リアルなファミリーヒストリー
鶴田真由さんの『ファミリーヒストリー』を見た。「祖先は新選組だった」という見出しを見て興味を持ったからだ。いや〜濃厚!! いや”特濃”の祖先だったね。あの女優さんにこんな祖先がいたんだ…と、ただただ頷くばかり。「あそこまで記録が残っているんだ」と感動もした。
で、見終わった後にWikipediaで調べたら鶴田さん、結婚はしているようだが子供はいないようだ。「きょうだいはいるんだろうか?」 そんな風に考えてしまった。
ウチは3人の男兄弟で、自分は長男。本来は家を継ぐべき立場なんだろうけど、いい歳して未だ東京でのうのうと独身生活を送っている。まぁ、弟(三男)が結婚し2人の男の子に恵まれたので、究極を言えば俺が独身でも山川家を語り継いでいってもらえる”子孫”はいるわけだ。
だが、番組を見ていたら、何か…ただひたすら祖先に申し訳ない気持ちでいっぱいになった。山川家というファミリーのバトン(ヒストリー)は甥っ子たちが繋いでくれるだろう。でも…お母さんが俺にパスしてくれた「命のバトン」を俺は繋げていない。TOKIOの城島茂さんのようにアラフィフになってもしかしたら命を授かる可能性だってまだあるかもしれない…が現状その可能性は限りなく低い。
実業家の堀江貴文氏は「結婚なんてしなくてもいい」「持ち家も結婚もコストがかかりすぎる」などと自身の著書の中で語っている。俺も若い時はそう思っていた。でも、あと何年生きられるか分からない年齢に差し掛かった状況の中で、ふと「命のバトン」を止めてしまうことへの寂しさを感じている自分がいる。
東京って街は夢を叶えるためにたくさんの人が地方から上京してくる場所でもある。そんな”夢があるから”って言葉を隠れ蓑に「みんな独身だから別に結婚なんて焦らなくていいや! それより仕事だよ!」と思えちゃう不思議な街だとも思っている。で、俺もそうやって夢の中を走っているうちに、気付いたらあっという間に三十路を越えてしまっていた。
チャンスが無かったわけでもない。今思えば、2度ほど…結婚してもいいのかなって考えに切り替える機会はあったと思う。ただ最初のタイミングは22〜23歳とかで若かったし、全くお金も無かったし。2度目も結婚までには至らなかった。いい大人のくせに「覚悟」が足りて無かったのだと思う。
高校生の頃だっけな…。普段は無口なお父さんに突然「一度くらい結婚しておくといいよ」と言われたことを、ふと今になって思い出す。

今のようにデジタルで大量に記録が残せない時代。我が子をフィルムカメラで撮影し、写真屋から現像したものを受け取った時、両親はどんな思いだっただろう。それを思うと胸が苦しい。
※写真は生後7ヶ月の一枚。
