【火災保険編|第6話】 借家人賠償の限度額はいくら必要か?100万円で足りる?
限度額はいくらあれば足りるのか
限度額。
契約書に書かれた数字です。
100万円
300万円
1,000万円
2,000万円
多くの人は、
「大きい方が安心」
と考えます。
ですが。
限度額は
安心の目安ではありません。
“現実的な最大損害”を想定した数字です。
■ 100万円で足りるケース
例えば。
✔ 木造2階建てアパート
✔ 階下1世帯のみ
✔ 修繕範囲限定
この場合、
・床張替え30万円
・天井修理20万円
・クロス交換20万円
合計70万〜90万円程度。
100万円で収まる可能性はあります。
■ 1,000万円が必要になるケース
一方で。
✔ 鉄筋コンクリート造
✔ 都市部
✔ 階下2〜3世帯
✔ 家電・営業損害発生
例えば。
・内装修繕200万円
・家財補償300万円
・営業損害200万円
合計700万〜1,000万円規模。
この場合、
限度額300万円では不足。
■ 現実的最大を考える
事故は、
“自分の部屋だけ”で止まりません。
水は下へ流れます。
被害は、
✔ 床
✔ 天井
✔ 壁
✔ 家電
✔ 店舗営業損害
と広がる可能性があります。
考えるべきは、
最大ではなく、現実的な最大。
■ 限度額は環境で決める
✔ 建物構造(木造かRCか)
✔ 階数
✔ 都市部か地方か
✔ 周囲が住宅か店舗か
同じ100万円でも、
意味はまったく違います。
正解は1つではありません。
でも、
「なんとなく」で決める数字ではありません。
限度額は、
印象ではなく環境。
契約書の数字は、
最悪の瞬間にしか意味を持ちません。
そこを一度だけ、静かに考える。
それだけの話です。
🔹 次回予告
第7話
「火災保険を見直すとき、何から確認すべきか」
補償範囲
限度額
免責
特約
“順番”を整理します。
▶契約サイン前チェック
