大人も子供も夢中!「ことば」で遊ぶ傑作ボードゲームのおすすめ
ボードゲーム好きの筆者が、自分が遊んだことがあるもの中から簡単ルールなのに奥深い「ことば」を使ったボードゲーム・アナログゲームをご紹介。大人が楽しいゲームはもちろん、小さなお子さんでも遊べるゲームも伝えていきたい。飲み会で遊んでもよし、知育のために遊んでもよしの傑作を紹介していく。
※本記事にはAmazonの商品の紹介が含まれます。
ワード大富豪(強い単語を作って手札を捨てていく)
すごい!となること間違いなしの「言葉遊び」系ゲームの傑作。ルールは簡単で、自分の手札で単語を作り場に捨てていき、全て捨てた人が勝ち。前の人が出した単語よりも「強い単語」を作ったら場に捨てられるという大富豪のようなゲーム。
大富豪だと「2」が強いけど、ワード大富豪では五十音順に「あ」から始まる単語が一番弱くて、「ん」から始まる単語が一番強い。そして文字数は場に出ている文字数以上で出さないといけない(だから大富豪と同じように、複数枚組み合わせた方が上書きされにくい)。革命あり、8切りならぬ「な切り」あり。
シンプルなので、ルール説明の動画が39秒しかない!先日親戚の小2の子と遊んだがメチャクチャ楽しめた。意外と小2でもどこで覚えたの?みたいな語彙を持っててすごいんだよね。もちろん大人同士でやっても、単語のチョイスでゲラゲラ笑いながらできる。初心者の方には特におすすめ。プレイ人数は2~5名。
あいうえバトル(相手の選んだ単語を推理する)
あの「ぷよぷよ」を開発したゲームクリエイター・米光一成氏が考案したアナログゲーム。あまりの面白さにQuizKnockやオモコロでも取り上げられたので、目にした方も多いのではないだろうか。
簡単にいうと相手の選んだ単語を推理しながら、五十音を順番に宣言していって全部当てるというゲーム。
可愛いデザインも素敵なこのゲームは、1人7枚ずつ「直感くん」と呼ばれるカードが配られ、その背中に自分たちで決めた「お題」に沿った単語を書いて、相手に見えないように立てる。全員が自分の単語を書き終わったら、順番に一文字ずつ五十音を宣言していき、自分が選んだ単語にその文字が含まれていたら、みんなに公開する。徐々に明らかになっていく文字から相手の単語を当てて、全部公開させたら勝ち。
実際にやっている様子を見ると、どういうところにゲーム性が生まれるのか分かりやすいと思うので、QuizKnockさんの動画もご参考あれ。これも大人と遊んでも子供と遊んでも超楽しかった。バスケ部の集まりならバスケ選手の名前でやるとか、マンガ好きの集まりならマンガのタイトルでやるとか、お題のチョイスでも面白さを生み出せる(筆者は軽音部の友達とバンド名でやって楽しかった)。プレイ人数は2~5名。
ワードバスケット(超高速しりとり)
「しりとり」系カードゲームの傑作。小学校高学年~大人向けという感じ。簡単にいうと、単語が思いついた人から手札をどんどん捨てられる「しりとり」で、ルールはいたってシンプル。
全てのカードには文字が一文字書かれている
場に出ている「文字」で始まって、自分の手札の「文字」で終わる単語が思いついたら、その単語を言いながら出す。
全部の手札を先に捨てられた人が勝ち。
単語が思いつかなかったら、その時持っているカード+1枚と交換できる。
基本的なルールはこれだけだ。いわばしりとりとトランプの「スピード」を組み合わせたようなゲームで、早く単語が思いつける人が強い(ので小さい子は難しいかも?)というもの。ただ、対象年齢を下げた6歳以上向けのルールもあり。プレイ人数は2名~8名。
ボブジテンその2(カタカナ語を日本語で説明する)
日本には「パソコン」「クロワッサン」「チェックイン」など色々な外来語由来の単語がある。これらの外来語を日本語のみ(カタカナ語を使用せずに説明する)というゲーム。各カードには色々なお題が書いていて、そのランダムに選ばれたお題を説明する。
色々とシリーズが出ているが、この「ボブジテンその2」の面白いところは、特殊カードが出ると「言葉を一切使わずに、ジェスチャーだけで説明しないといけなくなる」というところ。めっちゃ楽しい。あと出題者側がポロッとカタカナを言ったら即指摘しないといけないのもおもしろい。
ちなみに通常版だと、大人じゃないとかわからないような単語も含まれているので、子どもと遊ぶ場合は簡単な単語中心の「ボブジテンきっず」もおすすめ。プレイ人数は公式だと3~8人となっているが、2人でも20人でも出来そう。
ちなみにこのボブジテンを制作したグループ「TUKAPON」によって再構成されたゲームに「カタカナ―シ」がある。これもカタカナ語を使わずに外来語を説明するゲームの傑作で、流通量が多いからかお値段がお手頃。
ひらがじゃん(ことばを揃えて笑い合える麻雀)
麻雀の基本的なルールが分かっていれば、1分もかからずにルールが分かるゲーム。全部で手元に14個の牌が渡される。それを順番に一つずつ入れ替えていって「2文字」と「3文字」×4つの単語を作れたら勝ち。
実際にやっている様子を見たらイメージがつくと思うので、よかったらオモコロさんの動画も参考にしてほしい。これもやっぱり単語のチョイスで爆笑が起きる系のゲーム。またカードゲーム版もあるのだが、麻雀牌バージョンは「ポン」と「ロン」があるので、より盛り上がる。ゲームそのものの見た目が唯一無二。
