『DEATH NOTE』になれなかった『BLOODY MONDAY』
LINEマンガで『BLOODY MONDAY』のタイトルを発見した。
懐かしい…集めていたので、押入れのどこかにあるはずだ(苦笑)。
この漫画を見ると
『BLOODY MONDAY』は惜しかったよな〜
という感情が湧き上がる。
あと一歩で『DEATH NOTE』になれたのに…と。
『DEATH NOTE』と言えば、単行本の累計発行部数が3000万部を突破している週刊少年ジャンプの人気マンガ。
マンガのみならず、アニメ化・実写映画化・舞台化など様々にメディアミックスされ、今でも根強い人気を誇るレジェンド作品の1つだ。
一方!
週刊少年マガジンで連載されていた『BLOODY MONDAY』も、三浦春馬さん主演でテレビドラマ化されるなどして人気を誇った作品である。
ウイルステロに立ち向かう天才ハッカーの物語は、連載スタートの初回をマガジン誌上で見て
「うぉ! マガジン版の『DEATH NOTE』キター!」
と思ったのを今でも覚えている。
サスペンスというか…謎解き要素というか。
「人間同士の知略バトル」の面白さを感じさせる展開で最高のスタートをきった!
…はずだったのだが、始まって数回でその期待は脆くも崩れた。
というのも…『BLOODY MONDAY』は
【エロ】
に走ってしまったからだ。
あかん!
そっちへいったら女性読者層をはじく!
レジェンドマンガになれるのに!
巨乳キャラとか強調しちゃダメ!!
1000%の蛇足やん!
マガジン特有の伝統というか。
「エロ要素を入れるのがマスト」みたいな空気というか…。
ジャンプでは満たしきれない性欲をマガジンが請け負っている感覚というのは当時はあった。
(今ではジャンプも『ゆらぎ荘の幽奈さん』や『いちご100%』などの系統をバンバンやっちゃってるけどねww)
しかし、当時は確実に”ソレ”のせいで読者を選別したと今でも思っている。
結局、『BLOODY MONDAY』の連載はSeason3まで続いたものの、伝説と呼ぶには記憶に薄い作品となってしまった。
近年、あらゆる展開・シチュエーションのマンガがやり尽くされ、そのレッドオーシャンの中で読者を惹き付けるための最短・最強の手法が「エロ」という…至極短絡的なマンガが爆増している。
特に【異世界】モノは、
チートスキル
最弱スキル
レアスキル
最弱からの成り上がり
最強忌憚
パーティー追放
といった要素に加えて…
エロ
(ハーレム)
がマスト事項みたいになっているんだよね。
物語に必要のある「ラッキースケベ」ならいいんだけど。
無駄に「こうすりゃお前ら読者は喜ぶんだろう?」みたいなものが増えすぎて、あからさまな作品も急増。
ここまでくると吐き気がしてくる。
というか。
1998年以前…「インターネットがそれほど普及していなかった時代」の思春期男子は、エロというのは公園とか人気のない山に捨てられたビニ本的なものを偶然手にするか、”大人”の兄が持っているお下がりを貰い受けるかなどするしか目にする手段が無かった。
もしくは『トゥナイトⅡ』や『ギルガメッシュ』を親に隠れてこっそり見るとかね(苦笑)。
あとはツタヤでアダルト作品が借りられる年齢になるまで辛抱強く待つか、頑張って彼女を作るか…。
手に入れる(目にする)ためには「それなりの手順」が必要だったのだ。
ところがどっこい。
平成から令和になった今…エロは無料で手に入り放題じゃん?
むしろ、小学生とかでスマホを持たされた日にゃ…もう「解き放たれた獣」になりゃしないか?
以前、ちょっとネタにしたけど。
エロへの耐性が弱い時期からエロに触れられる(接触してくる)可能性が高いのが今どきの子供たち。
そんな「ダイレクト」にアクセス出来る時代に、中途半端なエロ漫画で人気を得よう…という感覚がイマイチ分からない。
創作物である「絵」じゃなくて、リアルな「写真」が簡単に手に入るんだよ?
両者を比較して、漫画のエロの価値って何さ?
『ピーター・グリルと賢者の時間』とか『ぐらんぶる』みたいにバカバカしさを交えたエロとかならまだ分かる。
最初から「ハーレム」を謳う作品も割り切っているから良しとしよう。
自分は「バトルもの」とか「グルメもの」で、無駄にエロ要素を混ぜ込む必要は無いと思っている派なので…。
『BLOODY MONDAY』が『DEATH NOTE』になれなかった理由は”ソコ”なのかな〜と。
まぁ、『食戟のソーマ』の”おはだけ”のようにギャグに振り切っちゃえばまだ許せるんだけどね…。
う〜ん…全て【好みの問題】か。
とにかく「面白い漫画」が読みたい今日このごろ。
