360度カメラの世界 #2
#1では、身の回りにおける360度カメラの立ち位置みたいなことを書いたが…。
#2ではエンタメとVRについてもうちょっと深く考えてみる。
確か、日本で一番最初にVRによる生配信ライブを行ったアーティストは宇多田ヒカルさんだと記憶している。
『GYAO!』に特設ページを作って、そこにアクセスすれば180度VRでの歌うシーンが見れる…はずなのだが。
なんと! 当日、人が集まりすぎてサーバーがパンクしてフリーズ(苦笑)。
せっかく1万円ぐらいする「スマホVRゴーグル」まで買っていたのに…時間内にアクセスすることが出来なかった。
(※後日に録画が配信されたのでそれを見た)
まぁ、生配信は失敗したとは言え、取り組みとしては良かったものだと思う。
わりと見たいものが見れたし。
ただ、これ以降は180度はおろか360度VRに挑戦するエンタメはほぼ皆無。
一応、映画『予告犯』のPRの一環として使われたこともあったようだが…。
う〜ん…話題になってないw
あとは「テレ朝夏祭り(2017年)」において、『しくじり先生』のブースにVRゴーグルが置かれ、教室で授業を体験できるというものはあったようだ。
これ以降は…エンタメの世界でVRが活用された事例をほぼ聞いていない気がする。
なぜ活用されないのかを考えると…。
まず、360度カメラの認知度の低さがあるだろうなぁ。
どんなことが出来るのかも知られていなければ、カメラの存在事態も知られていない。
このカメラがあれば自分たちでVR映像が作れるってことを知らない人が多い。
むしろ360度カメラ…最近はバラエティ番組の中で使われているのを多く見かける。
この前見た『THE鬼タイジ』という番組で、出演者の表情を捉えるためのカメラとしてGoProシリーズのFusionが使われていた。
360度カメラの中でも「すぐ熱くなる!」「バッテリーのもちが短っ!」「容量、めっちゃ食うやん!」などの理由で人気が出ず、全然売れていないカメラをあんなところで見るとは(笑)。
VR映像から平面映像へ加工が可能なので、そういう一瞬だけの映像が欲しい時とかには超便利なんだよね…360度カメラって。。
「鬼ごっこ」企画とか、動きが激しい系の場合、2Dカメラだとが画角がズレる可能性があるし、出演者の手に持たせると顔を映せていない可能性もある。
ゆえに、演者の方で調節しなくても「撮影した後の編集を頑張る!」という方針が使い始めた理由かな?
数ある360度カメラの中でFusionを使ったのは、カメラ本体を逆さまにしてセッティングした時に天地を逆転してくれるのがFusionだけだからだろう。
にしても…ちゃんとした形でエンタメ界にVR(360度カメラ)を普及させるためのアイデアを昔から考えているんだが…。
最強ベストだと思っているのは「ジャニーズ事務所のタレントの壁ドンVR」だ。
というのも、昔…TBSで『ひみつの嵐ちゃん!』という番組がやっていて、その中で「ファッションコーディネート対決」の視聴者投票企画をやっていた。
「5人のメンバーが選んだ服へ投票したい!」という女性が赤坂サカスに大挙して押し寄せたわけで…。
「入構出来ない!人、邪魔や!」とも思ったけど、通っている地下鉄が千代田線しか無く、お台場みたいな観光名所の無い陸の孤島・赤坂で、あれ程の人が集まっているのを見たことが無かった。
「ジャニーズ(嵐)パワー、スゲー!」と思った。
そんなファンたちに、推しメンバーの壁ドンVRを見せたら…腰が砕けるし、泣くし、感動するしで大変なことになるぞ!
そう思って、ツテがありそうな知り合いに助言(嘆願)し続けてきたが、実現しそうな気配は微塵もない。
絶対人気コンテンツになるって分かっているのに、なんで手を出さないんだろう?
壁ドン動画はローカル(Oculusとか)に保存するから、ネットへ映像が流出する危険性は無いと思うんだけどなぁ…。
【Insta360 Pro2】または【Insta360 TITAN】クラスのカメラを使えば、鬼のような解像度が出るので、リアリティが半端ないと思う。
コロナ禍の今だからこそ、Jとファンとの距離を近づけるのにVRは最適解の道具だと思っている。
一方…コンテンツを提供する側の認識不足・周知不足もそうだが、ユーザー側も全然「楽しみ方」を分かっていない気がするな…という話は、また次回!
