青の風に心奪われた日
※長いです。愛を語りすぎた自覚があるので、少しでもわかりやすくまとめようとしましたが無理でした。右上によると4000文字ちょいだそうです。
公式サイト等で調べて書いてますが、抜け漏れや間違いがたぶんあります。
あと、事あるごとに「やっべえ」と言ってます。許してください。
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今から17年前。
小学◯年生的な雑誌とおひさま(読み聞かせ雑誌)と、CCさくらとおジャ魔女どれみでしか、世間を知らなかった頃。
当時のわたしが持っていた据置ハードは、親戚のねえちゃんに貰ったオンボロのプレイステーションのみ。
『ぷよぷよ〜ん!カーくんといっしょ』でひたすらカーくんにカレーを作り続けるという、謎のプレイスタイルを貫いていた。できたカレーは大体まずかった。
そんな折にやってきた、10歳の誕生日。
『ぷよぷよ〜ん!カーくんといっしょ』をやり尽くしたわたしは、両親にねだったのだった。
「ゲームキューブが欲しい」と。「ゲームキューブでぷよぷよがしたい」と。
だがわたしに買い与えられたのは、オレンジ色のGCと『どうぶつの森e+』。
たぶん、ぷよぷよは売ってなかったんだと思う。
(だがこれをきっかけに、その後のぶつ森シリーズを全て網羅することとなる)
トイザらスの袋を開けると、GCやどうぶつの森の箱と一緒に小さな封筒が入っていた。購入キャンペーンで貰ったものだ。
GCで起動すると、今後発売する作品のPVだとかイラストだとか、そういうコンテンツを一気に楽しめてしまうというトンデモディスクが入っていた。
何なら体験版まで複数作品収録されていた。もちろん無料である。
今考えると本当にとんでもない。
どうぶつの森をやり尽くした頃、おもむろにそのディスクを起動した。
『メイドインワリオ』、『ファンタスティックジョー』……後に名シリーズとなる作品達の、その原点。それらが名を連ねる中に、そのゲームの体験版はあった。
それが、わたしの人生に「推し」という概念をもたらす事になろうとは。
この時のわたしは、知る由もなかったのである。
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(ここからは公式サイト『ソニックチャンネル』からちょくちょくリンクしています。わたしの説明ではほとんど伝わらないと思うので、是非ともリンク先から読んでみてください)
1991年6月23日。
メガドライブ版ゲーム『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』として、この青い針鼠は世界へ飛び出した。
スピード感のあるアクション性、ソニックのクールな性格と、ドリカムの中村正人さんが制作したゲーム音楽。
セガが生み出した新たなアクションゲームと看板キャラクターは、アメリカ・日本を中心として世界に展開。
一気に世界中のファンを虜にした、やっべえゲームとなった。
どれくらいやっべえのかというと、「ソニックのトゲに似ているから」という理由で、新しい遺伝子に『SONIC HEDGEHOG GENE』と名付けられるくらいである。
もうここまでの字面だけでやばくない?やっべえよ。
作曲ドリカムって聞いた時の衝撃よ。
なんだよ遺伝子の名前になるゲームの主人公って。
命名した科学者はよっぽどのソニックファンに違いない。
生きていらっしゃるのなら、是非とも握手がしたい。
そんな世界中に一大旋風を巻き起こしたソニックのキャラクターデザインを一新し、世に送り出された3Dアクション作が『ソニックアドベンチャー(以下SA1)』である。
ちょっぴり可愛さのあったソニックのお顔が一気にクールに!そしてめっちゃ動くしめっちゃ喋る!!スピード感がそれまでの2D作品の比じゃねえ〜!!
ちなみに日本版ゲーム作品に声優さんがついて、フルボイスになったのもここからであった。金丸淳一さんの演じるソニックは最高です。
そしてこの作品から、ギタリストの瀬上純さんが楽曲制作に参加されるわけなのですが、瀬上さんの作るソニック音楽はまじでやっべえ。とりあえず、ソニックアドベンチャーのOPを聞いてほしい。
え?なにこれ、どこの洋楽ロック?えっゲーム!?となること請け合い。
こんなガッシガシのギターサウンドぶちあてられて心奪われない人います?
わたしは奪われた。Crush40は最高のアーティストです……
余談ですが、この先のシリーズで楽曲に参加する大谷智哉さんの作るサウンドもめちゃめちゃにいいです。
初めてこの曲が発表された時は
「おおたにったーさん(愛称)半端ねええ……!!」
と、歓喜に震えたものである。
オーケストラのサウンドやEDM的なサウンドをソニック音楽に盛り込ませたら、大谷さんの右に出るものはいないと個人的には思っている。
それをSA1時代から受け継がれてきた、ばちぼこカッコ良すぎるロックサウンドと匠に融合させてしまうものだから、本当にやっべえ。
(ソニックの音楽についてはもっと語りたいことがたくさんあるので、いつか別記事にできるといいですね。今はここまでにしておきます)
話を戻そう。
SA1の3年後。ソニック生誕10周年の時に続編『ソニックアドベンチャー2(以下SA2)』が発売された。同年、『バトル』の名がついてGCへ移植。
このSA2と2バトルがまじもんのやっべえ神作なのである。ストーリーもアクションも全てがダントツで面白い。
ソニックをよく知らない人でもアドベンチャー2は知ってる、という人がわたしの周りにも多数いた。
とりあえずこれ見て。SA2のいちばん最初のステージ。
(見えないけど)ヘリから落下→その辺の金属板的なものでスケボーのごとく街なかを駆け抜けていくなんて始まり方、虜にしかならない。
シティエスケープ、何回やったか分からないよ……!
