結婚式の【生配信】ビジネス
「放送作家」という…テレビなどの企画を考えたり台本を書いたりする仕事をしている中年男が、日常の思いつきや体験などを綴るエッセイ風note。
※まだ「結婚式」に関する話題が続いています。
YouTubeでの「ライブ」だったり、ツイッターでの「ツイキャス」だったりと、これだけ生中継・生配信が盛んでありながら、なぜ結婚式を配信しようとする業者は現れないのだろう?
ふと思った。
親友やお世話になった知人など、出席したい結婚式はあるはずなのに…(コロナの流行以外の理由で)出席しない人も多いよね。
で、その「出席しない理由」は主に3つだと推測。
① 時間的な理由
② 金銭的な理由
③ そもそもが”好き”じゃない
1つ目の時間的な制約は…。
結婚式を生まれた(住んでいる)地域でやるならいいが、出身は北海道・沖縄だけど式は東京・大坂でやる…といった場合。
飛行機なり新幹線に乗って半日がかりの移動があったりし、仕事などで会社を休めない場合は物理的に参加が不可能になる。
「土曜日の午後だけなら時間あるけど、前後の曜日含めると移動時間が足りないから欠席します」となるわけで。
よほどの大親友とか幼馴染とかでない限りは、そこまでの手間をかけて移動しようと思えないかと。
2つ目の金銭的な制約は…。
ご祝儀だけならまだしも、上記のような移動により飛行機・新幹線代といった交通費、ホテルの宿泊費など付随したお金が出ていってしまうケースもある。
祝儀だけでも(マナー情報によると)最低3万は必要なのに、このご時世に1〜2日でトータル10万円近くぶっ飛ぶのはかなりキツいイメージ。
これも、新郎新婦と”よほどの仲”じゃないとこの金額を出す決断をしにくいよね。
3つ目は…身も蓋もない言い方をすれば「友達・親友じゃなかった」ってことで(苦笑)。
自分は仲がいいと思っていたが、相手はそうは思っていない「ビジネス友達」だった…という。
②や③はともかくとして、①に関しては
生配信すれば「お祝いのシーン」は見ることが出来るんじゃないかな〜
と思った。
かつ、投げ銭とかでご祝儀受け付ければ、いろんなことが解決しそうなんだけが。
で…これだけ配信ビジネスが横行している中でなぜやらない(やれない)のか?
おそらくだが、【人材不足】と【音楽著作権】が障害になっていると思われ。
【人材不足】というのは技術スタッフで、依頼者(新郎新婦)からお金を取って配信するからには放送中断や中継トラブルがあってはならないこと。
ホテルや会場などでのWi-Fi事情や、1つの披露宴を中継するのに3〜5人ぐらいのプロが必要となるとかなりの人件費がかかる。
費用を丸々依頼者に負担してもらうにしても、トラブル発生時の責任を含めた取り返しがつかないことになった事態発生に対するワリの合わなさからやらないのでは、と推察。
また【著作権】というのは、生配信で音楽を流すとJASRACが黙ってないぞってこと(笑)。
JASRACからすれば「あなた方が払った使用料金は式場内だけのもので、配信で流れるのは別料金っす!」ってわけだ。
オリジナルソングや商用無料音源しか使わないならともかく『Can you celebrate?』や『バタフライ』が流れた日にゃアウトォ!!
その都度、ブツブツ音声を切らないといけないかと思うと…雰囲気がぶち壊れるし、ちょっと面倒だよね。
まぁでも…以下のような配信に特化したガジェットもあるようだし。
何かしらビジネスの種にはなりそうな気がするんだけど。。
これだけ起業したい人がいても「結婚式の配信屋」がなかなか登場しないことを鑑みると、開業までにはなかなかハードルが高そうだな。
余談ではあるが。
もし「2021年のIT技術を持って19年前に戻れる」なら、やってみたいのが『日韓ワールドカップ2002』での生配信。
もちろん試合会場内からは出来ないけど、あの時の【六本木】とかは本当にスゴかったからね…。
「各国からフーリガンがやってくる!」ってことで、日本の警察が戦々恐々とし、夜の六本木はポリスメンによる厳戒態勢だった(笑)。
で、試合が始まれば、各スポーツバーから聞こえてくる歓声や悲鳴。
独特だったもんな…あの雰囲気。
なので、スポーツバーにカメラ機材を置いて中継してみたいな〜と思った。
本当だったら、東京オリンピックでそういうことをやってみたかったんだけど。
ただのイチ【放送作家】では何も出来ず。
中継は出来ないが、定点カメラでの記録はしてみようかな……と検討中。
