61回直前予想:間質性肺炎とKL-6、SP-D
いよいよ61回国家試験が近づいてきました。本当に直前ですが、間質性肺炎とKL-6、SP-Dについて紹介します。
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予想問題
特発性間質性肺炎で陽性となるものはどれか。2つ選べ。
1.KL-6
2.D-ダイマー
3.FDP
4.HbA1c
5.SP-D
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【答え】1と5
【解説】KL-6は58回午前17の間質性肺炎の問題文中にKL-6 790 U/mL (基準値 500 U/mL未満)と記載されていました。KL-6は主に間質性肺炎の診断や活動性評価に用いられる血液中の物質(血清マーカー)です。肺胞上皮細胞が障害・再生されると血液中に流出し、数値が上昇するため、特発性間質性肺炎の重症度把握や治療効果の指標として非常に有用です。
★KL-6は間質性肺炎の診断に最も感度・特異度が高いマーカーであり、他の肺疾患(細菌性肺炎など)ではあまり上昇しません。
★間質性肺炎の病勢を反映して数値が上下し、急激な悪化(急性増悪)時には著明に上昇します。
★KL-6の値が高い(目安として以上)場合は、予後不良の可能性が示唆されます。
★間質性肺炎以外にも、肺腺癌、膵癌、乳癌などの悪性腫瘍で高値を示すことがあります
SP-Dは59回午前2の肺血栓塞栓症の問題で選択枝5に出ていました。したがって今後それを用いた出題がされるかもしれません。SP-Dはsurfactant protein Dの略で、肺のⅡ型肺胞上皮細胞より産生・分泌される肺特異的な蛋白の一種です。KL-6とともに、特発性間質性肺炎で高い陽性率を示します。
SP-Dの他、SP-Aも線維化の指標に用いられます。
KL-6とSP-Dの覚え方