また余談だが、SA2が初出であるシャドウ・ザ・ヘッジホッグというキャラがめちゃくちゃに人気で、人気すぎてシャドウが主役のゲームが出るくらいだった。
この時に出た、シャドウが主役の『シャドウ・ザ・ヘッジホッグ』(通称シャドゲ)というゲーム。
シャドウの行動によって分岐するマルチエンディングを全て踏破しないと最終章に辿り着けない、しかも分岐は10数個。
中には本来主役のソニック側が敵扱いになって倒されるなんてこともある、ある意味心が折れるゲームでもあった。
だがその分岐をくぐり抜けてたどり着いた結末は必見&ネタバレ厳禁だし、主題歌とエンディングも相まって本当に泣ける。シャドウさんはまじでしんどい。
話を戻そう。
GBAシリーズ『ソニックアドバンス』、GC『ソニックメガコレクション』が発売、アニメ『ソニックX』が放送開始……
昔ほどではないが、ソニック旋風が子供達をじわじわ巻き込んでいた頃。
初代『ソニックアドベンチャー』が、満を辞してGCへ移植決定。
2003年12月に発売されたのが『ソニックアドベンチャーDX』であった。
***
時を戻そう。
2003年夏。当時10歳のわたしは、そんな一大旋風が全世界で巻き起こっている事など露知らず。
むしろ「なんだこの青いの……」と、怪訝そうに体験版の画面を眺めていた。
でもまあ、どうぶつの森で今日やることは終わったし。
ぷよぷよ、売ってないし。
暇つぶしくらいになればいいか〜くらいの軽い気持ちで、わたしはAボタンを押したのだった。
その瞬間、わたしが心をぶち抜かれたのは言うまでもない。
それまでGBAやPSのピコピコサウンドと、のどかで平和などうぶつの森の音楽と、ピアノで習うクラシック音楽と、天才てれびくんでテレビ戦士が歌ってるコーナーでしかろくに音楽に触れてこなかった、平々凡々な小学生である。
いきなりガッシガシにバッチバチのギターサウンド浴びたら、誰だって衝撃受けますやん!?
アドベンチャーシリーズをプレイしたことある人なら分かると思うけど、GCロゴの後に大音量ギターですよ?
学年誌とおひさまを読まされ、NHK教育テレビとニチアサの女児アニメ(当時特撮に興味はなかった)しか見せられなかったクリーンすぎる小学生が、その世界をまざまざと見せつけられるんですよ?
まずそこで「これはやっべえゲームだ」と思った10歳の椎瑠少女は、何も考えられずにプレイキャラの選択画面に進むわけである。
SA1には6人のプレイアブルキャラがいて、それぞれにストーリーがあり、すべてクリアすると最終章へ物語が進む、という構成。
体験版は好きなキャラを選んで、1ステージを3分間の時間制限の中で遊ぶことができた。
「この青いのが主人公だから、こいつを選んでおけば間違いないな!」
という浅はかな理由で、わたしが選んだのはソニック。
そして、ソニックの体験版ステージは、スピードハイウェイだった。
ソニックを知っている人なら、『スピードハイウェイ』という単語だけで「あぁ〜!!」と手を叩き、天を仰いで頂けると信じている。それくらい有名なステージだから。
知らない方は上記の動画をみて欲しい。全部とは言わない。開始数十秒くらいでいい。
高速道路を目にも止まらぬ早さで駆け抜ける圧倒的スピード感。
轢いていくかの如くぶっ飛ばされる敵の数々。
あまりにかっこいいBGMと、クールなステージの作り。
それだけでも当時のわたしには衝撃的だった。だがスピードハイウェイの魅力はこれだけでは終わらない。
突然ビルの壁走り出すんですよ!?しかも急な固定カメラでばっちりドアップで映されて!!!
正直に言おう。恋した。
目にも止まらぬ速さで駆け抜け、ビルを高速で走り下り、追手などもろともせずロケットで華麗に逃げ去って、「遅すぎだぜ」と笑う彼に。
クラスメイトの男の子、友達をキャーキャー言わせたアイドル、漫画やアニメの所謂イケメンと呼ばれしキャラなど、すべてものともせず。
わたしの初恋を華麗に奪ったのは、身長100cm体重35kg年齢15歳の針鼠だったわけだ。
そして17年が経った今でも、わたしはこの音速の針鼠に恋をし続けている。
幾ばくのジャンル、数多の推しに巡り会ってきた。それでも「無人島に推しを1人だけ連れていくなら?」と聞かれたら、わたしは迷わずソニックを選ぶ。
それくらい、わたしの人生に無くてはならない、言わばレジェンド推しなのだ。
2020年6月23日。そんな彼がこの世界に飛び出してから、今日で29年。
わたしは今日も、青い風を追いかけている。
