仄暗い森の水たまりで起きた奇跡。
森の夕暮れ。ヒカリも届かなくなり、誰もいなくなった仄暗い森の奥にある暗い水たまり。
朝から張り込み、数時間に一度だけ水浴びに現れる事はわかっていた。サンコウチョウの水浴びは他の野鳥とは違い、一瞬ダイブして終わり。チャンスは1秒あるかないか。
「頼むからもう一度だけここに来て…」
とだけ祈り、何かが動く音にいちいちビビりながら、ひとり息をひそめじっと待つ。
ピント抜けは避けたいと、浮いた枯葉に半押しで置きピントランキング。じわじわ減っていくバッテリーは残り僅か。
どうしても止めたい。ブレだけは避けたいと、シャッタースピードは1/2000s固定。
少しでも光を稼ぐために、600mmはあきらめ、f/5.6ギリギリの焦点距離。
ISOは迷いに迷った結果、12800に抑え、あとで現像時に持ち上げる方向にかけてみる。
EVF上では見えているけど、ゼブラは表示されていない。ほぼ写らないかもしれないノイズでザラザラな世界。
それでも、この暗さの中で今できることはそれくらい。
タイムアップ間際、黒い影が茂みに入ったのが見えた次の瞬間——
置きピンしたあたりに、飛びこんだ。

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800
f/5.6に抑えたつもりが、
ズレてf/6.3 なってしまった💦
フォーカスが移ることを信じてシャッターを切り直し、ドットサイトだけを信じ、ノーファインダーで運任せの鬼連写。

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800

371mm f/6.3 1/2000s ISO12800
綺麗じゃないしピントもあまいけど、
1秒あるかないかのこの一瞬のチャンスを残せたことに、ただただ感無量。
最後に、
「お疲れさん」

500mm f/6.3 1/200s ISO12800
はじめて撮れた綺麗なサンコウチョウ
とだけ一言残して帰っていったような気がして、何度もチャンスを逃した悔しさも、朝から粘った疲れも、すべて吹き飛んだ。
先月、枝に止まったサンコウチョウもまともに撮った事がなかった僕が、無謀にも水浴びの写真にチャレンジして奇跡的に撮れた時のお話。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました😊
ではまた~👋
いいなと思ったら応援しよう!
最後まで読んでいただきありがとうございました☕📷🦅