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異世界漫画ブームの終焉?

 ニコニコ漫画で読んでいた『最強の種族が人間だった件』が最終回となった。

 まぁ…63話まで連載が続いたということは、週刊誌ベースだと1年はもったことになるのかな?
 もうちょっと連載が続くと思っていたので「あ、ここで終わるんだ」と少しビックリ。

 ちょっと前に、同じニコニコ漫画に掲載していた『外れスキル【地図化(マッピング)】を手にした少年は最強パーティーとダンジョンに挑む』が16話にして漫画連載が終了したのには「えっ、終わるの早くね!?」とかなり驚いたが。

 原作ではこれから盛り上がっていく展開だったらしいが、まさかの16話打ち切り…。
 「絶賛大人気の異世界漫画作品でも打ち切りってあるんだ」と思った。

 現在、電子書籍を中心に売れに売れている異世界漫画。
 売れ筋ランキングでは常に上位に食い込み、ニコニコ漫画を見ていると「異世界漫画専用のプラットフォーム?」と思うぐらいタイトルが揃っている。

 ただ…ある程度”設定”が成熟しきってしまったがゆえ、パターンも似てきてしまったことで飽きる人が増えているんかな?

★転生 or 召喚 or 生誕
★最低(無能) or 最高(希少)のスキル付与
★最強無双物語 or 底辺成り上がり物語

 というところから設定がスタートし…。

★運命の出会い
★ダンジョン
★スタンピード(魔物大量発生)
★ゴブリン → オーク → ドラゴン の討伐
★能力覚醒

 の段階テンプレを経て…。

★美女ハーレム(=エロ)

 という要素を詰め込めば、だいたいの物語が成立してしまう。
 あまりにも異世界漫画が浸透しすぎて、入り口の段階から「テンプレ!?」「これはもしかして異世界召喚?」とか自らネタバレさせちゃう作品もあるし(笑)。

 あと、人間への転生が飽和状態になったからか、だったりだったりドラゴンだったり…”転生先”も様々にバリエーション化w
 加えて、作品のタイトルも無駄に長くなっていったな…。

 個人的な感覚としては、本屋さんで新刊を置く棚に『転生したらスライムだった件』という漫画が置かれ始めるようになって「なんだ、このタイトル?」と思ったあたりから異世界漫画(=なろう系からのコミカライズ)が大ブームになった印象がある。

 漫画はよく分からなかったが、パチンコに『リゼロ』が登場したり、コスプレイヤーの間でレムのコスプレをする女子が増えたり…。
 そういうサブカル界隈からも「あ、異世界漫画って流行っているんだ」と肌感覚で知っていったイメージだな。

 「小説家になろう」のサイトは誰でも投稿出来るから、上記のようなテンプレで作品が量産された結果…薄利多売・玉石混交な状態になってしまい。。
 さらに、出版社が「とりあえず、電子版でガンガンとコミカライズ化させようぜ!ヒット作が出たらラッキー!」とばかりに漫画化させた結果が現状を招いた感じになるのかな?

 もちろん、面白い作品も多数出てきたけど、漫画ファンの目が肥えてきたというか…ちょっとでも気を抜くとすぐに読者が離れていってしまうようになった。
 『マッピング』が連載終了したのも、「とりあえず漫画化→思ったより人気出なかったから打ち切り」になったんだろうと推測。

 あとは、このケースが「異世界漫画の終焉」に当てはまるかどうか不明だが…小説の原作者が亡くなって人気が落ちてしまう場合も。
 『カット&ペーストでこの世界を生きていく』は、最近、ニコニコ漫画で更新する度に閲覧者数が万単位で減っている。

 作者の方が亡くなったのはニュースにもなり、その後は他の先生が引き継いで何とか原作小説の方は物語を完結させたようだが…。
 漫画の作風(展開)に若干の違和感を覚えるようになり、俺にしては珍しく単行本の購入を途中で止めてしまった作品だ。
 さすがに打ち切りにはならないと思うが、「どう、漫画を終わらせるか?」で漫画家さんは頭を悩ませているだろうな…と思った。

 こうした現象(人気のジャンルだと思っていたがあっけなく終了)が起きるのは異世界作品だけじゃない。
 『週刊少年ジャンプ』で『聖闘士星矢』がブームになれば…『サムライトルーパー』や『天空戦記シュラト』といった”鎧系”作品が追随し、結果、消えていったわけだし(笑)。

 どの作品のジャンルにも黎明期があって成長期を経て安定期があるはずなので、異世界漫画は成長期〜安定期の過程でのフルイにかけられているって段階かな?

 まぁ、読者側としては、面白ければ単行本を買うし、つまらなければ触れないし。
 ただそれだけだ。

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