見出し画像

みなさんのご意見をお聞かせください!「○○大学に入学することを志望します」は、違和感がある表現ですか?問題のない表現ですか?

更新日:2025/05/09

 今日は、私が何かの話題に対して講釈を垂れる記事ではないです。むしろ、みなさんのご意見をおうかがいしたいという記事です。以下の問題に対する、みなさんのご意見を拝聴したいと思っています。

(その前に……私はこういう者です。私は小論文・作文などの添削指導者です。)

「○○大学への進学を志望します」の「志望します」は表現としては違和感があるので、「希望します」が適切だと私は考えますが、みなさんはどう思いますか?

 その問題とは、表題にもある通り、「○○大学への進学を志望します」という文章内にある表現「志望します」です。これ、私は違和感が覚えるので、「希望します」と添削のときに直します。「○○大学を志望します。」、「医師を志望します。」ならわかります。でも、「……入学することを」ときたら「希望します」ではないのかなと。しかし、「なぜその表現だといけないのか」と問われると、うまく説明できないんですよね。「適切な表現とは言えない」としか返しようがないのです。

(私の考え方)

○ ○○大学を志望します。
○ 獣医師を志望します。
○ 貴社を志望します。
✕ ○○大学への進学を志望します。→ 希望します
✕ ○○大学に入学することを志望します。→ 希望します
✕ 獣医師になることを志望します。→ 希望します
✕ 貴社への入社を志望します。→ 希望します

 これに対して、「なぜいけないのか」と問われたときに、相応の説明ができないといけない(聞かれたことはないですが)と思い、また自身でも「納得したい」と思いました。そこで、ここ数日辞書を引いたりネット検索をしたりAIに尋ねたりしましたが、納得のいく答えを得られませんでした。一方で、添削している中でよく目にする表現なので、今の時代では許容されているのかなとも思いました。また、それを許容するかのような解説や見解もネット上で見ました。

 そこで、みなさんにこれについてどう思うか、おうかがいしたいと考えました。

 私は違和感をもちましたが、相応の理由がないならば実際何の問題もない表現かもしれない、とも思ったからです。また、相応の理由があってもこの現代においては許容される表現であるのかもしれない、とも思ったからです。今の世間では通じる表現を、私が感覚的な主観による判断だけで直しているのだとしたら、添削指導としては恣意的な判断によるものと言えますから、その判断を見直す必要があると考えています。

 私の考えとして「言葉は生き物」というのがあります。言葉には、たしかに文法をはじめとして運用に関して様々なルールがあります。そして、そのルールをその共同体の成員の中で共有しているからこそ、言葉によってのコミュニケーションや意思疎通が可能となります。しかし、一方で、言葉の運用に関するルールは時代や社会によって変わっていくものでもあります。江戸時代までひらがなやかたかなは今より多くの数が存在していました。しかし、ひらがなの「あ」なら5種類ありましたが、「あ」というこの字を正式な「あ」と決め(一音一字)、残りの4種類の変体仮名を廃したのは時の明治政府でした。また、「ら抜き言葉」は、一般的な学校教育の中では間違いとされがちですが、実生活では100年程前から使われはじめ、専門家の間では「現代ではこれが間違いとは言えないのではないか」という意見もあります。このように、言葉は時代や社会によって変化するものなので、たしかに一般的な方よりも私の方が少し「国語関係の専門知識」を持っているかもしれませんが、私の言うことが絶対的に正しいとも言えないのです。私の感覚が世間の言語感覚とずれているかもしれません。だとしたら、私がいかなるソースを携えて「こっちの方が正しい」と言っても、それは(学術上正しい見解であったとしても)「コミュニケーションツールとしての言語」としてそぐわない考え方であり、それには実用的な意味がないと言えます。そこで、みなさんにおうかがいしたいと思ったのです。

(ちなみに「ら抜き言葉」についての見解。一応受験では「ダメ」とされることが一般的ですが、日常語としては許容されているという見方もあります。)

