る
大切なチャンスを

遮ってしまっているのかもしれません。


最後に、

あなたの部下が
何を、

そして、
どんなことを「チャレンジ」だと思っているか、

ご存知ですか?


成功体験を決めるのは100%部下自身

です。

それを決めるのは、

上司のあなたでも、
会社の数字でもありません。

この前提に立ったとき、

これまで「良かれ」と思って
やってきたことの意味が、

少し違って見えてくるかもしれません。


ーーー だとしたら、

明日、

部下にどんな言葉をかけ、
どんな打席(チャレンジの環境)を準備しますか?


※「三位独立™」は、ヒロコ・ナカムラが20年以上の実務経験をもとに体系化した独自の組織理論です。無断転載・流用はご遠慮ください。

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