10代、20代で【投資】できているか?
ビジネス系インフルエンサーが本に書くような言葉。
「若い時は貯金をせず、自分や他人に投資をしろ!」
「若い時期に、いかに人的財産を築けているか?」というのは、30代になって初めて気付くことでもある。
「投資するも何も、タネ銭が無いんじゃ!」と思いがちだが、だったら時間を捧げればいい。
”仕事を手伝ってあげる”とか”一緒に飲みに行く”とか。
時間は最大の【投資】でもあるから、一緒に過ごしてあげたり苦労を背負ってあげたりすることが、相手にとっては「恩」に変換されるはず。
放送作家が仕事を得るためには主に2通りの手段があって…。
1つ目は『自分で企画書を書いて通す』
2つ目は『仲間に呼ばれる』
例外的に…プロデューサーや総合演出が、ヒット番組を手掛ける放送作家に「あたなと一緒に仕事してみたい!」と声をかける”ご指名一本釣りパターン”もあるが、極めて稀なケースだ。
1つ目の自分で企画書を書いて通すにあたり、ソレを編成へと提出してくれるプロデューサーの存在が必要で、そうした”偉い人”たちと無償の企画会議を行っているか…?
つまり!
「いかに多くのプロデューサーと企画会議を行い、企画書たくさん書き、人脈を作っておくか?」
が30代以降の仕事の依頼に大きく影響する。
もちろん、30代以降も企画書を自ら作成し番組を通す人もいるが、ぶっちゃけ20代の頃に出来ていた…体力に物を言わせた「徹夜」がしにくくなる。
なので企画書の量産ペースが落ちるのは必然。
そのため、若い後輩作家を抱え自らは企画ブレーンとなり、実働(企画書作成)は若手作家に任せる…というのが老後に向けての企画書作成のルーティーンとなってくる。
企画書は通る確率が極めて低い。
だって、1つの「募集枠」に対し、毎回数百通もの企画書が殺到するから。
なので必然的に「いろんな枠に持っていける様々なタイプ(種類)の番組の企画書」が必要となってくるわけで。
その企画書をいかに作るかが【投資】に値すると思っている。
2つ目のパターン…「知り合いに呼ばれる」。
別な番組で一緒になった放送作家から「今度、◯◯で××って番組やるんだけど、どう?入れる?」などと声をかけられたりする。
この場合、番組や放送作家同士の『相性』があったり、スタッフとの『相性』を考えて声をかけられることが多い。
報道畑で主にニュース原稿を書いている作家にお笑いネタ番組の依頼はなかなか来ないので。(その逆もしかり)
また、若い頃一緒に苦労してきて「馬が合う」作家仲間とやりたいって人も多い。
上下関係含め、チームとしての役割が出来上がっているから、イチから人間関係を構築せずに済むので精神的に楽なのだ。
無理やり知らない作家を呼んで空気を混乱させたくもないし。
ちなみに、呼ばれるパターンには、以前一緒に番組や企画会議をやったプロデューサーやディレクターというケースもある。
その場合は腕を買われて呼ばれることが多い印象。
「この人なら面白い番組を作れる!」と。
こうして、自分で通すにしろ誰かに呼ばれるにしろ、新しい番組(仕事)を得るには良質な人脈…若いうちに一緒に苦労する仲間が大切。
そんな人たちに自分の時間なりを【投資】しておくと、その過ごした時間の「思い出」が仕事を呼び込んでくれる。
だから【投資】が必要となってくる。
あとは、若い世代の子に優しくするというのも【投資】の1つ。
一緒にやった番組で「お前、なんて使えない資料をあげてんだ!」なんて怒ってきた上の世代とは一緒に仕事をしたいと思わないだろうし、呼びたくもないだろう。
特にテレビ局員は、制作会社のディレクターなどに比べ出世が異常に早いので、人事権を持つプロデューサーへの昇進はすぐだ。
なので、同世代の局員ADやDをつかまえて一緒に企画を考える…こうした【投資】を怠らないようにした方が良いものかと。
ってことに気付かず、若いときに【投資】の行動が出来ていなかったから、自分には「今の仕事の現状」があるわけで…(苦笑)。
