動物との意思疎通は本当に出来ると確信!
単身赴任先から戻ると真っ先に出迎えてくれるのがポンです。ポメラニアンで10歳になります。11年前、僕の単身赴任生活が始まりましたが、それと入れ違いに我が家にやって来たのが彼です。
息子は小学生の頃から毎日ポンと一緒に寝ています。弟のように可愛がり、ポンもきっと兄貴だと思っているのでしょう。傍で眺めていると実に面白い。意思疎通が出来ているのです。息子はポンの仕草やちょっとした鳴き声でポンを理解し、ポンもまた息子の言葉をほぼ完全に理解している。
「ポン、歯を磨いてくるから先にベッドに行ってて!」と息子が言うと、スタスタと何も言わずに暗い部屋に消えていく。本当に笑っちゃいます。
夏は少し距離を置き、同じベッドの上で寝ていますが、冬は一緒に布団の中に入り、枕も共有して寝ています。背中合わせで寝ている姿を見ると、笑っちゃうくらいに幸せを感じてしまうのです。それが大学生の今でもずっと続いているのですから面白い。

最近、そんなポンにも悲しい出来事がありました。近所に住む5歳年上の親友、ラッキー(ラブラドールレトリバー)が天国に逝ってしまったのです。ご近所にも沢山のワンコがいますが、とりわけラッキーとは性格も合うのか、びっくりするほど仲が良かったのです。
随分昔の話です。ラッキーがお気に入りのボールで遊んでいると、まだ小さかったポンは羨ましかったのでしょうね、欲しそうな目でクンクン泣いていました。ポンに気づいたラッキーは、遊ぶのを止め、自分の鼻でボールをポーンとポンの方へ放り投げたのです。
「えっ!!」
初めは偶然かと思い、ボールをラッキーに戻したのですが、再びポーンとポンの前に戻してくれるのです。嬉しく舞い上がってしまったポンは、ラッキーのボールが気に入ってしまい、それ以来、大の仲良し。小さなポメラニアンと大きなラブラドール。凸凹コンビですが、近所では有名な仲良しコンビでした。
ところが、半年前から関節の病気になってしまったラッキー、お散歩には出れなくなってしまいました。ポンは散歩に出かけた時、ラッキーの家の前を通りかかるといつも立ち止まり「ワン!」と1回吠えます。すると、家の中から「ワン!」って返って来る。
ラッキーの声を聞くと、安心したのか再び歩き出すのです。お見舞いのつもりなのでしょうか。犬通しお互いに「ワン!」で意思疎通が出来るのだろうか、と考えてしまいます。
息子と散歩に出かけたある日「ワン!」と吠えても返答がなかった様です。
もう一度「ワン!」
それでも返答がありません。ポンはその場を動こうとせず、遂には座り込んでしまったようです。
そうです、ラッキーが天国に旅立ったのです。
毎日同じ時間に友人のポンが来る。きっとラッキーはそう思っていたに違いない。でも、ポンが来る少し前に旅立ってしまった、と飼い主の方はお話ししてくれました。
息子は出来るだけラッキーの話をしているようです。寝る時も、散歩に出かけている時も、お食事の時も。息子の言葉を理解する彼は、黙って聞き入っている。話を止めてしまうと、クンクンとおねだりし、再び話し始めると安心した表情になると言う。
クンクンと泣くのは悲しいのだろうか。
「ワン!」と吠えても返答がない。
返答がなくなって5日経ちますが、今日もいつもと変わらす「ワン!」と挨拶をしている。きっと天国から「ワン!」と言う声が聞こえているのだろう。

最後まで読み進めて頂きありがとうございました。
早く活気ある日常が戻って来て欲しいですね。🌱
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