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アスペルガー症候群。

アスペルガーの勲章と、手に入れた孤独
先日、僕は「アスペルガー」という名の勲章を受け取った。10年間、人混みが苦手で、人と話したくないと訴え続けてきたにもかかわらず、「今、こうして話せているじゃないか」という理由で、その声は黙殺され続けてきた。会話の前に、どれほどのアルコールを必要としているかなんて、誰も気にも留めない。

嘲笑の的だった学生時代
思えば学生時代、その特性はピエロのように嘲笑の的として扱われた。それを隠さなければ、すぐにいじめの対象になる。不細工だからアスペ。デブだからアスペ。気に食わないからアスペ。そんな理不尽なレッテル貼りが横行する環境で、僕は生き抜くために過剰なまでに他人に気を遣うようになった。

高校の同級生には、気味が悪いくらい媚びへつらい、うやうやしく接した。しかし、ひとたび趣味の話になれば、相手を置き去りにして自分と対話し始めてしまう。そんな矛盾を抱えていた。

(ふと、ビートルズの逸話が頭をよぎる。もしマザー・メアリーが本当に現れて「Let It Be」と告げていたなら、彼らは解散せずに済んだのだろうか。もっとも、ポールのような目立ちたがり屋が「夢で母に言われたんだ」と語っても、どうにも説得力に欠ける気はするが。「Yesterday」が寝起きに生まれたという話の方が、よほどしっくりくる。)

社会からの逃走と、勝ち取ったはずの自由
話を戻そう。結局、僕は高校を中退し、別の学校に入り直すも長続きせず、大学も辞めた。「社会人」という、僕にとっては理解しがたい集団とは距離を置くことを選んだ。

そして、ついに僕は、僕が嫌いな環境から抜け出すことに成功した。誰にも気を遣う必要なく、コミュニケーションを強要されることもない。ただ音楽を聴きながら寝っ転がっているだけで生きていける環境。それを、僕は自らの手で勝ち取ったのだ。おめでとう、僕。

孤独という名の痛み
しかし、その静寂の中で、僕は忘れていた感情を思い出した。

ひとりぼっちは、寂しい。そして、辛いのだと。


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