アンガーマネジメントと私①|怒りに振り回されていた自分の話
本日から4本連続でアンガーマネジメントを学ぶ前後から今後についてまとめました。
怒りっぽかった私が、アンガーマネジメントに出会うまで
子どもの頃から、すぐにカッとなるタイプだった
正直に言うと、私はもともと怒りっぽい人間でした。
子どもの頃から、ちょっとしたことでカッとなる。
友達に冗談でからかわれただけでも、それを冗談だと受け取ることができず、すぐに感情が爆発してしまう。
当時の私は、自分の気持ちを言葉にすることがとても苦手でした。
だからこそ、怒りを感じた瞬間に、それをどう扱えばいいのか分からず、結果として「手が出る」という形で表現していました。
そのときの私は、それを問題だとは思っていませんでした。
むしろ、「バカにされた」「ちゃんと対応しないといけない」という気持ちの方が強く、自分なりに“正しく反応している”つもりでした。
中学生のとき、担任の先生に手を上げたことも
今振り返っても、強く印象に残っている出来事があります。
中学生の頃、いわゆる反抗期の時期でした。
当時の私は、学校のルールに対して反発することも多く、朝礼での「起立・礼」をあえてしない、という行動を続けていました。
今思えば、完全に自分の非です。
規律を守らないことは、授業の進行を妨げることにもなりますし、周囲にも影響を与えます。
ただ、当時の私は、そこまで考えられていませんでした。
成績が良かったからこその「傲慢さ」
私は比較的、学校の成績が良い方でした。
そのことが、知らず知らずのうちに「自分は分かっている」「先生の言うことがすべて正しいわけではない」という感覚につながっていたのだと思います。
今振り返ると、かなり傲慢だったと思います。
先生という立場や役割を尊重するよりも、自分の中の基準で物事を判断し、「納得できないものには従わない」という態度を取っていました。
感情が爆発した瞬間
ある日、担任の先生が私のところに来て、「なぜ起立しないんだ」と注意を受けました。
その流れで、頭をげんこつで叩かれました。
今の時代であれば問題になる対応かもしれませんが、当時は教師が手を出すことが必ずしも問題視されていない時代背景もありました。
ただ、その瞬間、私の中で何かが一気に切れます。
「叩かれた」という事実に強く反応し、怒りが一気に膨れ上がる。
気づいたときには、先生の顔を殴っていました。
「自分が悪い」と分かっていても止められなかった
今の自分であれば、はっきり分かります。
あの時、悪かったのは自分です。
ルールを守らず、授業の進行を乱していたのは私でした。
先生が注意するのは当然のことですし、教師の立場であれば、あのような対応をするのも無理はなかったと思います。(げんこつは今の時代においてはNGですが、、)
それでも、当時の私は、その状況を冷静に受け止めることができませんでした。
「自分が悪い」という認識と、
「叩かれた」という怒りの感情。
その2つを切り分けることができず、
怒りに支配され、そのまま行動に出てしまったのです。
手は出なくなった。でも怒りは消えていなかった。
大人になると、さすがに手が出ることはなくなりました。
しかし、怒りそのものがなくなったわけではありませんでした。
今度は「言葉」でぶつけるようになっていったのです。
イラッとした瞬間に、大きな声で怒鳴ってしまう。
感情を抑えきれず、そのまま言葉として相手にぶつけてしまう。
形が変わっただけで、本質は何も変わっていませんでした。
職場を凍らせた一言
特に印象に残っているのは、仕事中の出来事です。
忙しい中で、上司から同じような質問を何度もされる。
そのたびに「なんで同じことを何度も聞くんだ」とイライラが募っていきました。
そして、ある瞬間、感情が爆発します。
気づいたときには、職場中に響き渡るような声で怒鳴っていました。
「だからあなたは仕事ができないんだよ」
当時の上司に対して発した言葉です。
今振り返ると本当にひどい言葉でした。
しかし、そのときの私は、その言葉を止めることができませんでした。
一瞬で変わる、職場の空気
その言葉が発せられた瞬間、空気が変わります。
周りのメンバーが一斉に静まり返る。
さっきまで普通に会話していた空間が、一瞬で凍りつく。
そして、しばらくすると、誰も話しかけてこなくなる。
その場では「言ってやった」という感覚がどこかにあったとしても、時間が経って冷静になると、「これはまずいな」と別の感情が出てきました。
正しさよりも、関係性が壊れていく
自分は間違ったことを言っていない。
そう思っているのに、なぜか人との関係が悪くなっていく。
コミュニケーションは減り、距離ができていく。
本来であればスムーズに進むはずの仕事も、どこかぎこちなくなる。
その現実に、強い違和感を覚えるようになりました。
「このままでいいのか?」という違和感
「なんでこんなことになるんだろう」
「自分は正しいことを言っているはずなのに」
そう思いながらも、同じことを繰り返してしまう。
この頃から、少しずつですが、「このままではいけない」という感覚が芽生え始めていました。
ただ、その時点では、どうすればいいのかは全く分かりませんでした。
怒りを感じないようにすればいいのか。
我慢すればいいのか。
それとも、性格だから仕方ないのか。
答えは見つからないまま、日々を過ごしていたのです。
人生を変える出会い
そんな私が、後に「アンガーマネジメント」と出会うことになります。
それは、自分の人生を大きく変えるきっかけになるとは、この時はまだ想像もしていませんでした。
