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源内なら言いそう。

土用の丑の日にあやかって、鰻を食べた。
丑の日は明日だけど。
そもそも、夏に鰻が売れないからどうしようって相談された江戸の蘭学者・平賀源内が作った宣伝文句だともいわれているし、そこまで厳密なものでもないわけで。

大暑の話を書いた時にも少し触れたが、二十四節気だとか暦、時節を意識しだしたのは、ごく最近。
ほんのこの間まで、平賀源内と丑の日の鰻の話も知らなかった。
正しくは、聞いたことはあったかもしれないが、気にしてなかった。

でも、平賀源内がそういうことをしそうだなと思って、この逸話がするっと頭に入ってきたのは、確実に去年の大河ドラマの影響だ。
NHK大河ドラマ「べらぼう」の中で、安田顕演じる平賀源内が出てくる。
この平賀源内が、私の中でドンピシャにハマったのである。
かつても平賀源内を演じた俳優さんは、たくさんいる。
古の名優もいることだろう。
最近なら、男女逆転大奥で鈴木杏さんも演じていたが、やはりこの作品はまたちょっと違う。
いろんな「平賀源内といえば」を見事に体現してくれたのが、大河の「べらぼう」であり、安田顕さんだった。


平賀源内の丑の日の鰻の話は、歴史的確証はないらしいが、本当にそう言ったかどうかなんて、それほど重要ではない。

でも、言ってそう。

そう思わせる、安田顕さんの平賀源内。
役者という仕事は、歴史を変えることはできない。
でも、人の記憶の中にいる歴史の顔を作ることはできる。

私の平賀源内は、たぶんこれからも、ずっとあの顔でいると思う。




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