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ロードバイク: パンクをしない走り方

私はこの20年ほど通常の走り方ではパンクをしたことがありません (磨耗したタイヤを無理に使ってパンクしたことならありますが (笑))

ロードバイクのパンク予防策については,多くのサイトで言及されています.私の考えも結論的にはそれらのサイトと同じなのですが,その理屈については少し違うところがあるので,以下に簡単にまとめてみました.
また最近,私が無意識のうちに行っているある行為がパンク予防策になっているのではないか?  と気がついたので,それもご紹介します.

1.一般的に言われる「パンクをしない走り方」

インターネットのサイトで一般的に言われる「パンクをしない走り方」を下の表にまとめる.

引用先:
[1] ロードバイクでパンクしない走り方 
https://www.cyclesports.jp/topics/3142/
[2] 15年間一度も自転車をパンクさせずに済んだ、たった5つの習慣
https://minivelo-road.jp/5habits-to-prevent-bicycle-tire-puncture
[3] 自転車タイヤのパンクを防ぐ乗り方解説|ロードバイク・クロスバイク
https://escape.poo.tokyo/punctures/how-to-ride-a-bicycle-to-prevent-puncture/
[4] ロードバイクでパンクしない方法!6年間ノントラブルな俺のコツ
https://xbody.org/10474
[5] 自転車のパンクは9割防げる!パンクの確率を下げる5つの習慣
https://jitensha.net/prevent-puncture
[6] ロードバイクは段差が苦手?!街中でパンクしないための方法
https://bicycle-post.jp/pwk0001467-post/
[7] パンクリスクを減らそう、自転車のタイヤがパンクする原因と解決方法
https://tabirin2021.com/useful/examination/202107-025_panku2/
[8] 最終!往復90kmの自転車通勤で私が学んだ「通勤での走り方で気をつけるべきこと」5つ
https://jitensha-hoken.jp/blog/2017/04/jitetsu-vol3/


2.各論

パンク対策には上記のA〜Fが重要であることがよく指摘されている.
このうち
D : タイヤに付着した異物はすぐに取り除く
E : チューブなどを定期的に交換する (磨耗したタイヤは使わない)
F : パンク耐性の高いタイヤを使用する
は当たり前のことなので,ここではA, B, Cについて考える.

A:空気圧を適正に保つ

多くのサイトでは,その理由を「空気圧が低いとリム打ちをしてパンクをするから」としている.
ただし,私の理解は少し違う
なぜなら,これは 30年以上前,ロードレーサーがチューブラータイヤだった時代からずっと言われ続けてきたことだからである.

チューブラー タイヤは原理的にリム打ちパンクをしない .
山梨県の上野原と小菅村の間に「鶴峠」という峠がある.
この峠の小菅村側には10%の勾配が1kmに渡って続く見通しの良い直線がある.
ここをアウタートップでぶん回すと90km/h近く出るので,よく最高速チャレンジをやっていた (随分昔の話だが…).
ここで一度運悪く舗装路面と橋の継ぎ目にリアホイールのリムを打ち付けてしまい,MAVIC GP4 (チューブラー )が縦に変形して(凹んで)しまったことがある.
それでもタイヤはパンクをしなかった

鶴峠,小菅村側の10%勾配の直線.私が85km/hでダウンヒル中にMAVIC GP4を変形させた橋
当時GP4は重量級だが頑丈であることが売りのリムだったのだが…
なお落車はせず,その後 横の振れ取りだけして自宅まで100km近く「立ち漕ぎ」で帰った (笑)

私はチューブラーに乗り始めたとき,最初は圧力計付きのフロアポンプを持っておらず,フレームポンプで代用していた.
そして,空気圧は親指で押しても凹まなければ大丈夫だろうとママチャリと同じ感覚で自己判断していた (まだ中学生だったので,かなり適当だった).

ところが,何度修理しても100kmも持たずにすぐにパンクをするので,なんでだろう?  何が悪いんだろう? とずっと疑問に思っていた.
その後,サイスポのメンテナンス本で適正圧力の重要性を知り,フロアポンプを買って7気圧入れたところ,パンクが劇的に減ったことを覚えている.

