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マネジメントの問題は、人の問題である。組織行動学が解き明かす人と組織の本質

要約
組織行動学は、人と組織の行動や態度を体系的に考察する学問だ。本書『新版 組織行動のマネジメント』では、個人・グループ・組織の3つの視点から、人間関係や集団心理の特性を深く掘り下げている。組織の課題解決のヒントを探る一冊である。


初めまして!siro_masaruです。


知ることで、人生はもっと楽しくなる!

今回はスティーブン・P・ロビンス著『新版 組織行動のマネジメント』2009年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。


著者:スティーブン・P・ロビンス

出典:Amazonのプロフィールから

スティーブン・P・ロビンズ(アリゾナ大学博士)は、サンディエゴ州立大学の経営学名誉教授であり、経営学と組織行動学の両分野で世界的ベストセラーの教科書の著者。

元サンディエゴ州立大学教授。アリゾナ大学から博士号を取得し、ネブラスカ大学、バルチモア大学、南イリノイ大学などでも教鞭をとった。マネジメントと組織行動学の分野における世界一のベストセラー教科書作者。これまでの本の売上げは200万冊を超え、アメリカ国内の1000校以上の大学で教科書として採用され、世界各国でも使われている。

マネジャーが最も頻繁に遭遇するやっかいな問題は何かと尋ねると、返って来る答えには共通のテーマが見られる。
マネジャーが一番の問題として挙げるのは人の問題である。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

ビジネススクールが対人関係の問題を重視し始めた。
そこで生まれたのが組織行動学。

組織行動学とは、組織の人間の行動や態度を体系的に考察する学問。
私たちが会社の組織で遭遇する多くの問題の対処方法がわかる。

本書は組織に関するほぼすべての問題を取り上げ、網羅的かつ簡潔にまとめた良書である。


マネジメントの問題は、人の問題である。

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1. 組織行動学とは何か?

個人の性格や行動、集団の心理、組織全体の構造までを網羅的に分析する学問が組織行動学。

働く人々についての研究を一般に組織行動学の研究と呼ぶ。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

本書でいう「組織」は同じ目標を共有する集団としている。
船で乗り合わせた乗客は他人同士で、集団とはいえない。

しかし、トラブルで無人島に座礁し、全員が力を合わせて危機から脱出しなければならない。
この時、「危機からの脱出」という目的を共有する集団に変わる。

組織行動学の言いたいことは何か?

⇒ ビジネス課題の多くは「人」に行き着く。
⇒ 組織課題解決のカギがここにある。

対人関係や集団の問題を解決するための知識が、組織行動学で得られる。


2. 集団の性格とその影響

集団における人々の行動は、各人の独自の行動の総和とはいくぶん異なる。
人は集団に属するとき、1人でいるときとは異なる行動をとる。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

集団はさまざまな性格をもっている。

性格❶ 規範 
集団には独自の規範がある。

銀行員はスーツ。ITベンチャーでは「制服はTシャツ」も該当。
企業文化とも。

この際、人は集団の中で周囲と異なる意見を言うことに強いプレッシャーを感じることが研究で分かっている。(アッシュの同調実験)

不正や不祥事は規範から起こる。

性格❷ 凝集性 
集団内で固まる度合い。

日本の飲みにケーションは凝集性から発生する。

補足:コミュニケーションの形式の一つ。(酒を)飲むとコミュニケーションの合成語

一方で、凝集性が高い集団は「会社の方針には絶対反対」と一致団結して、強力な抵抗勢力になることもある。

性格❸ 規模 
規模も集団の行動に影響する。

12名以上の集団は多様な意見や情報を入手できるが、7名前後の集団のほうが生産性が高い。

集団では社会的手抜きが発生するのはこちらも研究で分かっている。

リンゲルマン効果:参加人数の増加に伴って一人一人の課題や業務の遂行量が減少する現象のこと。社会的手抜き、フリーライダー現象とも。

⇒ 集団の性格を知ることは組織運営で重要である。
小集団の強みを活かすなら、仲間は5〜7名が良いことがわかる。

参考になる本
・『タテ社会の人間関係』
中根千枝 著 1967年発行
・「OODAループの戦略」
チェット・リチャーズ著 2019年発行
・『1兆ドルコーチ』
エリック・シュミットほか 2019年発行
・「NO RULES 世界一『自由』な会社、NETFLIX」
リード・ヘイスティングス、エリン・メイヤー共著 2020年発行


3. リーダーシップの本質とは

「偉大なリーダーの条件とは何か」という問題はきわめて重要となる。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

信頼を築くリーダー像

①誠実性:誠意がある
②能力:スキルと技術
③一貫性:言動が一致している
④忠誠心:自分を守ってくれる
⑤開放性:隠しごとをしない

「信頼される」リーダーになることで、チームのパフォーマンスは向上する。

⇒ 信頼を築くカギは5つ


感情性知性Emotional Intelligence:EIの重要性

「心の知能指数」とも言われ、平均的な管理職とすぐれた上級管理職の違いは、EIの違いによるものと語られる。

安心できるリーダーは「ここではなんでも言える。心おきなくリスクがとれる」と感じる雰囲気がチーム内にできる。

⇒ 成功の90%は EI が左右する。

EIの要素

自分の感情を知る
自分の感情を管理する
自分のモチベーションを高める
他者の感情を認識し、理解する
関係 (他者の感情など) を管理する

共感力や自己制御のスキルが、リーダーの能力を決定づける。

参考になる本
・『恐れのない組織』
エイミー·C·エドモンドソン著 2016年発行


4. 組織文化と変革

組織文化とは、その組織メンバーが共通してもつモノの見方のことであり、社員の行動を決める台本である。

個人にさまざまな人格があるように、組織にもさまざまな性格(文化)がある。(中略)組織文化とはその構成員が共有する意味のシステムで、これによってその組織が他の組織から区別される。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

参考例① Amazon

創業時のアマゾンでは、倹約のためにホームセンターで買ったドアの木材を創業者ベゾスの机に使っていた。

ベゾスの愛車は長年ホンダ・アコード。出張はエコノミー。

トップ自らあらゆる手段でコスト節約を追求する姿勢が、アマゾンの組織文化として定着していく。 

参考記事 外部サイト:東洋経済オンライン

なぜAmazonは幹部でもエコノミーに乗るのか


参考例② 帝国ホテル

2011年の東日本大震災。
首都圏で大量の帰宅難民が発生したとき、帝国ホテルはロビーや宴会場を開放して2000人の帰宅難民を受け入れた。

帝国ホテルは過去に1923年の関東大震災でも、おにぎりを提供した。

「困っている人を見ると助けたくなる」のが帝国ホテルの組織文化であり、帝国ホテルのホテルマンにとっては自然な行動だった。

参考記事 外部サイト:プレジデントオンライン

なぜ帰宅難民2000人を無料収容したのか-帝国ホテル

⇒ 創業者のビジョンが文化を決める。
⇒ 強い組織文化が個人の行動を変える。

まとめ

⇒ 組織行動学は、人間関係や組織課題を解決するヒントを教えてくれる。

チームメートたちの成長を促す機会は、従業員にとってきわめて大きな満足とやりがいを与え得る。

スティーブン・P・ロビンス著『 組織行動のマネジメント』

知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。

是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!

見ていただきありがとうございました!😆

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