【ラーメン餃子セット】 が嫌いな理由
テレビやラジオなどの企画を考えたり台本を書いたりする放送作家が、日常の思いつきや体験などを綴るエッセイ風note。
放送作家の諸先輩の一人である小山薫堂さんのような…食にこだわりのあるグルメってわけではない。
ただ【ラーメン&餃子セット】や【半ラーメン&半チャーハン】といったセットは絶対に頼まないことにしているし、お店で注文したことは一度たりともない。
(無料券やクーポンがあったりする場合は別だけどw)
というのも、自分はメイン(この場合はラーメン)を味わいたいのであって、そのメイン以上に味の濃い餃子や、舌に残る脂が満載のチャーハンを挟んでしまうと「味わいたかったラーメンそのものの味がブレる」からだ。
白米はいい。
白米はメイン(ラーメン)の味を必要以上に邪魔しないし、むしろ「ラーメンライス」は好物の組み合わせでもある。
こんな感じでちょくちょく”食のこだわり”をネタにしているが、バカ舌はバカ舌なりに「安い値段で最高の味を楽しみたい!」という思いがある。
この既存商品を組み合わせるマッチング戦略…。
企業の担当が「1+1を組み合わせれば3にも4にもなって売れること間違いなし!」と鼻息荒くしてリリースした商品は数あると思うが、俺にとって最低なパターンだと思える商品がチラホラ。
例えば…牛丼チェーン店の「うな牛」が最たるもので。

【欲張りな一品です】とか書いちゃっているところが、ハッキリ言って残念すぎる。
担当者は「1つの丼で2つの味を楽しめてラッキーでしょ!」と思ってリリースしたのかもしれないが、俺からすれば「安い牛肉と濃いタレ(ツユ)が、うなぎの繊細な味をぶち壊している」としか感じられない。
で、こんな味のバランスが悪い商品が1000円近い値段ってのはさらに信じられない。
あとは…中華系のフランチャイズ『陳麻家』。
こちらのメニューも…

全然「最強」なんかじゃない、むしろ「最悪」に近い。
チェーンにしてはわりと美味しい麻婆豆腐を出しているお店だが、麻婆豆腐の麻辣と、「塩・酸・辣・甜・麻・苦・香(四川七味)」が入っていると謳っている担々麺の味がどっちつかずになってしまうじゃないか…。
それぞれ単品では頼んだことあるが、セットでは絶対に頼まない。
じゃあ、いわゆる「三角食べ」的に食べず「一品ずつ食べれば味がブレないのでは?」と思うかもしれないが、それだとどちらか一品を食べているうちに片方の「鮮度」がどんどん落ちてしまう。
熱々の状態で食べるのが至福の料理なのに、5分ぐらい放置され半分冷めた状態で食べるなんて…絶対に嫌だ。
クーポンを使って無料でもらえるとは言え、『リンガーハット』で長崎ちゃんぽんに餃子(3個)を組み合わせると、餃子の濃い味でちゃんぽんの豚骨スープが死ぬ。
『なか卯』で唐揚げ2個無料クーポンを使って親子丼を食べると、親子丼の鶏肉が死ぬ。
そもそもタダでないと頼まない組み合わせなんだけど…(苦笑)。
【味の方程式】が完成されている商品に”濃い味”の物をプラスすると、計算式がグチャグチャになって食後の後味が悪くなる気がするんだよね。
あ、そういった組み合わせの中だと、ギリギリで「カレギュウ」は許せる。

あれは「カレー&牛めし」という商品ではなく「薄切り牛肉入りカレー」だと思えば、肉だくで贅沢なカレーに思えるから(笑)。
牛めしのツユをカレーのスパイスが全て打ち消してはしまうが、そもそも牛めしのツユにそこまでの繊細さを期待してないため「味付け肉が入ったカレー」だと認識すれば全然イケてる商品だ。
そんな、他の人から見ればどうでもいい「オッサンの謎の食に対するこだわり」ではあるが…。
日本全国に1人くらいは共感してくれる人がいてくれやしないだろうか?
