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FORMULA e 観戦ガイド | グランドスタンド編


1.はじめに

7/24(金)~26(日)の3日間、東京ビックサイトではFORMULA e TOKYO E-PRIX(フォーミュラe 東京大会)が開催されていた。
フォーミュラeとは、簡単に言えば電気自動車のF1と言われるモータースポーツの大会で、F1日本グランプリは、有名な鈴鹿サーキットで行われるのに対して、一昨年から始まったフォーミュラeの日本での大会は、東京ビックサイト周辺の公道を使った特設サーキットで開催されている。

今回は、この大会の運営側として参加している筆者が、各スタンド席の見え方など実際に撮影した写真をもとにして、事実をありのままにお伝えするので、是非、来年のチケット購入の参考にしてもらいたい。

2.スタンド席全体の話

GSは1~7まである

フォーミュラeのレースを見るには、グランドスタンド(GS)の有料チケットを購入することが原則である。

なぜ"原則"なのかと言うと、昨年まではチケットを持っている人だけがGSエリアに入れたのに対して、今年はチケットを持っていなくてもGSエリアに来ることは出来るようになっていた。有料なのは、スタンド席に入るときだけとルールが変更されていたのだ。
つまり、例えばGS6の横にはスタンドがないので公道エリアに入ったターン8から立ち上がった高速コーナーを全開で駆け抜けるマシンを無料でも見ることが出来たのだ。
ただし、来年も同じ仕様になるかはわからない。
今年はファンビレッジというフォーミュラeの屋内イベント会場がビックサイトの工事の都合で、従来の東4~6ホールではなく、東1~3ホールになっていたことも影響している可能性があり、来年は工事も完了し東4~6ホールへ戻ることが想定されるので、改めてGSエリア前にゲートが出来ることもあり得る。

さて、GSは1~7の7ブロックで構成されていて、それぞれに見所、見え方、料金が異なるので、自分に向くのがどこなのかを検討してもらいたい。

なお、なぜか最終コーナー位置の端っこにあるのがGS7で、その横からGS1、GS2…と番号が付いている。

3.スタンド席の詳細

(1)グランドスタンド(GS)1

チェッカー方向
一番後ろから最終コーナー方向
立ち上がり方向

料金
上段 1日券24,000円、2日通し券38,400円
下段 1日券22,000円、2日通し券35,200円

GS1は、立ち上がりのスピードを目にしたい人、左手側にチェッカーがあるのでドライバー目線でゴールを見たい人、上段に立てば最終コーナーまで見えるのでテクニカルな攻防も含めて見たい人向けの席になっている。
一方で、最後の写真のとおり右手側に関係者がピットへ向かうブリッジがあるため、ストレートはこのブリッジ下を通らないとまったくマシンを見ることができないこと、GS2の次に高い席なのに表彰式はスタンドからだと斜めになっているので、ちゃんと見たい人はトラックに降りる必要がある(トラックに降りたい人であれば関係はない)。

(2)グランドスタンド(GS)2

サーキットの中心に位置する
チェッカーも目の前
ポディウムも座って観戦

料金
上段 1日券26,000円、2日通し券41,600円
下段 1日券24,000円、2日通し券38,400円

GS2は、サーキットの中心でもあり、正面でもあるため、すべての情報が手に入る場所と思ってもらって構わない。
観戦初心者であるほど、ルールも分からない人ほどお勧めな場所になる。
一方、料金は最も高額に設定されていること、表彰式は座って見られる反面、トラックに降りないので臨場感が物足りないかも。

(3)グランドスタンド(GS)3

アタックモード中のオーバーテイクポイント
ストレートエンドも見える

料金
1日券14,000円、2日通し券22,400円

GS3は、ホーム応援シートを兼ねている。今年は日本メーカーとしてニッサン(ニッサン フォーミュラEチーム)とヤマハ(ローラ・ヤマハABT)が参戦しているため、25日(土)は日産応援シートとして、26日(日)はヤマハ応援シートとして発売され、応援グッズやお土産がついたお得な席となっている。
また、スタンドとしての特徴は、前の周までにアタックモードを使用して最終コーナーを立ち上がりスリップストリームを使ったマシンがオーバーテイクをするポイントでもあるため、その瞬間を生で見ることができる、1コーナーの攻防まで見届けることができる。
一方、ホーム応援シートであるため、半強制的に当日の対象チームの応援をしなければならず、じっくり見たい人や日本メーカー以外のファンにはお勧めできない。また、表彰式もGS3からは見えないので見たければトラックに降りていく必要がある。

