レビュー エンダーリリーズは鬱ゲーではなく神ゲーです【死にゲーなのに親切設計】
書きかけだったENDER LILIESのレビュー記事を今さら仕上げようと思います。
マグノリアも出ましたしね!マグノリアもクリアの勢いで書いてるのであがる予定です。
記載されている会社名・製品名などは、各社の商標、または登録商標です。
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前置き
去年の6月くらいにヒーヒー言いながら弟とやっていました。
難易度は高いんですが、めちゃくちゃ良かったです。雰囲気とかストーリーとか最高で。
システムがあまりにも親切なので、難易度高くても結構万人におすすめ出来る作品だと思います。
あと鬱ゲーってよく出てきますが、
主人公が起きた時にはすでに死の雨で全員死んでるところからのスタートなので、全然鬱ゲーじゃありません。
どん底スタートなので上がるしかない。
死の雨で不死の穢者になってしまった人々を、
主人公の白巫女リリィちゃんと、不死の謎の黒衣の騎士さんが二人で浄化してまわる、救済の物語です。
パッと見の設定だと鬱ゲーっぽいですが、全然そんなことはなく。不思議と温かいストーリーだと思いました。
というわけで暗いのが嫌だなって方も安心してプレイしてください。
ただ切なさは存分に味わえます!
こんな人にオススメ(ネタバレなし)
・初メトロイドヴァニア
難易度的には死にゲーとかそういう類のものなんですが、とにかくシステムが親切!
マップがとても見やすい、リトライがしやすい、
デスペナルティが何もない、ファストトラベルの解禁が早い、主人公が早々に2段ジャンプを使えるようになる、など。
まあ何はともあれ、この手のゲームでデスペナルティがないのがすごくありがたい。
こまめに中間地点、レストポイントがあるのでとにかくリトライもしやすいです。
マップもどことどこが繋がってる、ここは全てのアイテム類を取得済みである、などが一目でわかるのでとても親切です。
・ダークファンタジーが好き
次のマグノリアはスチームパンク風の国が舞台ですが、リリーズの舞台の果ての国では
荒廃した砦やお城、水で沈んだ魔術協会など……
ファンタジー色が強いです。
すでに滅んだ王国を進んでいくので、
一作目の雰囲気はとてもダークで素敵。
・世界観が好き
PV見てその世界観にビビっときたなら、もうそれで買って大丈夫です!
その通りの、荒廃した世界の寂しげな雰囲気が堪能できます。
良かった点(ネタバレあり)
ここからはネタバレありです。
・とにかく親切設計
このゲーム、難易度自体はすごく高くて。
ソウルライク系はやったことないんですが、
テンション的には2Dダークソウルみたいなテンションでやってました。世界観的にも。
なんですが、このゲームとにかくプレイがしやすい!親切設計!
まずこまめなレストポイント(BGM変わるのもめっちゃ良き)
速攻解禁されるファストトラベルと、どこを制覇したかすぐ色でわかるマップ。
この手のゲームでは珍しく、やられてもロストしたりすることなく経験値も得てレストポイントに戻されるだけです。
このリトライのしやすさが、高難易度でもガンガンプレイする気になる要因だったと思います。
・魅力的な世界観
なんといっても世界観ですよね!
荒廃した世界で一人目覚めた真っ白な少女と、
その少女を起こした黒衣の騎士。
すでに最高ですよね。この二人のやり取りも静かながらとても素敵。
主人公リリィちゃんは話せないのですが、それでも一挙一動が愛くるしいです。
二人がまわることになる果ての王国。
最初の修道院から、ボロボロになった王城。
物騒な地下牢獄や、めっちゃ怖い禁じられた領域まで。
廃墟探索好きなのかな自分……背景とかもめっちゃ凝っててすごく素敵でした。



このゲームで唯一、魔女の森・魔術協会だけは幻想的で、曲も軽やかなもので少し異質。
沈んでしまったけど、イレイェンさんの魔法で無事だからだろうか。すごく印象的でした。

・魅力的なBGM
このゲームやった人みんな言うと思うけど私も言わせてください。曲が良いと。
別途で記事書いてるのでよろしければ↓
・黒衣の騎士さん
あなたのことが好きだ私は!!!
もうとにかく優しいんですよ!!黒の騎士!!
騎士さんはこの大陸の先住民だった古の民なので、果ての国の人々は自身の大切な人や仲間たちを奪った仇のような存在なんです。
なのにリリィちゃんにかける気遣いの言葉や、
亡くなったボスたちに対してかける一言一言が本当に優しくて。
しかも自身の契約者だったエルドレッドとのことを今も想っていますよね。
切ない素敵なエピまで持ってる!ダメだ顔見えないけどかっこよすぎる!
・情報の出し方
あちこちに落ちてる手記や、アイテム、
またはボスを倒して浄化した時に見られる記憶で情報を得られるのですが。
これが非常に良かったです。情報の出し方がとっても上手で引き込まれました。
ついつい先のことや、これはどういうことなのかを考えてしまっていました。
私はすっかり騙されてて、
シーグリッドが守ってた幼い白巫女リリィも、
泉の白巫女と一緒に崖の村に行ってるリリィも、 途中まで全部主人公のリリィちゃんなんだと思ってました。
普通に泉の白巫女がお母さんだと思ってましたし。いやお母さんではあるけども。
タイトルのリリーズってそういうことだったのかと感心させられました。
守り人のシーグリッドへの手紙を見た直後に、
最初のボスとして穢者になったシーグリッドが出てきた時にはもう、やられた!と思いましたね。
シーグリッドが立ってるの見て、ボス戦始まって曲が流れ出した時の衝撃がすごかったです。
このボス戦だけで一気にどういう作品かわからさせられたというか。
その後は重要っぽい名前はめちゃくちゃ覚えておくよう意識して進めてました。
あと最深に入ってからのシルヴァの手記落ちてる場所ずるくない?
わざわざ肉腫で塞がれてるしみんなとりあえず読むじゃない……

