【創作メモ】 『エスケイプ・ブルー』あとがき
昨年の夏、横浜の山手に点在する洋館を巡りました。
瀟洒な建築はいずれも美しく、それだけでも眼福だったのですが、印象に残ったのは、どちらかといえば洋館から洋館を移動する際の、街並みの洒脱さです。
横浜といえば、中華街、赤レンガ倉庫、複合施設でショッピング…という印象がメインだった私にとっては、衝撃的と言えるほど。
そして、白眉は洋館巡りの最後に辿り着いた「港の見える丘公園」でした。
高台から海を見下ろす景色は、まさに絶景。気持ちの良い潮風とも相まって、この世の極楽かと思いました。いや、マジで暑かったから、天国ちょっとぐらい見えてたかも…
さて、今月の「noteでBL」です。この企画は、主催者であるなみさんが提示するお題に沿って、BL小説を書こうというものです。
今回のテーマは、以下の3つ。
『食事シーン』
『家以外の、作者の大好きな場所や土地、時代を舞台にした話』
『脊髄反射』
ご覧頂いて分かる通り、このお題のキモは、ズバリ舞台設定にあります。とっさに色々な場所や土地が浮かんだのですが、最終的に残ったのが、上述した横浜、山手の景色でした。
よし、メインの舞台は「港の見える丘公園」で決まり。
とすると食事シーンは中華街か?と思ったのですが、敢えてそこは外して、マクドナルドを選びました。チェーン店って、どこも同じかと思いきや、その土地それぞれの空気感があるような気がしませんか?あと、登場人物の一人が浮世離れした子という設定だったので、そういう子がマックを食べたら面白いだろうな、と逆算した感じです。
脊髄反射については、目にした瞬間から、誰かが誰かを助けるところが思い浮かんでいました。
それらを繋ぎ合わせてできあがったのが、『エスケイプ・ブルー』という小説です。
ブルーには、色々な意味を込めています。主人公の名前は「青野」だし、彼が出会う少年はどことなく「憂鬱」、海の青、空の青、さらに、二人の「若さ」を象徴する色でもある。
そして何より、私の一番好きな色。
好きなものばかり散りばめて書いたせいか、「noteでBL」史上最速で書き上がりました。
心残りは、場所の描写が少し足りなかったかな…というところ。この辺は、もっと表現力を身につけていきたいと思っています。
本編に合わせてあとがきも読んでくださった方、どうも有難うございました。
そして、今回も素敵な企画を運営してくださっているなみさんにお礼申し上げます。まだまだ青い私を、次回もぜひ鍛えてください!!
企画の趣旨についてなみさんが書かれた記事はこちらになります↓