空気圧が低いとパンクをしやすいのは何故か?
普通に考えると,接地面積が広く,接地圧が高い方がパンクをしやすそうである.統計的にも荷重のかかるリアはフロントの3〜4倍パンクをしやすいことが知られている.

ただし,荷重が一定であるとき
空気圧を上げる → 接地面積は狭くなる & 接地圧は高くなる
空気圧を下げる → 接地面積は広くなる & 接地圧は低くなる
から,接地面積と接地圧は逆の関係
それにもかかわらず,チューブラー タイヤを低圧で乗るとパンクをしやすくなるのは,接地圧が低くなって異物が刺さりにくくなる効果よりも,接地面積が広くなることにより異物を拾いやすくなる影響の方が大きいことが理由なのかもしれない.

空気圧を上げる → 接地面積が狭い → 異物を拾いにくい  → パンクしにくい
接地圧が高い → 異物を弾く → パンクしにくい
(ロードに乗っていて高圧のタイヤで小石を弾くのはよく経験することである)
空気圧を下げる → 接地面積が広い → 異物を拾いやすい → パンク
接地圧が低いから最初はグサっとは刺さらないのかもしれないが,拾った異物(ガラス片等)がホイールの回転とともに奥深くまで到達し,パンクに至る.

これはチューブラー だけでなくクリンチャー タイヤにも当てはまるだろう.
近年,太いタイヤを低圧で乗ることで転がり抵抗を減らし,振動吸収性を高めることが流行しているが,タイヤの接地面積が増加することで,むしろパンクのリスクは高まっているのではないかと考える.
(ただし,最近のタイヤはそもそも耐パンク性能が高くて滅多にパンクをしないので,実感できないほどの些細な違いなのかもしれないが...) 
 なお,クリンチャータイヤの場合には,通常言われているように,空気圧が低いとリム打ちパンクのリスクも高くなる.


B: 段差に突っ込まない

その理由は「リム打ちをしてパンクをするから」とされている,
これはクリンチャー には当てはまるが,原理的にチューブラー タイヤには当てはまらない.
それにもかかわらず,このこともチューブラー 時代からずっと言われてきた.なぜなら,昔の手組みホイールは段差のような衝撃で振れ易かったからである.
 現在では,段差突っ込み問題は,ホイールへの影響からクリンチャー タイヤへの影響へと問題の中身がシフトしたことになる.

C: 道路の端により寄りすぎない

ロードバイクでパンクしない走り方 https://www.cyclesports.jp/topics/3142/

端に寄りすぎないのは,適正空気圧と合わせて重要であろう.
道路の端にはパンクの元となるガラス片や金属片などが掃き寄せられているからである.

このことに関して,最近気がついたことがある.
前回,noteにチューブラー タイヤとクリンチャー タイヤの乗り比べのネタを書いて以来,「なぜ自分はパンクをしないのだろうか?」と考えることが多くなった.

先日走行中にふと気がついたのは,渋滞中での走り方である.

パンクをしないためには白線よりも車道側を走るのがベストであるが,上の写真のように道路が渋滞しているとそうもいかない.
白線上または異物の多い白線より歩道側を徐行することになる.
このようなとき,私はいつも腰を浮かせてフロント荷重にして走るようにしている
パンクのリスクが高くなる道路の端では,リアホイールの荷重が高くならないように無意識のうちに体重移動していることに,最近気がついた.
これが,私がパンクをしにくい理由の一つなのかもしれない.

3.まとめ

「パンクをしない走り方」とは次のようなものである.

空気圧を適正に保つ(下げすぎない).
→ タイヤの接地面積が狭くなる & 弾き飛ばすことで 異物を拾いにくくなる
(クリンチャー ,チューブラー いずれも)
→  リム打ちパンクのリスクが減る (クリンチャー )

段差に突っ込まない
→  リム打ちパンクのリスクが減る (クリンチャー )

白線よりも少し道路側を走る
渋滞中などで止むを得ず白線よりも歩道寄りを走行する際には,腰を上げてフロント荷重で徐行する.
→ リアタイヤが異物を拾いにくくなる (クリンチャー ,チューブラー いずれも)

                           終わり

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