「あの人のnoteが読みたい」と言われるファン化と偏り
ちょっと意外な過去の話。
実は出版社時代、アイドルの「プロデュース」まがいのことをしてたことがある。当時、石丸電機(今はない)の上のちっちゃなライブハウスでイベントの仕込みをしたり、まだ海の物とも山の物ともつかない、創世記のSNSを使って集客活動にいそしんだりした。
一緒に頑張ってた「アイドル」の子のことを今も時々思い出す。それとお同時に忘れられないのが、あの狭いハコ(劇場)の中で懸命にペンライトを振りながら応援するファンの姿だった。
汗びっしょりになってオタ芸と呼ばれる振りで熱心に踊る4人のファン。どうしてこんなに誰かのために一生懸命になれるんだろう。「ファン」という存在について真剣に考えるようになったのはその頃からだと思う。
応援してくれるファンの一人に「どうして、そんなに彼女のことが好きなんですか?」と聞いてみたことがある。彼は目を輝かせてこう言った。「歌もいいけど、MCの時のあの独特な関西弁と標準語が混じる話し方。あと、緊張すると必ず靴の先でステージの床をコツコツ叩くクセ。それが僕にはたまらないんです」
この話を聞いて、僕の中で何かが”カチリ”と音を立てた。
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