まさかの落とし物
夕方。
仕事を終えた、帰り道。
いつもの道。いつもの家々。
いつもはない、ランドセル。
。。。
。。。。。
?????
ら、ランドセル!?
思わず二度見。
我が目を疑った。
通勤路にある、古い民家。
そのすぐ横にある細い小路に、
ランドセルが鎮座していた。
なぜこんなところに?
ランドセルここにおいて、どこかで遊んでる???
そう思ったが、近くにそんな子は見当たらない。
えぇー、これどっちだ?
忘れ物?落とし物?
それともわざと置いている?
悩みに悩み、
とりあえず最寄りの警察署に電話で相談。
近くで子供たちが遊んでいる様子もないため、「拾得物で届けてください」とのこと。
幸い、歩いて5分ほどのところに交番があるため、そこへ届けに行くことに。
途中、小学校の前まで来たところで
「あー!!!!!
それ、うちのですー!!!!!」
声をかけてきたのは、
持ち主である男子小学生のお母様。
ちょうど、ランドセルを探していたところだったそう。
そして、まさに今私が届けに行こうとしていた交番へ行き、紛失届を出そうとしていたらしい。
持ち主が見つかって良かった!!!
念の為、ランドセルの中に書いてあった名前で本人確認をしてから、受け渡し。
(学校名や連絡先を探そうと、少し開けさせてもらった時に本人の名前を見つけた。
※連絡先は載っていなかった)
ひとまず、一安心。
ただ、なぜそこにランドセルがあったのかは謎のよう。
そのご家族とお会いしたのは、
ランドセルが見つかった場所から
大人の足で5分ほど歩いた距離。
しかも、ランドセルがあった場所は、
持ち主の少年も行かない場所らしい。
お母様との会話の中で
「○○くんが持っていったんだ、きっと!」と言っていたが、
ランドセルが見つかった場所にお連れしたところ
「○○くんもここは来ないと思う」と言っていた。
おそらく、彼らも普段は行かないところだったのだろう。
そうなると、なおさらそこに置かれていた理由がわからなくなる。
見ず知らずの誰かが持ってきた?
何かを盗もうとして、そのまま捨てた?
そもそもランドセルからなにか盗もうとするか?
色々と気になるところではあるが、
深入りする内容でもないし。
ひとまず、貴重品も無事のようだ、ということもわかったためそこで一旦解散。
謎は残るが、
なにはともあれ無事に持ち主に戻って良かった。
正直、交番に持っていって届けたとしても、
そのことがご家族に伝わっていなかったら
翌日はランドセル無しで学校に行く羽目になっていたかもしれない。
それを考えたら、届ける前に持ち主が見つかって良かったのだな、と思う。
別れ際に、お母様と一緒に本人も「ありがとう!」と言ってくれて、すごく嬉しかった。
めちゃくちゃ良い子。
あぁ、良かったなぁ。
そう思いながら、帰宅。
。。。
家に入れない。
私も、家に鍵を忘れていた。爆
人のことを心配している場合ではなかった。
