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個人通信”Simple Dreams”1421号

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個人通信"Simple Dreams"               1421号
2025.5.11
石川 晋
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ぼくのnoteは1号だけの購入だと500円。月に4号は出ますが、月刊購読なら100円。どうぞ、単体ではなく月単位で購入してみてください、すぐ辞めてもいいですから、8号くらい(2ヶ月くらい)まとめて流れで読んでほしいなあと思っています。

今回は、5月5日(月)から5月11日(日)までの期間。

炭を燃やす
注をchatGPTに頼んで作る
ハコールの原稿を書く
山羊に会いにいく
Skypeを追悼する
小さな花見に行く
猿払の小学校へ行く
カシミール紛争の行く末を案ずる
いすみ市の小学校で校内研修をする
予定の学校には入れなかったが、ビッグイシューを購入できる
ガザの子どもたちの姿に胸がつぶれる
那智勝浦町で大切な仲間たちへ講座をする
朝から3名の先生とオンラインする
シャーンドル・ヴェーグのモーツァルトに慰められる
痔の痛みに悶絶する

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5月5日(月)晴れ
 朝5時からオンライン対話。5月に入ってからはずうっと朝5時のお約束の方がうまく時間にチューニングできないケースが続いていた。朝のこの時間は難しいのかな、と思う。ぼくだって、起きるのが難しい日もあるもんな・・・。
 ちなみに今朝の方とはじっくり話せた。お一人目の方は、長く話をしている方だが、初めて絵本や物語の読み聞かせや読み合いの話になり、楽しく話した。ぼくは読み聞かせが好きなんだな。本が大好きなんだな、と改めて思う。お二人目とは「道徳」の授業づくりの話。この方とも長く話しているが、授業の進化というか幅の広がりを感じて、嬉しくなる。素材も面白いし、ユーモアも増えた。ずうっと学んでいく先生は、こんな風に腕前が上がっていくんだな、と感嘆する。

 炭を燃やすと否応なく父を思い出す。もっとも家人ではなかった父が炭を燃やすところは見たことがない。無論、他人の家に火をつけるところも見てはいない。ただ焼却炉にゴミをくべる父なら何度も見たことがある。父は燃やすのが好きな人だった。ぼくも炭を起こすたびに最後にはなんでもかんでも周りにあるものを焼き台の中に放り込んで燃やしてしまう。父の事件の年の1月の誕生日。ぼくは最初で最後の書籍の贈り物をした。村上春樹の『螢・納屋を焼く・その他の短編』である。父がポリバケツに灯油と文化焚き付けを入れて、夜道を歩いていく姿が、あの本の世界と重なっていく瞬間がある。ぼくは、あの本を贈ったことをずうっと気に病んでいるのだと思う。

炭を燃やす
今日は全部燃えた

 chatGPTで新しい本の注について相談している。百数十項目に及ぶ注について、いくつかのプロンプトを組み合わせやりとりしながら成形してもらっている。最初はめちゃくちゃだったが、それを元にプロンプトを工夫していくと徐々にある程度の情報が整ったものになってきたので、今は全体を一旦作ってもらえるようにお願いしている。まあ、最終的には相当程度確認しながら手を入れなくてはならないだろうが、それでもこれは随分助かるなあと思う。

 ハコールの原稿を一気に書き上げて、片岡さんに送る。

 それから少し眠って(とにかく睡眠が不調なのだ)、義母について風連の山間にある義父の生家へ行く。義父が亡くなった後は、義母が毎日朝と夕欠かさずそこへ行っている。生家はもう荒れ果てているが、ヤギのメイちゃんとニワトリがいるのだ。周辺はほぼ全ての農家が離農している。元より決して良いとは言えない傾斜地に張り付くように畑地が広がっていて、開拓以来の苦闘が偲ばれる場所だ。北海道の山間の開拓者は、馬ややぎ、鶏を飼った。それは生活の足しのためであると同時に、愛玩の対象でもあった。もうわずかに残ったこうした風景も、後数年で全部なくなってしまうのだろう。メイちゃんに会うのは5年ぶりくらいだろうか。らんちゅうが亡くなってから、無性に動物や鳥に会いたくなる。

アオダイショウは路上で頭を砕かれていた
メイちゃん。こちらのメイちゃんは、プライバシーを理不尽に暴かれることもなく、静かに暮らしている
頭を撫でると、おどける
オンドリもいる
こうした打ち捨てられた土地が、北海道の都市の周縁から向こうにはずうっと続いている
ここで氷点下30度の中を暮らしていた。それが北海道北部だ。

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