【HYP】カルビーの事例で体感する仮説検証技法🌹 HYP0063
企業で業務改革を任された方へ。
売上が伸びない
原因がわからない
改善策が当たらない
このようなとき、
コンサルタントが実際に使っている方法があります。
それが
CP(Consulting Process)=仮説検証技法です。
ただし、この手法は説明を聞くだけでは理解できません。
そこで本記事では、
カルビーの公開事例を使って、
「どう考え、どう結論に至るのか」
をそのまま体感していただきます。

■ 2024/12/16 改訂 ■ 2026/2/28 改訂
💡カルビーのポテトチップスが売れなかった理由
カルビー は
「かっぱえびせん」で成功
ポテトチップスに進出
しかし
売上が伸びない
という問題に直面しました。
原因を調査したところ
店頭で品質が劣化している商品がある
という事実が見つかりました。
当時CEO兼CIOの中田康夫 代表取締役社長がとった策を、私なりに整理しました。

✅ かっぱえびせんの成功で、ポテトチップスを発売
✅ ところが、売り上げが全く伸びないので原因を調べたら、商品の一部に劣化が見られました。 調べると製造から80日を過ぎると味が落ちることがわかりました
✅ そこで「出来立ての美味しい商品を消費者に届ける」と決め
✅ 市場に出すポテトチップスを新鮮に保つことを経営指標にしました
✅ 鮮度の見える化は、SAPシステムが持っている機能で可能なのに、旧システムはSAPに追加機能を多く入れたためそれが使えませんでした
✅ そこでSAPのHANAというVersionを導入した時にADD ONを最小にして、鮮度の見える化を提供することに注力しました
✅ 結果、製造後80日以内かどうか、小売店と情報共有することで、80日を過ぎないように注力し、無駄な廃棄・安売りを避けられました
✅ おかげで、売り上げが増え、お客様満足度も向上したのです
💡このストーリーを仮説検証型にしてみました
ここからは、参照資料から私が勝手に想定した「Vision」と「仮説」です
Vision : おいしいポテトチップスを消費者に届ける
仮説1: おいしいのは製造後80日まで。 お店には製造後80日以内に保つと、お客様がおいしいと評価していただき、売り上げが増える!
仮説2: 優れた分析ツールを持っている情報システム(ERPパッケージ)をうまく使うと、お店の鮮度を常に把握することができる

【参照情報】
DXの本質と企業競争力の強化 2022年5月 経済産業省 商務情報政策局 アーキテクチャ戦略企画室長 和泉憲明氏 WorksWay 講演資料
💡カルビーのポテトチップス鮮度を保つ仮説検証結果
私の想定した2つの仮説を、以下の順に整理し、図にまとめました。
仮説
こうすれば解決するだろうという仮の答え
Fact (事実)
仮説を頭に浮かべ、店舗に並んでいるポテトチップスの製造後日数などの調査結果を「事実」としてとらえたもの
findings (気づき)
fact(事実)を並べて、プロのコンサルタントの視点で見ると「あっ!」と気づくこと
conclusion (結論)
findings (気づき)から、どんな解決策が必要で、それを実現するために何をすべきか? を提言する結論
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