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お客様の業務を知る方法

■ この記事は、新入社員向けに製造業の業務を知る方法を、2025年9月に投稿したものです。 しかし、実際に業務コンサルタントが、新しいお客様に提案したり、お客様の業務を知りたいときにとる方法を ↓ の記事に体系だって述べていますので、ぜひこちらの方をご覧ください。

新入社員が、製造業のお客様を理解するには、体系立ったステップで進めることが重要です。初めての社会人でも迷わないように「地図を片手に工場探検する」イメージで説明します。

⏩ ステップ1:地図を描く(全体像をつかむ)

  • 会社の公開情報(ホームページ、財務諸表、ニュース)を事前に確認

  • 生成AIを使って、当該企業情報を入手

    • 組織図・製品別売り上げなど財務データ・主な顧客

    • その企業が抱える問題 など

  • 主な製品・顧客・サプライチェーンの流れをざっくり把握

  • 「この会社は何を作って、誰に届けているのか」を一文で言えるようにする

  • お客様の組織図が入手できれば、全体像がわかります

         代表取締役社長
            │
       ┌───────────┬───────────┬───────────┐
            管理本部    営業本部     技術本部     生産本部
 (管理部門)     (市場・顧客)  (設計・開発)   (工場運営)
       │         │         │        │
総務             研究開発     生産管理
人事             製品設計     製造部
経理財務                    品質保証
情報システム                  資材購買
                        物流部
                        保全部門

製造業の組織図の例

⏩ ステップ2:道を歩く(現場を観察する)

  • 工場やオフィスを訪問したら、目と耳で現場を観察

    • どんな人が、どんな順番で作業しているか

    • 製品や部品がどのように流れているか

    • 困っていそうな場面や工夫している場面をチェック

  • 見たことをメモし、あとで「工程フロー」に書き起こす

受注 → 生産計画 → 部品加工 → 組立 → 検査  → 出荷
 |    |     |      |    |    |
営業部 生産管理 加工課  組立課 品質保証 物流部

工程フローと関係組織を対比した例


工程で見たことをメモした例

⏩ ステップ3:案内人に聞く(関係者へ質問)

質問はシンプルに、相手が話しやすい形にするのがコツです。

  • 「この仕事の目的は何ですか?」

  • 「一番困ることは何ですか?」

  • 「どうなったらもっと楽になりますか?」
    👉 業務の「目的・課題・理想像」が自然に見えてきます

ヒアリングした結果の例

⏩ ステップ4:地図を整理する(プロセス化)

  • 工程ごとに 入力(Input)→作業(Process)→成果物(Output)を整理

  • 担当部署や役割を入れて「誰が何をしているか」を見える化

  • 1枚の簡単なフロー図を作ると、頭の中が整理できる

工程ごとのInput・Outputを表にした例

⏩ ステップ5:次の探索につなげる(仮説を立てる)

  • 「この工程は待ち時間が多そう」「この報告は手作業で大変そう」など仮説を立てる

  • 次回訪問や追加質問で、その仮説を確認する

  • こうして少しずつ「お客様の業務の地図」を精度高くしていく

「地図を整理する」を表にした例と、仮説の例

✅ まとめ(新人でも実践できる流れ)

  1. 事前に全体像を調べる

  2. 現場で観察する

  3. シンプルに質問する

  4. プロセスを図にまとめる

  5. 課題の仮説を立てる

👉 ポイントは「すぐに解決策を出そうとせず、まずは探検家のように観察と質問を繰り返す」ことです。


✅ 参考

 以下の記事で、現状の見える化の具体的な方法を述べていますので、ご参考にしてください。

  • node flow : モノの流れを表し、在庫の場所を示す

  • Lead Time構造: 製品が出来上がるまでの工程を表現し、縮めるための検討に使う

  • 業務フロー: 関係部門がどうつながって業務が流れているかをお客様視点で表現したもの

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