【推し活 3.0】 情報は「公式・SNS・集合知」でチェック
とあるアイドルのリサーチをやって驚いた。
インターネットから
「ファンサイト」が消えた
ひと昔前はアイドルのファンだったりが、事務所の非公式・非公認で勝手にホームページを作り情報を発信していたものだが。
それらが一掃されている!?
「Why…!?」
そこで、最近の【推し活】事情について考えてみた。
【推し活 1.0】
昭和ながらの応援の仕方。
ファンたちは事務所が運営するファンクラブに入会。
時に、スーパーアイドルのレベルになると「親衛隊」といった自警団みたいな集団が生まれた時代。
この時代のアイドルにまつわる様々な情報は、事務所からの発表をメディア(マスコミ)が伝える形。
【推し活 2.0】
1998年頃から…インターネットが本格的に庶民のモノになってきてからのアイドルの応援スタイル。
HTMLで自作のホームページを作って公開し、ファンが情報を発信するサイトがポツポツ登場。
掲示板やチャットなどを活用しファン同士で情報交換が始まったのもこの頃。
アイドルの様々な情報は…まだメディアが隆盛を誇り発表をコントロール出来ていた時代。
【推し活 2.5】
アメブロなどの「ブログ」が登場。
また、和製SNSの元祖「mixi」が登場し、ファン同士が集まる場が続々と誕生。
熱烈なファンの一方的な発信だけではなく、ファン同士の”交流”や”情報交換”が始まったがこの頃から?
また、椎名林檎さんがブログで妊娠を発表するなど、芸能人や事務所が情報を最初に発表する場がメディアからインターネット(ブログ)に移行し始めたのもこの頃からかと。

【推し活 3.0】
2010年以降の応援スタイル!?
当初はミニブログとも言われた『Twitter(現在のX)』が誕生。
フォローやスキ(イイね)が手軽に出来たこともあり、ファン同士の交流の場がブログや非公認サイトからSNSメインへと移行。
芸能事務所はホームページを持つのが当たり前だし、タレントも個人のSNSを持つ時代。
アイドル情報の発表は事務所のホームページで行われ、それをメディアが追随して報道する形がメインに。
おおまかに分類すると、こんな流れだろうか?
客観的に見ても、【推し活】が3.0の時代になったことで「推し方」にもだいぶ変化が出だようだ。
一番は「ブログの衰退」かなぁ?
芸能人側は、情報を発信するのに長文スタイルのブログより短文(128文字)の手軽さで運用できるSNSへ移行、ファンもそれを受け入れた。
ファン側もファン側で…複数の芸能人を応援しているとブログの個別横断が面倒だったが、SNSだとフォロワーの投稿一覧という形で情報がチェックしやすかった。
かつ!!
芸能人と直接つながることが出来る
というメリットもあった。
ブログでお気に入りのアイドルの情報を発信していても、単なる自己満足。
それが、SNSで情報を発信すると、ともすれば本人から「リツイート」または「イイね」がもらえる可能性があるんだから。
そりゃブログ捨てるわ(苦笑)。
あと、至極当然のことではあるが「ファンサイト」より「事務所公式」の方が情報は充実しているし、なにより信用性がある。
昔はホームページを持たないアイドル(事務所)もいたと思う。
ホームページの製作費や維持費が数十万〜数百万単位だったので、事務所がホームページを作る予算を渋ったりしていたのだろう。
そのデジタルの不足分を、スキルを持ったファンが「ファンサイト」という形でカバーしていた側面もあったんじゃないかな?
ところが現代はホームページが超格安で作れる時代…!
よほど凝ったことをしなければ、わりと 簡単に作れてしまう。
二宮和也さんだって実のお姉さんが作ったみたいだし…。
こうした「公式サイトの充実」「SNSによる情報発信の手軽化」の他に、「集合知による情報の補完」もあるだろう。
いわゆる『Wikipedia』だ。
1人の熱烈なファンがアイドルの情報を調べて発信するスタイルが、複数のファンが1つのプラットフォームで最新の情報にアップデートし続ける方式に負けたんだろう…。
多勢に無勢と言うか。
こうして…最新情報は「公式」でゲット出来るし、ファン同士の交流は「SNS」が最適…。
過去の「バイオグラフィー」「ディスコグラフィー」的な作品は『Wikipedia』にまとまっている。
…となれば、非公認・非公式であるファンサイトは需要が無くなり、消滅するのも当然っちゃ当然か。
わざわざデータを置くサーバーを借りてホームページを運用する手間もあるしね…。
俺もniftyのプロバイダーとか契約していたが、無料のホームページスペースとか付いてたもんな〜、確か当時は。
で、自作のHTMLをアップして遊んでいたし。
訪問人数のカウンターとかを設置したりもね(爆)。
ちょっと前に『DAO』という”非中央集権”なスタイルのコミニュティーが流行った。
これは集団での特定のリーダーを決めず、参加者全員の意思決定でそのコミュニティーの運営方針を決定する…みたいな集まりだった。
今のアイドルやアーティストをとりまくファンって、この『DAO』的な形になっているんだろうか?
特定のリーダー(=親衛隊長)を決めず、みんなが平等に推しを応援する…っていうね。
リーダーのポジションには、事務所だったり本人だったりがいたりするが、そこに反対する人はそもそもそのコミュニティーに入らないだろうから平和的に運用が可能なはずだ。
なので、みんなが推しに対して平等で接するのが平常運転なので、ファンサイトを作って目立つことが「炎上」という行為になりかねない…。
ゆえに、我を出さず同調している。
そんな時代の流れを感じた1週間だった。
