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2025年ベストカルチャーコンテンツ(映像編)


ドラマと映画。

今年も多くのコンテンツに恵まれ、日々の活力を得ていた。

各部門のトップ3を歯を食いしばりながら決めたのでここに記録しておきます!


邦ドラ

🥇ひらやすみ

2025年視聴した86本の邦ドラのなかで個人的1位は『ひらやすみ』!!!
29歳フリーターの生田ヒロト(岡山天音)といとこの小林なつみ(森七菜)の平屋ぐらしは穏やかな空気感なんだけど、大学生の葛藤とか、ヒロトがフリーターに至るようになった経緯とか、「なぜ働いていると心に余裕がなくなるのか」案件のヒデキ(吉村界人)の描写とか様々な日常をまじまじと見せつけられる。

ほのぼのしている一方で、時にジェットコースターのように起伏の激しい日常まで剝き出しで見せてくれる容赦のなさが個人的に1位の所以だろうなと思う。
笑えて泣ける最高のNHKドラマ。
2026年の1/1と1/2に再放送あるみたいなので皆様ぜひ…!
(15分×20話なので見やすいです)

🥈シナントロープ

水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰をはじめとする若者群青劇。
キャストの演技力、脚本力、柴田聡子の主題歌などテレ東深夜が本気をだすとヤバい。テレ東深夜=孤独のグルメなどの飯テロを思い浮かべる人も多いだろうが、それだけじゃない。まじでテレ東深夜は「怖い」

軽めの謎解きドラマかな??みたいな入り口で誘っておいて、実は伏線まみれの展開の凄さ。序盤から面白いんだけど、とくにラスト3話はノンストップで観るのがオススメ。

深夜ドラマということもあり、話題にはなっていなかったが面白く、お洒落なドラマであった。

🥉べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~

1年間ぶっ通しで面白かったべらぼう。
ありがとう蔦重!!!

昨年の『光る君へ』に続き、「大河ドラマ=戦国モノ」という定石をぶち壊すフォーマットは新境地を開いたように思える。
出版不況の時代に「本はいいぞ!!」と叫び続けた蔦重の芯の太さよ。

米不足の描写とか、国の経済が厳しくなった時にまずはカルチャーを取り締まる政治とか現実とリンクすることも多くゾッとした。

横浜流星×小芝風花のバディは永久に不滅…。

上野で開催されていた「蔦屋重三郎」展
音声ガイドはもちろん大河主演の横浜流星。


べらぼう然り、『国宝』然り
横浜流星イヤーということでリアルサウンド様にて記事も執筆させて頂きました。
デビュー作を横浜流星で飾れてありがた山です...!!

その他総括(ドラマ)

局でみるとやはりNHKが今年も強かったな~~。
上記の『ひらやすみ』『べらぼう』に加え、『東京サラダボウル』『いつか、無重力の宙で』『しあわせは、食べて寝て待て』といった作品はどれもフィクションと日常の架け橋となるような良作だった。SFよりも日常を感じたい私にとってNHKドラマがハマるのは必然だろう。年を跨いで放送の朝ドラ『ばけばけ』も素晴らしく、残り3か月が楽しみで仕方ない。

テーマでいうと”男性のケア”が印象的であった。
『じゃあ、あんたが作ってみろよ』『晩餐ブルース』は男性の自炊からケアを考える良作で、自炊で自分を労ることで、労働で失ったヒューマニティを取り戻す描写が現代風だなと感じた。書籍でも朝井リョウ『イン・ザ・メガチャーチ』が男性のケア論を論じていたのも印象的だった。

男性のケア論に関してもリアルサウンド様で執筆しました。


また、教育業界で働く身として学園ドラマにも目がとまった。
『御上先生』『僕達はまだその星の校則を知らない』『ちはやふるーめぐりー』は平成の学園ドラマとは一線を画しており、教師の未熟性であったり、Z世代の切実な悩みを反映していると感じた。

映画

🥇アットザベンチ

『アット・ザ・ベンチ』はミニシアター中心の上映でありながらとにかくキャストが豪華。
広瀬すず、仲野太賀、岸井ゆきの、岡山天音、荒川良々、今田美桜、森七菜、草彅剛、神木隆之介という信じがたい豪華さ。

川沿いに佇む1つのベンチ。
そこに集まる様々な人の様々な人間模様。
5つの短編作品から構成されていて、脚本家もそれぞれ違うがどの作品もクオリティが高く面白い。

公園のベンチでまったり過ごしたくなる傑作だった。

🥈ひゃくえむ。

『チ。ー地球の運動についてー』『ようこそ!FACT(東京S区第二支部)へ』などの名作を生み出した漫画家・魚豊(うおと)さんのデビュー作が映画化。
大学で哲学を専攻していた魚豊さんから滲み出る知性と人間らしさ。
この2つの要素を高いレベルで昇華させていて本当に凄い。

「たかが100m走じゃないか」と思う貴方こそ、この作品に吸引されてしまうだろう。

🥉バック・トゥ・ザ・フューチャー4DX

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』公開40周年ということで1週間限定での再上映。しかも今回は通常版だけでなく4DXでも上映ということで観るしかなかった。池袋の上映館は販売開始すぐに完売してしまい、としまえんに行って観たが、そちらも満席完売だった。

4DXなので”観る”というよりデロリアンに”乗る”という感覚。圧倒的没入感。

2020年に『午前十時の映画祭』でPartⅠ~Ⅲまで劇場で観たが、それ以来観れてないので、ⅡとⅢも劇場で復活上映してほしいな~~。

その他総括(映画)


2025年観た映画は22本でした。ちょっと少ない…。
坂元裕二の作品が2作品も観れたのが何より嬉しかった。
松たか子×松村北斗の『ファーストキス 1ST KISS』、広瀬すず×杉咲花×清原果耶の『片思い世界』はどちらも舞台挨拶に行けたので、上映後ご本人たちにお会いできるという稀有な体験も!!
最高の思い出になった。


リバイバル上映だと『花束みたいな恋をした』を4年ぶりに劇場で観れたし、2005年公開の『リンダリンダリンダ』は初めて観たけど軽音楽部のガールズバンドが主役の青春学園モノで面白かった。2005年って邦ドラでいうと『野ブタ。をプロデュース』『花より男子』『ドラゴン桜』が放送されていて、学園ドラマ史に残る1年だったんだな~~と思った。


おわりに

今年はライターデビューを果たした年だった。
記事に書くということは間違いや失礼のないよう、より作品を注意深く見なければいけない。
でもそれは、義務感という苦しいものではなくて「こんな美しい描写だったんだ」「このシーンはここと繋がっているのか」と作品のクオリティや脚本家・キャストの素晴らしさにより深堀りできてうれしいという気持ちの方が当然強かった。

”素晴らしい邦ドラ・邦画を誰かの人生に届ける”

ライターとして2026年も作品の美しさを発信していきたい。


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