 さて、みなさんは、この問題について、どのように感じますか。以下の方法にしたがって、みなさんのこの問題に対する率直な意見をお聞かせください。


回答方法

1.コメント欄にみなさんの考えをお書きください。

2.「○○大学への進学を志望します」の「志望します」という表現に「違和感がある(「希望する」などの別表現に改めるべきである)」という人はA、「違和感がない(「志望します」で問題はない)」という人はBと答えてください。直感で結構です。

3.AまたはBと答えた後、その理由についてお書きください。どんな理由でも結構です。

4.回答期限は5月末日4月末日までとします。回答を集計するためです。

 これは、全ての方を対象とします。国語教育の関係者はもちろん、そうした関係でない方も含めどなたでも結構です。そしてなるべく多くの方のご意見をいただきたいと考えています(その方が集計結果の精度が上がります)。みなさんの回答は集計し、このnote上で集計結果を別記事にて発表します。みなさんのご協力を賜れると幸いです。

 なお、コメントレスは集計後にまとめてします。

 ちなみに、私の見解もありますが、ここには書きません。それによってバイアスがかかって、みなさんの意見が変わってしまうかもしれないからです。ただし、コメント欄の一番目に「この問題に対する私の見解(そう考える理由)」を書いておきます。それは見ても見なくてもよいです。

参考資料

 最後に、「違和感がある」派、「違和感がない」派の双方の参考資料を挙げます。これらの資料も参考にお考えください。

「違和感がある」派

資料1 Yahoo!知恵袋

gjm********さん

2016/9/4 0:00

大学の志望理由書の文なのですが、「貴学での勉学を強く志望します」といった言葉の使い方は誤っていますか?よければ教えて頂けると嬉しいです。

chiba_cactusさん

2016/9/4 0:24

志望理由書だからといって、この場合「強く志望」はおかしいですね。
※志望するのは大学・学部・学科なので

「貴学での勉学を強く希望しています」
「貴学で勉学することを強く希望しています」

資料2 Yahoo!知恵袋

知恵袋ユーザーさん

2020/7/9 23:31

受験や就活において、「第一志望」と「第一希望」ではどう違いますか?

先日「第一志望は〜」と言ったら、友人に「希望ね」と言われて、志望も希望も概ね同じ意味だと思っていたのでびっくり
して「え?」と言ったら、「第一希望だよ」と自信たっぷりに言われました。あまりにも自信たっぷりだったので、私が間違っていたんだなとその時は思いました。
しかし後から考えてみると、高校受験も大学受験も「第一志望」「志望動機」という言い方をしていたので志望でも希望でも良いのではないかと思うのです。

間違っていれば正しい言葉遣いを覚えたいので、知っている方教えてください。

oce********さん

2020/7/10 0:01

ユニークなご友人ですね。
「第一志望」の方が正しいですよ。

使い方としては、自分自身の望みを語る時、志望を使います。

希望は、対象物が自分と他者に使いますが、「企業側が採用してくることを希望する」ので、「第一希望」なんて使い方はしません。

「入社を希望します。」「営業を希望します。」と使います。
他者にそうして欲しいと願うから。

ニュアンスが伝わるでしょうか?

「違和感がない」派

資料1 Yahoo!知恵袋

知恵袋ユーザーさん

2022/11/9 0:01

進学を志望するって表現おかしいですよね?希望するが正しいですよね?志望理由書に進学を志望すると書いて大学に提出してしまいました、、、やばいでしょうか??

Mさん

2022/11/9 0:02

別にやばく無いです。

資料2 スッキリ 言葉のギモンを解決するサイト 「『希望』と『志望』の違いとは?意味から使い分けまで解説」

(こちらの記事では以下の例文が記載されている)

私は、○○という理由から、御社への入社を志望致します。

資料3 さんぽう進学ネット 志望理由書の書き方

(こちらの記事では以下の例文が記載されている)

私は貴学文学部日本文学科への入学を志望します。

いいなと思ったら応援しよう!

〆野 友介 「記事が参考になった!」と思われる方がいましたら、サポートしていただけると幸いです。いただいたサポートはクリエイターとしての活動費に使わせていただきます!