テレビの「番組終了→新番組開始」のプロセス
今朝方、酔っ払って【X】でこんな投稿をした。
てか、番組の改変って6〜7月くらいに決まるものなんですが…。
— 山川俊司 (@ShunjiYamakawa) September 14, 2025
明確な不祥事を起こしてないタレントなのに8月に突如終わらせると後々の番組が作れない。
偶然を陰謀論にすり替える怖さ…。
㊗️70万再生!カズレーザー、緊急終了こういう事だった… https://t.co/R6Q6QRPEG9 @YouTubeより
この秋にお笑い芸人のカズレーザーさんがMCを務める番組が立て続けに終了することを受け「これにはとある原因が!」と煽るYouTubeのショート動画を見ての感想だ。
そもそもの発端を調べてみると…
8月に放送された池上彰さんと共演した番組内での発言らしい。
それを受けて
視聴者
「あいつ、ヤバい発言したぞ!」
↓
テレビ局幹部
「これはまずい!」
↓
日テレ
「『カズレーザーと学ぶ。』は打ち切りだ!」
テレ朝
「『家事ヤロウ!!!』は打ち切りだ!」
↓
YouTube
「戦争発言が打ち切りの真相です」
と結論付けている。
「…………」
んなわけあるかいw
陰謀論も甚だしいわ〜。
完全に偶然が重なっただけなのに、再生数稼ぎの陰謀論動画を作られてしまうなんて…カズレーザーさんがかわいそう!
ってなわけで、番組が終了(とスタート)するプロセスを簡単に解説!
テレビ番組が終了するには様々な理由がある。
まぁ、最大の原因は【視聴率の不振】ではあるものの…。
日テレが行ったような…人気番組で視聴率も悪くなかった「『世界一受けたい授業』の終了」といった土曜の枠改革みたいに”戦略的撤退”といった終了のさせ方もある。
数字は取れているけど、視聴者のほとんどが高齢者!
ってことは、今のままでは数年後にその枠が衰退するのは明らか。
だったら、早めに手を打って次世代の若い視聴者層を取り込むぞ!
という考え方だ。
まぁ、あの枠は結果的に苦戦しているわけだが…(苦笑)。
考え方としては間違ってはいない。
で!
カズレーザーさんについて考えると…。
『家事ヤロウ!!!』に関しては完全に元・KAT-TUNの中丸さんのやらかしによるものだろう。
中丸さんは法に触れるような犯罪を犯したわけではないので番組の打ち切りは無かったものの「そろそろ一旦リセットしたい」「枠の印象を変えたい」と思うのは編成部の必然。
やらかし後も一定期間放送したわたけだし「テレビ局としての義理は果たした!」…となっての終了だと思う。
日テレの『カズレーザーと学ぶ。』については、視聴率はそこそこだったかもしれないが、おそらく想定していたよりも数字が低かったとか、思った以上にコア層を取り込めていないとか…そんな理由じゃないだろうか?
将来的な伸びしろの部分で可能性を感じられず「だったら、他の企画でバズを狙いますか?」となっての終了なのかと。
現に、後番組でスタートする『X秒後の新世界』は、前番組と違ってお勉強ではなく若者のショート動画志向を意識したような内容だし。
MCも霜降り明星さん&ヒコロヒーさんと、カズレーザーさんより若干若い世代を起用していることから、コア視聴者がもっと欲しい…だから知的好奇心を刺激する番組ではなく、よりエンタメ感の強い企画と若いMC陣を選んだんだろう。
そして、そして!!
こうした番組終了の判断はだいたい2〜3ヶ月前には決定しているものだ。
だって、そうしないと…
新番組の立ち上げが
ドタバタになる!
から。
番組が終わるということは、新しい番組が立ち上がるということ。
新しい番組を立ち上げるには、それなりの【準備期間】が必要だ。
そもそも、何の特番ソフトをレギュラーに昇格させるべきか?
レギュラー化決定後、MCとアシスタント、ゲスト出演者はどうするか?
(スケジュール調整)
収録日を何曜日にするか?
制作のスタッフ集めをどうするか?
レギュラー化に際して、コーナーをどうするか?
……etc
など、やることがたーーくさんあるわけで。
それを1ヶ月そこらで出来るわけがない!!
YouTuberの「緊急で動画を回しています!」てな気軽さで放送なんてできないし(苦笑)。
なので、「ちょっと危ない発言をしたので番組を打ち切りにしまーーす」なんてレベルで番組を終わらせられるわけがない。
2025年のアタマ、元SMAP・中居さんのやらかしで『金スマ』などの各番組が打ち切りに…なんてレアケースもあったが、これ関しては
番組の打ち切りが決定!!
↓
とりあえず、現在企画が通っていて制作が進んでいる特番ソフトを数本分、この枠での放送に変更して穴埋め!
↓
その特番を放送して場を繋いでいる間にレギュラー化させる番組を決定!
新番組を急ピッチで立ち上げる!
というのが主な流れだろうね。
特番が間に合わない…ということもあるかもしれないが、そういう場合は前後で放送しているレギュラー番組の「@時間拡大スペシャル」とかで対応したり。
これまでに蓄積してきた緊急対応のノウハウを以って対処に当たるわけだ。
そして、こういった番組終了の発表のタイミングが終了直前とかになるのは…「演者、そして視聴者の”見るモチベーション”のため」でもある。
終わることが分かっている…未来の無い番組を制作しなければならない心理的な辛さってのはかなりある。
演者もそうだが、スタッフも「敗戦処理」的な徒労感が隠しきれないし。
そして、作家は次の仕事を探さないといけないし…(泣)。
あと、そんな終わることが決まっている番組を視聴者が応援したくなるとも思えないよね。
なので、発表は最終回直前のギリギリになるってわけだ。
そういうわけで!
YouTubeのショートで上がっていたような理由は完全なる嘘で、たまたまの偶然が重なっただけだと俺は思っている。
この話を信じるか信じないかは……読者次第!!
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?

