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【女優道】 共感で売るか? 秘匿で売るか?

 最近の女優さんたちを見ていると「2つのタイプに分かれるな〜」と感じることがしばしば。

グループA
仲里依紗
川口春奈
矢田亜希子
…etc

グループB
広瀬すず
新垣結衣
有村架純
…etc

 この違い、皆さんは分かるだろうか?


 あくまで個人的な感想・感覚ではあるが…。
 グループAに属する女優さんは「共感(キャラクター)」を武器に戦っている女性。
 グループBに所属する女優さんは「秘匿(ミステリアス)」を武器に戦っている女性。
 そんな印象がある。

 他で言うなら…【たて】と【ほこ】だと、Aが【矛】でBが【盾】かな?
 【個人情報出しまくりな攻め続ける姿勢】と【プライベート情報は鉄壁の守りで明かさない】の違いみたいなもので。


 さらに噛み砕くなら、Aのグループに属する女優さんはプライベートや個性(キャラクター)を存分にぶっちゃけて、それでファンに【共感】を得てもらう戦略だよね。

 仲里依紗さんや川口春奈さんは自身のYouTubeチャンネルでそういった部分を含め、かなり色々なことを晒しまくっている。

 で、その姿に愛着を持ってもらい、女優としての仕事に繋げている感がするのよねぇ。
 中には数百万再生を叩き出している動画もあって、若い世代への認知度もそれなりに広まっているはずだし。

 矢田亜希子さんだって…ネット(動画)ではないものの、TBSの『ラヴィット!』で電流くらいまくっているもんなぁ。
 2020年以前の女優像からは考えられない売り方をしていると思うよ。
 だってさ、大ヒットドラマ『やまとなでしこ』で準ヒロインを務めていた女優さんだよ?
 それが今や電流ビリビリ椅子だよ!?(笑)
 時代は変わるもんだね…。


 一方のBグループは「昔ながらの戦略まま」というか。
 むやみにプライベートの情報は出さず、個性がさらけ出るバラエティなどに出演するのは自身が出演する映画やドラマ等の番宣の時だけ。
 私生活やキャラクターを極力封印することで女優(芸能人)としてのミステリアスさを出しつつ、作品で勝負していくっていう。

 あ! だからといって、別にAグループが「女優として陰りが出てきたから路線変更している!」とか「芸能生命に保険をかけている!」と言っているわけではない。
 あくまで自身のプロデュースの仕方、路線の違いってことだ。
 個人的には、時代としてはAグループの方が令和の時代らしい戦略だと思っているし。


 別な言い方をするならば、Aグループの方は「プロセスエコノミー」でBグループの方は「プロダクトアウト」なわけで。
 プロセス…つまり女優としてなりたちの裏側を見せることで、いざドラマ出演が決定した時に動画のファンを本職テレビの場へ誘導するっていうやり方。

 BグループもBグループで利点はあると思われるが、正直、令和…そして次の元号の時代に向けて演じ続けるには「流行り廃り」に巻き込まれすぎるんじゃないかと考えられる。
 女優生命を賭けた「プロダクト」がコケた場合、その後の出演できる作品にも少なからず影響をもたらすのだから。


 考えてみたら、川口春奈さんも昔は「Bグループ」の売り方をしていたっけ。
 ただ、ヒット作に恵まれずに代表作と呼べるものが無く、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に沢尻エリカさんの代役で出演するまで「低視聴率の女王」なんて不名誉な称号がついていたこともあった。
 そこから一発逆転し、2022年に放送されたフジテレビのドラマ『silent』でようやく自身の代表作を1つ手に入れることが出来た。

 女優として長らく低迷していた時期が続いたせいかな…。
 もしかしたら「このままじゃマズい!」と思ったのかもしれない。
 そんな折に(コロナの影響もあって)YouTubeをスタートさせ、女優の中でもトップクラスのフォロワーを抱える人気女優へとステップアップしていった。

 もしかしたら『silent』の主役に抜擢されたのも「事務所の力」や「本人の力量」の他に「YouTubeのフォロワー人数を考慮した人選」という項目があったかもしれない。
 バラエティ番組のキャスティングでもそうだが、その人を出演させる理由の1つに「SNS等のフォロワーが多い(=番組を見てくれるかも)」というのがあるのは間違いないから。
 それがドラマの女優のキャスティングにまで影響したのだったら、「プロセスエコノミー」の売り方が大成功だったということになるよね。


 今の時代、ヒット作に恵まれ続けることの難しさってのもあるから、Bグループでの売り方は限界が近づいていると思っている。

 例に出して申し訳ないけど…例えば仲間由紀恵さん。
 『TRICK』や『ごくせん』で大人気女優となったわけだが、令和の今となっては「どうよ?」って感じじゃない?
 @@のドラマ、主演は仲間由紀恵…でどれだけの視聴者を集められるかって話でもあるし、『ごくせん』の頃だったら見に行ったかもしれないが、今の時代での映画主演が仲間由紀恵で「お金を出して見に行くか?」…って話でもある。
 主演ではなく、脇役や二番手として…女将さんとか母親役とか。
 年齢を重ねていくと、どうしても「そういう方向(売り方・出方)」になってしまわないだろうか?

 一応で【個性派女優・俳優】という生き方はある。
 樹木希林さんみたいな…いつの時代でもブレない魅力を持った女優もいるにはいるが、広瀬すずさんや有村架純さんがアラフィフになる頃に個性派女優へなっている姿が想像できない。
 (松嶋菜々子さんみたいな印象は想像できるが)


 若くて「顔面力」だけで突っ走れた勢いのある頃だったらともかく、中高年になると確実に若い世代への求心力は確実に落ちる。
 (その女優と)同世代だった女性ファンは30歳くらいを境に結婚や出産などでエンタメを推してる場合じゃない人も多いし、男性ファンなら会社での仕事で新人から脱却し中間管理職として忙しくなる頃だろう。
 一緒に成長していくのではなく、だんだん離れていく形になる。

 そんな時!!
 YouTube等の発信を続けることで「若者にも認知・人気」がある女優に成長できていたら?
 それまでの女優とは違った形でファンを獲得でき、女優として成長できるのではないのかな?

 木村佳乃さんが人気なのって、『世界の果てまでイッテQ!』で女優としてはありえない程の体を張ったロケをやっているからのような感覚もあるし。


 とりあえず、Aグループの面々が10年後にどんな形で女優を続けているかをベンチマークしておきたいと思っている。




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