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人生は洗濯の連続

洗濯物がドラムの中でぐるぐる回る。濯ぎが終わると、一枚一枚しわを伸ばし、風が通るように均等に干していく。灼熱の風を受け、干した側から服が乾く。だが、終わりは見えない。汚れた衣類は山のように積まれている。どれも無残にボロボロだ。血の染み付いたシャツ、真っ黒に焦げた服、破れたパンツ。俺はそれらを無言で洗濯機に放り込む。

夕方、やっとひと段落ついたら鬼がやってきて、物干し台を薙ぎ払った。泥のついた洗濯物は、また最初からやり直しだ。俺の仕事は終わらない。昼も夜も関係ない。ひたすらに洗い、干し、また洗う。どれだけ洗っても次から次へと汚れ物が届く。煮えたぎる血の池に落ちたシャツ。針山に引っ掛かったズボン。全部、俺の手に渡ってくる。

時折、自分がここに落ちた理由を思い出そうとするが、いつも頭がぼんやりして何も思い出せない。

1枚のシャツを干そうとして、手が止まる。古い小さなシャツだ。そういえば昔、こんなシャツをきた子どもを洗濯機に放り込んだことがある気がする。あれは、当時付き合っていた女の息子の……

「サボるな!」

いきなり頭を金棒で殴られた。俺はよろよろ立ち上がり、仕事を再開した。

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