そこであのBGMは確信犯ですよね。
手記読んでる最中だったので、まんまとビックリしました。
・人々の生き様
ボスキャラから、村の少年や魔術師たちまで。
浄化した時に果ての国の人々の最期の瞬間をあちこちで見ることになるんですが。
それが本当に良くて。菌の魔術師と花の魔女とかも切なくてすごくいいですよね。
堕ちた弓使いも白巫女を守っていたり。
一切こちらに攻撃してこない城下の娘とかも。
ただまあ、なんといってもボスキャラたち!
この作品ってどの人も国や大切な人を守るために全力を尽くしていて。露骨に悪い人っていないんですよね。
みんな国や、国に尽くしてくれている白巫女を守ろうとしてくれていて。素敵な人たちばかり。
好きなエピソードは上から順にユリウス、ウルヴ、へニールです。
特に上二人!!へニールさんも本当に国を憂いていて好きなんですが。
ウルヴさん、狂い騎士とか言うしめっちゃ強いから戦闘の後半激しい曲になるだろうなと思ったら、優しいピアノの曲。
からの泉の白巫女の好きだった花畑を守り続けてたのズルくない?第一印象と全然違うじゃん!
このエピソード嫌いな人いる?めっちゃ切なくてすごくいいですよね……
まあウルヴさん、このゲームとは思えない速度で動くのがあんまりにも面白くて。
水中で使用した時ずっと笑い転げてましたけど。
エピ良い、強い、ちょっとおもろいというズルい男だよ!!
万人受けしそうかつ切なくて最高なウルヴさんより私にぶっ刺さったのが騎士長ユリウス。
まず出生からしんどい。監獄の長へニールさんの妹と王の子だったから王室に迎えられず。
いつか王を見返すため騎士長にまで上り詰め。
最後は国を守るために尽力した部下と泉の白巫女を愚弄され、父を殺し。
栄華の象徴であった王冠はわざわざ遠くにぶん投げて捨てて、自身が穢れた玉座に座って待っているんですが。
私にぶっ刺さりすぎて絶句しちゃう。ユリウス、お前……お前……
父を見返すため私利私欲で騎士長にまで登りつめた私も同類的なこと言ってたけど、そんなことないと思います。
だって、それなら果ての国が終わる時に駆けつけて王に一番に来たこと、自身が守ること、自身が使えることを示せばよかったのに。
やっと王の視界に入った時のユリウスのことを思うともう……
そんでクソ強かった。ビーム出る!!
シルヴァさんも一人だけ異質で印象的。
シーグリッドの記憶を見た時は、姉ちゃんのほうが強かったんかなくらいにしか思わなかったものが、シルヴァで答え合わせ出来るようになってまして。妹を危険な場所に行かせないよう、恨まれてもいいからと自分が行ったことがわかります。
いいお姉ちゃんだ……と思ったら手記でまたどんでん返しがありましたが。
いや、いいお姉ちゃんなのには変わらないんてすけどね。ビックリしちゃった。こんなデリケートなもの勝手に見て申し訳ない気持ち。
シルヴァさん登場からずっとレギュラーだったので思い入れあります。
・エンディング
A.B.Cどれも見ましたが本当に良かった!
地味にAエンドの存在って大きいんですよ。
ぶっちゃけなくてもいいエンドなんですが、あったほうがより良くなるエンド。
このルートだけはリリィちゃんが穢れない状態で他所へと旅立てるから……
このエンドで見られる、黒衣の騎士とのお別れも好きです。
あとBもCもそうなんですが、
少女は言った、というのがすごく好きで。
リリィちゃん本編中は話せないので……ここで言うのがとってもいい。
全ての要素を回収してCエンドを見た時の感動はなかなかどうして。
雨がやみ、みんなのお墓を作って終わるのは本当に素敵なエンディングでした!美しい!
気になった点(ネタバレあり)
実はほとんどないです!めちゃくちゃ良かった!
・接触ダメージがある
最近のゲームってあんまりないんですよ。
回避したら敵が大きすぎて敵の接触ダメージ受けちゃったとか。
敵の背後に回り込んだのに、急に後ろ下がってきて接触ダメージ受けちゃったとか。
ちまちま蓄積するとちょっとストレスだったかなと思います。
が、次回作マグノリアではなくなるそうです!
・一部技術が必須な点
これは不満点というか、出来なかった人いない?大丈夫だった?というか。
井戸の地下、主に君のことだよ!!
ちなみにやるのは普通に面白かったので、不満店ではありません。
まあ私は元々操作担当じゃないからね。弟はアクション自信ありなので。
出来ない人大丈夫だった?的な。マップ埋められない人いたんじゃないかな……
・後半の難易度
道中の難易度普通におかしいよ!!
敵めちゃくちゃ強いのにスリップダメージあるの普通にやばすぎ。
の割に、禁じられた領域のミーリエルもラスボスも……いやあのラスボスは強くなくていいか。
道中しんどすぎてボス戦のほうが楽でした。
総括
滅びた王国の美しいストーリー。
徹底して親切なゲームシステム。
ビジュアル面も音楽面も神でした。
安易に鬱ゲー!って評価してる人を鵜呑みにしないで欲しい。温かなストーリーです。
マグノリアもプレイしましたが、毛色はだいぶ違いましたね。
個人的にはストーリーは圧倒的にリリーズのほうが好きだったので、普通にリリーズからプレイしてもらいたいな。
リリーズにしかない、切なさや静けさ、儚さがあります。
もちろんマグノリアも面白かったですが。
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