カードゲーム版は牌ではない分お値段がお手頃(※ちょこちょこルールが違うのでご注意ください)。プレイ人数はどちらも2~4名。
コードネーム(スパイに単語で指示を出す頭脳戦)
ドイツ年間ゲーム大賞2016を受賞した傑作。ルールは比較的シンプルで、次の動画の冒頭に簡単にまとめられているので、そちらもご参考ください。
2チームに分かれて遊ぶゲーム
チーム内には指示役とスパイ役がいる
25枚のカードが並べられ、それぞれに単語が書かれている
指示側には味方に取ってほしいカードや相手チームのカード、取ったら即負けのカードの情報が与えられている
自分たちのチームのカードが全て開けられたら勝ち
指示側は「単語」「枚数」をいって、25枚のカードをスパイ側に伝えて取らせる
複数のカードに共通するヒントを出すことで、1回のヒントで複数枚取らせることが出来れば、勝利にちかづく
ヒントが誤って伝わると、相手のチームのカードを開けてしまって一気に不利になったりする
これは今回ご紹介するゲームの中でも、特に頭を使うもの。ただルールは実際そこまで難しくないのだが、指示役として複数のカードにまたがるヒントを出すことがメチャクチャ難しいのだ。このもどかしさ、伝わらない面白さがこのゲームの見どころ。スパイ側と指示側は運命共同体なので友情が芽ばえる。プレイ人数は2人から8人。
メイメイ(色々なものにそれっぽい名前を付ける)
完全に発想力で楽しめる、小さなお子さんでも遊べるゲームを紹介したい。「未知の星のもの」に名前を付ける(命名する)ゲーム・メイメイだ。まずデザインをerror403さんが担当していてすごくかわいい。そして、命名のセンスで笑いが起こったり、逆にすごくいい名前だとほめたたえられたりして面白いゲーム。
ルールは説明動画が超かわいいので参考にしてほしい。簡単にいうと…
各カードには「お題」が書かれている
カードを一枚ひく
引いたカードに書かれた「お題」に対して一人が名前を付ける
つけた名前を宣言する
山札から追加で1~3枚のカードを引く
(弾くカードが少ないと点数が高い)場に自分が命名したカードと、追加でひいた1~3枚のカードをどれが足したカードかわからないように並べる
他の人たちは、命名されたカードがどれかを推理して、それぞれ「これだと思うカード」を指さす
解答がばらけて、自分が命名したカードを指している人と指していない人がいたら勝ち(全員が正解を選んだり、不正解を選んでいたら負け)
つまり、答えがばらけるような命名をしなくてはいけないという、面白いルールだ。
これも実際に遊んでいる様子も参考にしてください。これも先日親戚の小2の子と楽しく遊べた。プレイ人数は3~6人ということだが、もっと大人数でも出来るかも。
語彙の王様(複数のお題に沿ったことばを言う)
割と知育寄りだけど、やってみると面白いゲーム。ルールは簡単でランダムに4種類のお題カードが出るので、全てに当てはまる言葉をいうというもの。
お題①文字数:2文字、3文字、4文字など
お題②テーマ:おおきいもの、人物に関係する、理科に関係する など
お題③色:くろに関係する、あかに関係する など
お題④五十音等:あ行から始まる、か行からはじまる、外国語 など
1人5枚手札が配られるので、自分の番が来たら1枚場に出して、元々場にあるカードを含めてすべてのお題に当てはまる言葉をいう。なお同じ種類のお題はカードを出すと上書きされる、というルール。難しい手札をどこで切るかというのも、ゲーム性になってくる。場にカードが4種類とも出てくると、なかなか答えられないので、「×」が付いたカードで条件を減らすことも出来る(これも使いどころが難しい!)。
ことば落とし(お題のことばを含めてトークをする)
最後は千原ジュニアが発案したボドゲ。カードに「単語」が書かれているので、親となったプレイヤーは参加者との3分間のトークの中にその単語を紛れ込ませて話す。他のプレイヤーは3分間のトーク終了後に、お題となっていた単語は何だったのかを当てる(3個まで単語を選んで、含まれていたら勝ち)というゲーム。
本記事で紹介してきた様々なボドゲは「単語」をテーマにしたものが多かったのだが、これは「3分間のトーク」をするという、言葉を紡ぐ能力が試される卒業試験ともいえるゲームだ。ただ、あくまでみんなで話すので、親が一人で一方的に話すわけではなく、そんなにハードルは高くない。
ちなみにトークテーマを指示してくれるカードも入っているので、それに沿って行うとスムーズ。親プレイヤーにサポーターを付けてやってもOK。サポーターは親がその言葉を言えるようにいい感じに助け舟を出していくという役回りだ。
これ人がやってるところを見ても面白いんだよな。
おわりに
ボードゲーム・アナログゲームの世界は広く、毎年2,000タイトル以上が世界中で生まれているといわれている。その中でも今回は、シンプルだけど奥深い「ことば」を使ったゲームを中心にご紹介した。
オセロや大富豪が定番ボードゲームの地位を得たように、今回紹介したボドゲたちも「新しいスタンダード」となれるポテンシャルがあると思っていて、こういう遊びをしたことが無い人もぜひ試してほしい。
今後も別の切り口からボードゲームやカードゲームを紹介していくので、ご参考あれ。それでは。
