CHIMERA ~嵌合体~ 第二章/第四話 『変』
パウル教祖 説法 動画資料(翻訳)
「我々、人類はその存在自体が罪で構成されている・・・・・・」
「摂食以外で同族を殺す生物がこの地球上に、他にいるだろうか。殺すのが目的で攻撃する動物が、他にいるだろうか。特に意味もなく同種を殺せる存在が、他にいるだろうか・・・・・・」
「原始の時代であれば、まだ我々はこの地球と共存していたと言えるでしょう。どのような存在である対等だったとも言える・・・今はどうだ?余分に製造と商売のためだけに、”保険”として必要外の食料をも確保するために殺される動植物たち。分解しない物質と合成された液体や気体。汚染された大気と海。様々な『毒』で無暗に死にゆく動物や植物たち」
「ショップにキレイに並べられた『見た目のいい物』しか買われない世界『ルッキズム』。栄養価も味も全く変わらないのに、醜く歪んだというだけの植物は破棄され続けている。出荷、梱包のコストや人類の勝手な都合の時期、部位、利益にならない”もの”たち」
「廃棄物の処理にすらコストをかけたがらない。卵を産めないだけでミキサーで挽肉となるヒヨコの雄たち。ミルクの生成にだけと改良された乳牛。糸を出すだけとなった蚕。繁殖を奪われた種の無い果物たち。肝臓を肥大化させるために餌を喉が千切れるほど詰め込まれ、ゲージに縛り付けられ埋められ育てられるアヒルやガチョウ・・・・・・」
「現代に限った話ではない。世界中で人類の都合が合わずに惨殺が行われてきた『口減らし』『堕胎』『Deformität』などの多くの歴史・・・・・・」
「何の権利があり、命を奪うのか。何の権利があり、その優劣を付けるのか。何の罪もない命が、なぜ奪われなければいけなかったのか。誰か答えられるか?生かされる為だけに殺される命があっていいのだろうか?弱肉強食ではなく『弱殺強悦』ではないだろうか?一部の人間の保身と安全、安心のために殺される。そんな世界が正しいのか?こんな生物が崇高か?どこが万物の霊長だ?!」
「我々は罪人であり、その自覚を持たなければならない。その自覚もなく搾取を続けている者たちは大罪であり、地獄へと落ちるであろう。産業革命を生み出した現代の罪人たちに制裁を!」
「デフォミティこそが神に近い存在なのだ。デフォミティこそ神に選ばれた存在であり、神に選ばれし者達は幸福である。そのハンディキャップは神からのメッセージである。乗り越え生きることで必ず天国へと誘われるであろう。神からのメッセージを読み解くのだ。神のお告げは我々の言葉で語りかけてはくれない・・・自然の事象として、メッセージを残してこられるのだ。そう、君たちがそのように存在しているかのように、君たち自身がその事象の一部なのだ」
ここから先は
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?
