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【キャッシュレス】 推進か? 撤退か?

 時代がそうさせたのだろうか…?
 対人の「非接触」が推奨されたコロナ禍を機に、一気に…爆発的に普及した「キャッシュレス決済」

政府も後押ししている

 それまでも使う人は使っていたが、この数年での広がり方は目を見張るものがある。


 加えて、円安に伴いインバウンド客が増加。
 「観光立国」への足がかりとして、キャッシュレス決済がますます進むこととなった。
 というのも…日本のお家芸であった「製造業」が衰退する中、もはや「観光産業」を軸とした飲食・宿泊・レジャーなどで外貨を獲得するしか、これからの日本に生き残る道が無いという綱渡り状態。

 来日する外国人からすれば、自国でも使えるクレジットカードが日本で使えるというのは、自国の通貨から【円】へ両替する手間も手数料もかからないし、(為替レートさえ気にしていれば)いつも通りに買い物ができる便利さがある。

 また、中国人観光客を相手にするなら『Alipayアリペイ』『WeChat Payウィーチャットペイ』は必須と言っても過言ではないぐらい。
 中国ではホームレスですらスマホが無いと物乞いが出来ないぐらい、キャッシュレス大国と化している現状がある。


 そんな中!
 ここ数ヶ月の間に「キャッシュレス決済」で話題になったニュースがいくつか。

 まず、スーパーの『ダイエー』が今月末で一部のキャッシュレス決済サービス…。
 いわゆる「QRコード」を読み込むタイプの利用を終了するというものだった。

 で、その少し前には…

全国チェーン店と言えど、店舗ごとのオーナーは個人だったりする

 コンビニのファミリーマートオレの天敵が手数料負担を苦に「ファミペイ」か「現金」での支払いをよろしく…と懇願する告知をしていた。
 大手ですら手数料という足かせに苦しんでいるんだね…。

 そう考えると、セキュリティーガバガバ騒動でサービス廃止に追い込まれた「セブンペイ」は忸怩じくじたる思いで地団駄を踏んでいることだろうな。
 どんなに手数料を踏んだくられようと、ファミペイみたいに自社の決済サービスを作れない(=立ち上げにくい)っていうね(苦笑)。


 廃止をする店舗が出る一方、俺が一目を置いている飲食コンサルタントの永田ラッパさんは「キャッシュレスを導入すべき」と謳っている。

 これはホリエモンも言っていることではあるが…。

 キャッシュレスの導入に後ろ向きな経営者は、きちんと商品の値段に上乗せできない業界や店舗なんだろうな…。


 ちなみに、キャッシュレス化の主なメリット・デメリットは以下の感じかな?

メリット

現金管理がいらない
(窃盗・強盗に襲われても被害少ない)

レジ締めが不要
(決済の数値だけ確認すればよろし)

釣り銭の準備が不要
(銀行で両替手数料を取られない)

現金の差異が出ない
(お釣り間違えが無い)

バイトによる不正が起きにくい
(おつりのちょろまかしや横領・持ち逃げが出来ない)

デメリット

決済手数料を踏んだくられる
(おそらく止める理由の最多事項)

高齢者対策が必要
(絶対的な現金信者が一定数いたりも)

機器関連のトラブルで使用不可になることも
(キャリアの通信障害、決済する機械の故障、スマホの充電切れ)

 また、前述した永田ラッパさん曰く「キャッシュレス対応してないことで逃している顧客も多い」とのこと。

 確かに…スマホしか持たないでウォーキングとか出かけて、急に「あ、このラーメン食べてみたい!」って店に出会っても現金オンリーだと食えないからなぁ。
 こういう【見えない機会損失】を防ぐためにも、キャッシュレス化は推進した方がいいのだとか。

 あとは、現金だと1200円のラーメンは高いと感じたりするが、キャッシュレスだと「ま、手持ちの金が減るわけじゃないからいいや」との謎理論で「1000円の壁」を突破しやすいみたいなことも。
 確かに、(昔は)お金を貯めたければ無尽蔵に借金出来るクレジットカードを使うな…なんて迷信もあったよね。
 その場で財布のお金が減るわけではないので、お金を使うことへの心理的なハードルが下がるというのもメリットとしてあるようで。


 しかしながら、そんなメリットが多数あったとしても

3%前後の手数料を支払う


 ということに対して忌諱きい感を示す経営者が増えてきたってことか。


 利用者側としては「キャッシュレス決済をするとポイントがつくから、現金よりお得だ!」という考えがあるので、少しでも得したい人は「現金決済のみ」のお店を避ける傾向にあるとは思う。

 実際のところ、

「見えないお客さんに対する機会損失額」

 と

「キャッシュレス決済の手数料」

 にどれだけ差額があるか調べられないから、一概にどっちが良いとか悪いとは言えないけど。

 消費者側からすれば、キャッシュレス決済の方が便利だしお得なので、(例えば)同じレベルの味の飲食店だったら「非現金の店の方を選ぶかな」となるね、多分。


 ラーメンの『豚山』も最近ではSuicaが使えるようになったので、もはや現金を使う場所って役所がらみ(税金の支払い等)か病院ぐらいになっているな…自分的には。
 あとは、『BOOKOFF』で110円の漫画を買う時に、100円引きクーポンを使った後に支払う10円ぐらい(苦笑)。
 なんか恥ずかしくて、10円をキャッシュレスで払う気にはなれない。

 キャッシュレスの方が断然いいじゃんという意見は、お店を経営した事がない側の人間が多いだろうな…。
 営業利益における手数料の高さが経営を圧迫しまくっているっていうのを知らないから「じゃんじゃん行けばいいのに!」と能天気に言っていられる。


 ただ、確実に言えることは、世の中は「キャッシュレスの推進・導入」の流れに傾いている。
 その中で「キャッシュレスからの撤退!現金ONLY!」の意思を貫くには、そのお店を利用するために何かしらの”理由づけ”が必要になってくるだろう。

 『ラーメン二郎』みたいな狂信的なマニアがいるお店でない限り、現金のみのお店や”1000円の壁”を超えている飲食店は敬遠されることになるはず。




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