(4)グランドスタンド(GS)4

ストレートエンドに向けた攻防が見える
フルブレーキによるアクシデントが良く起こる1コーナー

料金
上段 1日券12,000円、2日通し券19,200円
下段 1日券10,000円、2日通し券16,000円

GS4は、メインストレートの終わりの場所に位置しており、オーバーテイクなどでワイドになったマシン同士の攻防が見られる、フルブレーキで1コーナーに突っ込んで行くためアクシデントも見ることができる。またメインストレートに位置するスタンドでは一番安い。
一方、事実として伝えると、個人的には一番お勧めはしない。正直なところGS1やGS2からでもこの辺りの攻防は目にできるのにGS4からはGS1、2あたりの接戦はシグナルが邪魔で見えない、実況がクリアに聞こえない、ほとんどがビジョンを通して状況把握しなければならない、といった良いところがほとんどない。フォーミュラeについてある程度知っていて、ビジョンから情報を読み取れて、現地の臨場感だけは味わいたいといった玄人なら良いけど…という感じの席である。

(5)グランドスタンド(GS)5

迫力の1コーナー
接戦の2コーナー
振り替えるとストレートエンドが見られる

料金
上段 1日券10,000円、2日通し券16,000円
下段 1日券  8,000円、2日通し券12,800円

GS5は、1コーナーと2コーナーを主に見るための配置となっている席である。コーナーを繋ぐ短い直線を2ワイド、3ワイドで争うとアクシデントがつきもので、マシンの接触音、破壊音が届く迫力がある。GS4同様にチェッカーラインは見えないが、であればGS5でストレートエンドから1、2コーナーを見られた方が楽しめる。
一方、すべてのGSでもっとも生のマシンを見られる時間が短いのがこのスタンドで、多くの時間をビジョンで追うことになるだろう。

(6)グランドスタンド(GS)6

公道エリアに面した唯一のスタンド
ターン9の高速コーナーまで見られる
一番後ろからターン1、2も見られる
同じくターン2からアタックモードまで見渡せる

料金
1日券5,000円、2日通し券8,000円

GS6は、ターン8と高速コーナーであるターン9の中間に位置し、また、GSで唯一公道エリアにスタンドが向いているので、普段走れるところをフォーミュラeのマシンが全開で消えていくのが見られる。
メインスタンドと反対側に位置するために価格がもっとも安く設定されているが、一番後ろに行けば1~3コーナーまでが見渡せるので、テクニカルな部分と全開の部分の両方を楽しめるので、初めての観戦にもお勧めできる。
一方、やはりメインスタンドからは離れているので、イベントの中心で没入したい人には向かない。

(7)グランドスタンド(GS)7

最後の攻防ターン16~17
最終コーナーやピットブーストをいち早く察知
チェッカー方面は何とか見える

料金
上段 1日券20,000円、2日通し券32,000円
下段 1日券18,000円、2日通し券28,800円

GS7は、多くの名場面を演出してきたターン16~18(最終コーナー)とその立ち上がりが見られるポイントである。
フォーミュラeマシン特有の立ち上がりスピードを感じることが出来るのと、ピットブーストがある大会であればいち早くピットへ向かうマシンを見られるので戦略を予想するなども楽しめる。
一方、チェッカーラインはブリッジが邪魔をするので、生で見たい場合にはお勧めできない。

4.お勧めの席種

ここまで各スタンド席を紹介してきたが、結局どこがお勧めなのかを個人的な評価で書いていく。

【お勧め度★★★★★】
・GS2
イベントの中心はやはりGS2にある。初心者から玄人までどんなタイプであっても最初から最後まで楽しむことができる。

【お勧め度★★★★☆】
・GS1
・GS6
GS2と並んでいるGS1、価格がもっとも安いのに公道エリアの高速コーナーや反対側のテクニカルコーナーが見られるGS6が次点である。ここまでは観戦初心者でも十分楽しむことが出来るだろう。

【お勧め度★★★☆☆】
・GS5
・GS7
可もなく不可もなくというところだが、この辺りから観戦初心者には難しいポイントが出てくる。チームの戦略やマシンの特性が分かっていれば、駆け引きを楽しめる場所である。

【お勧め度★★☆☆☆】
・GS3
応援シートとして楽しめる人には、お勧め度が★★★★☆まで上がるが、そうでない人には辛い時間が待っている。ただし、GS2からの距離はGS1と同じで価格が1万円安いのが魅力ということであれば、座ることを否定はしないが、価格がポイントなのであればGS6を購入するのが吉。

【お勧め度★☆☆☆☆】
・GS4
他のスタンドが売り切れていて、どうしても生観戦したい人、どうしてもメインスタンドで見たいという人であれば。
唯一、GS5~7では行われないTシャツキャノンイベントは行われるので、絶対Tシャツ欲しいなら…でも、ここまで読んでこの席を買おうとは思わないだろう。

5.まとめ

最後に、スタンドの増減は可能性としてあるが、今回説明したスタンドは来年も残るので、見え方に変更はない。
今回はフォーミュラeのグランドスタンド観戦ガイドを書いてみたので、来年の購入の参考にしてもらいたい。

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