吐けたらいいのに。
疲れた。もう。疲れました。
日々に。生活に。揺れ動く感情に。
明日の生き方も忘れるくらいに疲れている。
バイトなのに、実家暮らしなのに、こんなに疲れていたら、将来どうなるんだろう。
そんなことをいやでも考えてしまって、さらに疲れる。
脳みそをなくしたい。
ダメな妄想ばかりする脳みそ。
ズル休みする理由を考えてしまう脳みそ。
明日風邪になりますようにと願ってしまう脳みそ。
こんな卑しい脳みそなどいらない。
真面目でまっすぐで誠実で可愛げのある脳みそがいい。
もしそうだったら、私はたくさんの人に愛されていただろうな。
バイト終わりに久しぶりに見たLINEの通知が2件の公式アカウントのみになることもなかっただろうな。
感情が昂っていく。
ついに私は風呂場で号泣していた。
私の涙とシャワーの水が床を濡らしていく。
液体は排水溝に呼ばれるように次々と流れていく。
抜け落ちた髪の毛も、シャンプーの泡も、まつパしたばかりのまつ毛も流れていく。
私も流れていければいいのに。
いつかの車内で見たファインディング・ニモのワンシーンのように。
流れていけばいいのに。
浴室の鏡に映った私の顔は左手で書いた似顔絵みたいだった。
(尊敬MOROHA。昔MOROHAの好きなフレーズをひたすらに綴ったnoteを公開していたこともある。)
(少し面白くないことを言うが、私は左利きだ。)
生まれ持った容姿のことから最近構築された人間関係のことまでいろんなことに悩んで疲れ果てていた。
泣きすぎて目が痛かった。
でも、目は腫れていなかった。
歩きすぎて足が痛かった。
でも、足は腫れていなかった。
不安になりすぎて胸が痛かった。
でも、胸は腫れていなかった。
たくさんの箇所が痛くて辛いのに、どこも見た目は普通だった。
こんなにも疲れているのに、顔色はいいし目つきもしっかりしている。
仮病なのではないかと恐ろしくなった。
疲れたという感情も明日を生きれないのではないかという不安も目が痛いのも。
嘘なのではないか?
仮病なのではないか?
全然元気なのではないか?
嫌だった。仮病は嫌だった。
なんとか仮病ではないという事実が欲しかった。
気がつくと私はトイレに頭を突っ込んでいた。
自分の力で嗚咽していた。
10分ほどカエルの鳴き声のような嗚咽を繰り返した。
仮病じゃありませんようにとだけ願っていた。
涙が溢れるだけで何も出なかった。
だんだん馬鹿らしくなって寝転んだ。
また泣いた。
今日一日でどれくらい感情が揺れ動いたのだろう。
何か出たらよかったな。
そしたら自分を褒めれるのに。
自分を認められるのに。
ああ。そうか。
私は自分が壊れないと、自分の頑張りを認められないんだ。
壊れるまで頑張らないと頑張と思えないんだ。
だから吐きたかったんだ。
自分の認知の歪みよりも、ここまで頑張っているのに、内心では頑張りが足りていないと思っていることが辛かった。
いまの私も頑張っているよ。
そうつぶやく。
こんなんだから生きづらい。
壊れたくないのに、壊れるまで頑張るのがかっこいいと思っている。
壊れても誰も助けてくれない。
私も含め。
生きれない。生きづらい。
